ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

不測の事態が起きた時

2014-02-20 | 社会
ノーリードの犬。
私自身はノーリードの犬に襲われたことは一度もないが、
散歩中、愛犬が攻撃されたことは何度かある。
愛犬の落ち着いた対処に助けられたのだが、
興奮した大型犬が走り寄って来る姿は、まさに恐怖だ。

つい最近も河原で放されている3頭のうちの1頭が
園児ら3人に咬みつくという事件があったばかり。

飼い主はルールを守れ!
しかし、そう言うだけではルールは守られない。
ノーリードの危険性の本質をきちんと分かってこそ
その必要性が理解されると思う。



犬は、幼年期に親兄弟から社会性を学び、
その後も人や他の犬との間で社会性を磨くことにより、
問題解決のための適切な対処法を習得していく。
そう私は理解している。
例えば、対等なオス同士がお互いを認識しながらも無視しているのは、
無駄な争いをしないという社会性が身についた
理想的な姿だと思う。



犬が外に放された時、リラックスしていられるのは、
この社会性と臭覚などから得た周囲の情報により
恐怖や緊張を感じる必要がないことを判断出来るからである。

そういう状況にない犬がノーリードにされた時、
その心中は、緊張感でいっぱいなのだ。
そこへ見知らぬ人や犬が現れ、対処法が分からないままに
攻撃してしまうということはあり得る行動と言える。



飼い主は、愛犬と生活する上での躾だけでなく、
愛犬の社会性を磨く大切さをもっと知ろう。

少なくとも飼い主とリードで結ばれている時、
愛犬は安心していられるのだということを知ろう。

そして、過失をしてしまった・・・
不測の事態が起きてしまった時、
興奮する愛犬を取り押さえるのは、他の誰でもない
飼い主なのだということを強調したい。

それが飼い主の責任であり、
愛犬を守る最後の手段だと思う。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!