宝塚星組公演
バウ・ロマン
『天使のはしご』
~ジェーン・オースティン作「高慢と偏見」より~
脚本・演出/鈴木 圭

星組の3番手?涼紫央主演、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」をべ―スに脚色された公演・・・
いかにも宝塚らしい芝居が観られそう。
しかも、2番手どころにともみんこと夢乃聖夏ちゃん、美弥るりかちゃんが入ると聞いて、一度は観なくては・・と
3月7日15:00、公演初日に観劇して参りました。
・・・で、明日はもう千秋楽なんですよね^^;
でも、今回は珍しく、東上が先で、バウが後ですので、西の本拠地で楽しみになさっている方々が羨ましかったりして・・・
これは、このポスターが勿体なかったですね。
この画像では想像できないほど素敵な舞台でした^^
お話は、小説も有名ですし、映画化もされているので今更ネタばれでもないでしょうから、ざっとあらすじを。
サマセット・モーム著「世界の十大小説」にも挙げられるイギリスの女流作家ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」は、17~18世紀のイギリスの片田舎を舞台に、当時の女性の結婚事情と、誤解と偏見から起こる恋のすれ違いを描いた恋愛小説で、幾度となく映像化もされている名作。若き日のローレンス・オリヴィエも演じた、寛容でありながら「高慢」な男と誤解されがちなニヒルで高貴なダーシー役に涼 紫央を配し、魅力的なキャラクターが揃った周囲とのユーモラスなやりとりを交えた、ウィットに富んだ上質なミュージカル作品です。
以上が公式HPからの抜粋。
主人公は貴族のダ―シ―(涼紫央)と中産階級のリジ―ことエリザベス・ベネット(音波みのり)。
5人姉妹を金持ちに嫁がせたくてたまらないベネット夫人(英真なおき)は近所に越してきた裕福な貴族ビングリー(美弥るりか)家の舞踏会を大きなチャンスと娘たちに説く。
一番美人の長女ジェーン(華雅りりか)とビングリーはめでたくお互い一目惚れ。
知的な美女で客観的な視野を持つ次女リジ―はビングリーの友人ダ―シ―に紹介されるも、友人であるビングリーの恋を階級差を理由に懸念する高慢な態度に心傷つき反発を強める。ダ―シ―は意見をハッキリと言う聡明で情の強いリジ―が気にかかる。
ベネット家の財産を管理する牧師コリンズ(天寿光希)をリジ―の夫にとベネット夫人が画策するが、リジ―は拒絶。だが、親友シャーロット(音花ゆり)はオールドミスの自分を鑑みて、打算で彼と婚約。
周囲の「結婚=生活の糧」という風潮と、幼い頃から愛読の童話、「天使のはしご」にある空からの光が差し込むように愛の降り注ぐ相手との結婚を夢見る気持ちとの間で揺れるリジ―。
一方、軍服姿の良い将校たちにぞっこんの末の娘2人のうち、末娘のリディア(綺咲愛里)は、リジ―がダ―シ―への反発で意気投合したジョージ・ウィカム(夢乃聖夏)と駆け落ち。
ウィカムは、ダ―シ―の妹ジョージアナ(優香りこ)との愛を兄に引き裂かれたと訴えたが事実は逆。
ダーシー家の執事であった父の死後、息子のように育てられた恩を忘れ、財産目当てで幼いジョージアナをだまして拉致しようとしたウィカムから妹を守ったのがダ―シ―と知らされる。
ビングリーとジェーンの縁組への懸念の背景も理解できたところで、改心したウィカムとリディアのために借金を肩代わりしたのがダ―シ―と知り、ビングリーがダ―シ―らの反対を押して、ジェーンに求婚に来たことなどを受けて、リジ―の心も氷解。
主人公2人はお互い素直に相手を見直し、HappyEnding.
