斎藤茂吉が好きである。

郷里が、山形と言うのみならず、

茂吉の、人となり、歌には、

奥深い、魅力が溢れている。

たとえ、不遇の時代であっても、

明るく快活に生きる。

常に、小便用のバケツを持ち歩き、

そのバケツに、極楽と言う、

名前を付けていた。

うなぎなら、毎日でも好いほど、

大好きだった。

その歌には、力強さと、人の悲哀

までが、現されている気がする。

五月雨を　あつめて早し　最上川

死に近き　母の添い寝の　しんしんと

　　　遠田のかわづ　天に聞ゆる

知っていると、幸せになる、

歌があります。

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共同声明は出たけれど。

野田首相が訪米し、共同声明を出した。

全く、意味の無い、仕事である。

沖縄の基地問題、TPP問題、原発問題、

北朝鮮問題、レアアース問題、領土問題、

総ての問題に、全く触れていない。

内容は、日米が仲良くする、と言う事。

もはや、この、７０年近く、続いてる事で、

何ら、意味を成さない。

外交の達人だった、新井白石の、真似でも、

していただきたいものだ。


※新井白石の外交手腕

朝鮮の外交使節を、迎える役目を果たす時、

白石は、使節団が、江戸に来る前に、立ち寄る、

対馬藩に、自分の漢詩の書物を送った。

使節団は、これを読み、日本の文化レベルの

高さに驚いた。

そうして、江戸に入ると、担当者の白石が、

作者と知り、平伏すほどに、尊敬したそうである。


外交は、昔から、人柄だけでは、駄目である。

目的達成の為には、センスも、技術も、

必要不可欠である。

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不愉快な話。

もう直ぐ、オリンピックが開催される、

イギリス、ロンドンでは、空からの、

テロ攻撃に備え、地対空ミサイルを、

市内のマンション屋上に、全６ヶ所、

設置するそうである。

平和の祭典である、オリンピックで、

この状況は哀しい。

そして、そんな事が、必要な現実が、

更に、哀しく寂しい。

陳氏の嘆き。

中華人民共和国、人権活動家、

陳氏が、自宅軟禁から逃げて、

北京のアメリカ大使館に逃げ込んでいた。

４月２２日と言うから、２週間ほど、

経過した事になる。

この時期、丁度、クリントン国務長官の、

訪中があった。

キャンベル次官補も、呼び寄せられて、

オバマ政権は、陳氏を、救出するだろうと、

想像されたし、僕もそう願っていた。

病気療養の理由で、クリントン長官が、

帰国の際に、同行させれば好いんだと。

ところが、現実は厳しく、陳氏は、

再び、中国政府の監理下に入った。

クリントン長官は、自分の意思で帰った、

と言うが、陳氏は、中国政府から、

脅かされたと言っている。

元々が、自分の意思で、大使館まで、

逃げて来たのだから、どちらが正しいかは、

自明だろうと思う。

勿論、家族への脅迫で、戻ったに違いない。

アメリカの、この弱さは何だ。

これでは、オバマ政権に未来は無い。

これを怒っていたら、ミャンマーの、

アウンサー・スーチーさんを思い出した。

軟禁状態から解放されて、選挙に出て、

国会議員になったが、憲法に従う、

宣誓問題で、もめていた。

彼女は、京都大学に、研究生で、

来日していた期間がある。

日本政府は、一言くらい、援護射撃をしても、

罰は当たらなかったろう。

アメリカは弱くなったが、日本も弱い。

中国や北朝鮮などの、間違った、

強権国家が、幅を利かす世界になってしまう。

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