ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

ファンレター

2014-11-15 | 美・技
愛犬と山歩きをする時や長距離を歩く時、
目標はあるようで、実はない。
Zionが行きたくないと言った地点がゴールであり、リタイアポイント。
いつもそう思っている。



阿蘇や久住の山々、近場の低山、ウォーキングコース。
犬にとっての難所も越えて、Zionは揚々とする。
前へ前へ・・・休もうともしない。

その様子を見ていると、一緒に歩くことが楽しくて、
こちらがバテていることも忘れてしまう。
そして、いつの間にか、同じ目標が見えて来るように思える。

特別なことは何もない日々の散歩でも、変わりはない。
毎日、毎日、どんな道でも全力で楽しむのだ。

この人だって・・・



羽生選手は少し落ち着けただろうか。

彼がジュニア時代の頃から応援しているのだが、
シニアに上がり、震災を乗り越え、カナダに行っても、オリンピックチャンピオンになっても
変わらないことがあるように思う。
大きな大会でも小さな大会でもアイスショーでも練習でも
ケガを隠しながらでも、
今、自分が出来る全てをリンクにぶつけるように滑る。



あの日の4分30秒もそうだった。
そして、フリーではこれまでに200点に迫るスコアを持っている彼が
ボロボロになりながら、Kiss & Cry (得点を待つ席)に向かう。
あり得ない低い得点が出ることを覚悟しながら。
席に着くと、彼はプーさんに言った。
ごめんな・・・
ごめんは、納得のいく演技が出来なかったこと?
体を大切にしなかったこと?

きみを突き動かすものは何なのだろう。
その真っすぐさが美しくて、
危うげで、とても心配だ。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!