涼サンは、ツンデレの素敵な2枚目。
鬘もポスターとは違う、アッシュ系のクールなスタイルで、きっと特注であつらえた、数々の貴族服と相まって、宝塚の貴公子そのもの。
1幕ではしどころがなく、2幕で突然いい人全開というバランスの悪い脚本ながら、役の精神を理解し、タカラヅカらしいスタイルを極めている演技は観ていて安定感がありますね。
本公演では、スタイル・歌やダンスの技量などであと一歩足りない感が否めないのですが、こういう宛書きの作品だと、人一倍強いタカラヅカ愛からくる完成された世界観がプラスに転じておさまりが良いデス。
美弥るりかちゃんは、金髪のセンターパーツの前髪がカールした鬘が今一つですが、涼サンのほうが男前という設定ゆえ仕方なし^^;
優しくて純粋な人柄、恋するおぼっちゃまの浮遊感はとても良く出ていて、優しそうではあるけど、美人??かなぁ?と疑問な華雅りりかちゃんをいつしか美女に見せてくれるのはるりかちゃんのウットリとした大きな瞳ゆえ・・・v
2幕では、少ない出番ながら、跪いての大げさなセリフでのプロポーズ場面、こういう大芝居もハマるのが魅力だと思わず身を乗り出してしまいます。
この作品が星組最後。Wトップの月組に異動しての「ロミオとジュリエット」では2番手として、3番手の役どころのマーキューシオかベンヴォーリオが回ってきそう・・・。
大型男役の多い星組ではそのフェアリーな持ち味は愛でられても、番手的に厳しかったから、月で役付きが良くなりますように・・・。
夢乃聖夏ちゃんのウィカムは、涼サンに合わせて小柄な出演者が多い中、突出してスタイルが良くて思わず観惚れる色悪。
しかも原作では悪い男のままなのに、この作品では、リディアの無邪気さに自分のひねくれた心を正されたと改心までして、良い人に。これは宛書き?
フィナーレ・ショーでは、涼さんセンターで、みやるりちゃんとともみんが両サイドでバリバリにきざって踊っていて眼福。
夢乃さんは雪組へ・・・。
7月の公演では、音月桂ちゃんの「フットルース」ではなく2番手早霧せいなちゃんのバウ・ミュージカル・プレイ
『双曲線上のカルテ』~渡辺淳一作「無影燈」より~の方に出演が決まりましたね。
石田先生の脚本だから、上手くまとめそう。
フットルースでベスト・ジーニスト振りを観られるかと思ったのに・・・でも、同期2番手のちぎちゃん公演の方が、期待される若手配役設定だから、活躍できることを祈りつつ・・・^^
ヒロイン、リジ―の音波みのりちゃんは、いつの間にこんな美女に!とびっくり。
いや、オーシャンズのときも可愛かったけど。
わっかのドレスがこれほどまでに似合うようになったとは・・・。
小柄ながら、立体感のある体型、お化粧映えのするキュートな小顔ではありましたが、「愛と青春の旅立ち」の頃はもっと首がしっかりしていて、女性士官候補生としてのマッチョさもそこそこあったのに、今は嘘のように滑らかなデコルテと長い首のラインがドレスに映えること!
白羽ゆりちゃんを彷彿とさせる美形の娘役で、声もきれい。
メゾソプラノの心地よい響き、心のこもった演技、押しが強すぎるわけでもないけど芯のあるセリフ回し。
ここ数作、涼さんの相手役を務めているうちに良い感じに洗練されてきたはるこちゃん。
どこの組なら・・・というわけではないですし、今、下級生の娘役さんが注目されていますが、今、輝いている完成された娘役として、TOPになっても良さそうな、そんな素敵なヒロインっぷりでした。
あ、歌は・・・そこそこです。そこは相変わらず^^;
この作品は、娘役に役が多いのが特色。
お父さん役が多かった元組長の英真さんが愛嬌のある母親役で笑いをとりつつ、フィナーレ・ショーでは男役に交じってガツガツ踊っていらして^^;
この公演から専科さんなので、こういう自由な出演の仕方は、今後は観られなくなるかも。
次の月組のロミジュリにも出演されるそうですし、人間味溢れる年配者役で、男女ともに演じられる個性でこれからも出番の多そうな方です。
対照的に貴族の中の貴族、キャサリン・デ・バ―グ公爵夫人がぴったりなのが新組長の万里柚美さん。
怜悧な美貌がこういう役どころにぴったりですね。
5人姉妹は、現代っ子役が得意かと思いきや、優しげな風情でおしとやかなジェーンでちゃんとお姉さんに見えた華雅りりかちゃんを筆頭に、3女のメガネっ子妃白ゆあちゃん、末娘と張り合う賑やかな4女妃海風ちゃん、末っ子の5女憎めない天真爛漫な綺咲愛里ちゃんと、若草物語さながらの姉妹の楽しさ。
星組の歌姫なのに、歌のシーンがないのが残念だったの音花ゆりちゃんは地に足のついた現実的なシャーロットをしっとりと演じ・・・。
キレイだけれど上手いがゆえに、脇のクセのある人物を振られがちなミッキー(天寿光希)が胴布団とマッシュルームカットの鬘をつけて自信家で悪意はないのに相手をイラっとさせてしまうコリンズ牧師を怪演^^;
演技だけで充分コリンズの個性が出せているので、ここまで胴布団を入れなくても良いかも?
士官役では、汐月しゅうくん、十碧れいやちゃん、漣レイラくん、麻央祐希くん辺りが目を惹きました。
ダンサーなしゅうくんなど、「REON!」の方に出してあげたかった人もいますが^^;
オープニングとフィナーレで、クラシックチュチュの白鳥の湖のようなバレリーナの群舞が入りますが、そのセンターを務める白鳥ゆりやちゃんは最下級生ながらの抜擢に応えての伸びやかな踊り。
バレエダンサーとしては健康的すぎかも?ですが、ジェンヌとしてはこのくらいのほうが安心かも。
演出は、1幕のラストで雷鳴の中で心情を吐露するダーシーのソロや、
ずっと音信不通?だったのに突然現れて熱烈にプロポーズするビングリーなど、男性役に、流れを作らず唐突にドラマのクライマックスを持ってくるなど、場面的にいくつか気になるところがありましたが、総じて、良作の部類に入る、後味の良い作品だったと思います
バウ・ロマン
『天使のはしご』
~ジェーン・オースティン作「高慢と偏見」より~
脚本・演出/鈴木 圭

星組の3番手?涼紫央主演、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」をべ―スに脚色された公演・・・
いかにも宝塚らしい芝居が観られそう。
しかも、2番手どころにともみんこと夢乃聖夏ちゃん、美弥るりかちゃんが入ると聞いて、一度は観なくては・・と
3月7日15:00、公演初日に観劇して参りました。
・・・で、明日はもう千秋楽なんですよね^^;
でも、今回は珍しく、東上が先で、バウが後ですので、西の本拠地で楽しみになさっている方々が羨ましかったりして・・・

これは、このポスターが勿体なかったですね。
この画像では想像できないほど素敵な舞台でした^^
お話は、小説も有名ですし、映画化もされているので今更ネタばれでもないでしょうから、ざっとあらすじを。
サマセット・モーム著「世界の十大小説」にも挙げられるイギリスの女流作家ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」は、17~18世紀のイギリスの片田舎を舞台に、当時の女性の結婚事情と、誤解と偏見から起こる恋のすれ違いを描いた恋愛小説で、幾度となく映像化もされている名作。若き日のローレンス・オリヴィエも演じた、寛容でありながら「高慢」な男と誤解されがちなニヒルで高貴なダーシー役に涼 紫央を配し、魅力的なキャラクターが揃った周囲とのユーモラスなやりとりを交えた、ウィットに富んだ上質なミュージカル作品です。
以上が公式HPからの抜粋。
主人公は貴族のダ―シ―(涼紫央)と中産階級のリジ―ことエリザベス・ベネット(音波みのり)。
5人姉妹を金持ちに嫁がせたくてたまらないベネット夫人(英真なおき)は近所に越してきた裕福な貴族ビングリー(美弥るりか)家の舞踏会を大きなチャンスと娘たちに説く。
一番美人の長女ジェーン(華雅りりか)とビングリーはめでたくお互い一目惚れ。
知的な美女で客観的な視野を持つ次女リジ―はビングリーの友人ダ―シ―に紹介されるも、友人であるビングリーの恋を階級差を理由に懸念する高慢な態度に心傷つき反発を強める。ダ―シ―は意見をハッキリと言う聡明で情の強いリジ―が気にかかる。
ベネット家の財産を管理する牧師コリンズ(天寿光希)をリジ―の夫にとベネット夫人が画策するが、リジ―は拒絶。だが、親友シャーロット(音花ゆり)はオールドミスの自分を鑑みて、打算で彼と婚約。
周囲の「結婚=生活の糧」という風潮と、幼い頃から愛読の童話、「天使のはしご」にある空からの光が差し込むように愛の降り注ぐ相手との結婚を夢見る気持ちとの間で揺れるリジ―。
一方、軍服姿の良い将校たちにぞっこんの末の娘2人のうち、末娘のリディア(綺咲愛里)は、リジ―がダ―シ―への反発で意気投合したジョージ・ウィカム(夢乃聖夏)と駆け落ち。
ウィカムは、ダ―シ―の妹ジョージアナ(優香りこ)との愛を兄に引き裂かれたと訴えたが事実は逆。
ダーシー家の執事であった父の死後、息子のように育てられた恩を忘れ、財産目当てで幼いジョージアナをだまして拉致しようとしたウィカムから妹を守ったのがダ―シ―と知らされる。
ビングリーとジェーンの縁組への懸念の背景も理解できたところで、改心したウィカムとリディアのために借金を肩代わりしたのがダ―シ―と知り、ビングリーがダ―シ―らの反対を押して、ジェーンに求婚に来たことなどを受けて、リジ―の心も氷解。
主人公2人はお互い素直に相手を見直し、HappyEnding.
涼サンは、ツンデレの素敵な2枚目。
鬘もポスターとは違う、アッシュ系のクールなスタイルで、きっと特注であつらえた、数々の貴族服と相まって、宝塚の貴公子そのもの。
1幕ではしどころがなく、2幕で突然いい人全開というバランスの悪い脚本ながら、役の精神を理解し、タカラヅカらしいスタイルを極めている演技は観ていて安定感がありますね。
本公演では、スタイル・歌やダンスの技量などであと一歩足りない感が否めないのですが、こういう宛書きの作品だと、人一倍強いタカラヅカ愛からくる完成された世界観がプラスに転じておさまりが良いデス。
美弥るりかちゃんは、金髪のセンターパーツの前髪がカールした鬘が今一つですが、涼サンのほうが男前という設定ゆえ仕方なし^^;
優しくて純粋な人柄、恋するおぼっちゃまの浮遊感はとても良く出ていて、優しそうではあるけど、美人??かなぁ?と疑問な華雅りりかちゃんをいつしか美女に見せてくれるのはるりかちゃんのウットリとした大きな瞳ゆえ・・・v
2幕では、少ない出番ながら、跪いての大げさなセリフでのプロポーズ場面、こういう大芝居もハマるのが魅力だと思わず身を乗り出してしまいます。
この作品が星組最後。Wトップの月組に異動しての「ロミオとジュリエット」では2番手として、3番手の役どころのマーキューシオかベンヴォーリオが回ってきそう・・・。
大型男役の多い星組ではそのフェアリーな持ち味は愛でられても、番手的に厳しかったから、月で役付きが良くなりますように・・・。
夢乃聖夏ちゃんのウィカムは、涼サンに合わせて小柄な出演者が多い中、突出してスタイルが良くて思わず観惚れる色悪。
しかも原作では悪い男のままなのに、この作品では、リディアの無邪気さに自分のひねくれた心を正されたと改心までして、良い人に。これは宛書き?
フィナーレ・ショーでは、涼さんセンターで、みやるりちゃんとともみんが両サイドでバリバリにきざって踊っていて眼福。
夢乃さんは雪組へ・・・。
7月の公演では、音月桂ちゃんの「フットルース」ではなく2番手早霧せいなちゃんのバウ・ミュージカル・プレイ
『双曲線上のカルテ』~渡辺淳一作「無影燈」より~の方に出演が決まりましたね。
石田先生の脚本だから、上手くまとめそう。
フットルースでベスト・ジーニスト振りを観られるかと思ったのに・・・でも、同期2番手のちぎちゃん公演の方が、期待される若手配役設定だから、活躍できることを祈りつつ・・・^^
ヒロイン、リジ―の音波みのりちゃんは、いつの間にこんな美女に!とびっくり。
いや、オーシャンズのときも可愛かったけど。
わっかのドレスがこれほどまでに似合うようになったとは・・・。
小柄ながら、立体感のある体型、お化粧映えのするキュートな小顔ではありましたが、「愛と青春の旅立ち」の頃はもっと首がしっかりしていて、女性士官候補生としてのマッチョさもそこそこあったのに、今は嘘のように滑らかなデコルテと長い首のラインがドレスに映えること!
白羽ゆりちゃんを彷彿とさせる美形の娘役で、声もきれい。
メゾソプラノの心地よい響き、心のこもった演技、押しが強すぎるわけでもないけど芯のあるセリフ回し。
ここ数作、涼さんの相手役を務めているうちに良い感じに洗練されてきたはるこちゃん。
どこの組なら・・・というわけではないですし、今、下級生の娘役さんが注目されていますが、今、輝いている完成された娘役として、TOPになっても良さそうな、そんな素敵なヒロインっぷりでした。
あ、歌は・・・そこそこです。そこは相変わらず^^;
この作品は、娘役に役が多いのが特色。
お父さん役が多かった元組長の英真さんが愛嬌のある母親役で笑いをとりつつ、フィナーレ・ショーでは男役に交じってガツガツ踊っていらして^^;
この公演から専科さんなので、こういう自由な出演の仕方は、今後は観られなくなるかも。
次の月組のロミジュリにも出演されるそうですし、人間味溢れる年配者役で、男女ともに演じられる個性でこれからも出番の多そうな方です。
対照的に貴族の中の貴族、キャサリン・デ・バ―グ公爵夫人がぴったりなのが新組長の万里柚美さん。
怜悧な美貌がこういう役どころにぴったりですね。
5人姉妹は、現代っ子役が得意かと思いきや、優しげな風情でおしとやかなジェーンでちゃんとお姉さんに見えた華雅りりかちゃんを筆頭に、3女のメガネっ子妃白ゆあちゃん、末娘と張り合う賑やかな4女妃海風ちゃん、末っ子の5女憎めない天真爛漫な綺咲愛里ちゃんと、若草物語さながらの姉妹の楽しさ。
星組の歌姫なのに、歌のシーンがないのが残念だったの音花ゆりちゃんは地に足のついた現実的なシャーロットをしっとりと演じ・・・。
キレイだけれど上手いがゆえに、脇のクセのある人物を振られがちなミッキー(天寿光希)が胴布団とマッシュルームカットの鬘をつけて自信家で悪意はないのに相手をイラっとさせてしまうコリンズ牧師を怪演^^;
演技だけで充分コリンズの個性が出せているので、ここまで胴布団を入れなくても良いかも?
士官役では、汐月しゅうくん、十碧れいやちゃん、漣レイラくん、麻央祐希くん辺りが目を惹きました。
ダンサーなしゅうくんなど、「REON!」の方に出してあげたかった人もいますが^^;
オープニングとフィナーレで、クラシックチュチュの白鳥の湖のようなバレリーナの群舞が入りますが、そのセンターを務める白鳥ゆりやちゃんは最下級生ながらの抜擢に応えての伸びやかな踊り。
バレエダンサーとしては健康的すぎかも?ですが、ジェンヌとしてはこのくらいのほうが安心かも。
演出は、1幕のラストで雷鳴の中で心情を吐露するダーシーのソロや、
ずっと音信不通?だったのに突然現れて熱烈にプロポーズするビングリーなど、男性役に、流れを作らず唐突にドラマのクライマックスを持ってくるなど、場面的にいくつか気になるところがありましたが、総じて、良作の部類に入る、後味の良い作品だったと思います

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