平成徒然草(萩原 希仁)

毎日の喜怒哀楽をストレートに表現してゆく。

東日本大震災の復興を考える時。

2013-03-29 05:55:32 | 日記
今必要なのは、人間哲学ではないだろうか。

経済や、医療、福祉事業も、勿論だが。

それら其々にも、人間哲学が必須ではないか。


人間の生活には、実は、絶対的な答えなど無い。

その厳しさが、復興の前に立ち塞がる。


その事を、充分に理解した上で、我が町の、

中長期的な展望を示す。

きっと、そんな政治が求められている。


希望の光、一点の希望が欲しいのだ。

最も大切な人達を弔い、津波の跡形を、

片付けたら、次は、前を向きたい。


次の災害を踏まえて、高台移転を優先するのか。

海岸の地元産業基盤の、復興を急ぐか。

どちらも間違いでは無いので、難問だが、

何らかの方針を決めねば、これからが無い。


人間には、この上無い、美しさもあるが、

真っ黒い恐ろしい残酷さもある。

他人の為に、我が命を懸ける人も、自分の為に、

他人を殺す人も居る。


事は、綺麗事だけでは済まない。



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橋下徹・考

2013-03-26 23:41:45 | 日記
結論から言おう。

橋下徹氏は、大した政治家では無い。

好き嫌いで言ったら、嫌いでは無いが。


で、それは何故か。

その主たる原因は、はっきりしている。

それは、「お前らなんかに、何が解るか!」

と言う、相手を蔑(さげす)む心理が見えるからだ。

確かに、頭脳明晰なのだろう。

しかし、この傲慢さは、何時の日か、

必ず、大きな失策を生じるだろう。


こんな傲慢さは、説明不足を生む。

例えば、体罰問題で、自殺少年を重視するあまり、

大阪で、小学校5年生が、命懸けで、

自殺という手段で、愛する母校の廃校反対を訴えた。

これなどは、自殺否定から入らない、

彼の説明不足のなせる技である。


それでも嫌いではない。

勿論好きではないが、他の政治家が、

余りに本音で語らないからだ。

どんな人間なのか、それさえが見えてこない。


嫌らしい言い方をすれば、こう言う傲慢さは、

石原氏と、酷似していると思う。

自分以外は、全てが目下なのだ。


昔、同じ様に傲慢に見えて、実は、

全く違う政治家が居たのを思い出す。

それは、田中角栄元首相である。

彼は、天才で馬力もあったが、周りの人間に、

とても優しい気遣いを持っていた。


晩年まで言っていた逸話がある。

彼は若き日に、ガラス会社の社長宅に、

住み込んでいた。

高価なガラス商品を自転車で配送中に、

転んでしまって、割ってしまった。

彼は、何年掛かっても、給料から引いて下さいと、

言ったが、社長は、身体を気遣うだけで、

弁償させなかったと言うのだ。


だから、田中角栄は、失敗した部下を、

潰してしまわなかったと言う。

流石に大人物であり、橋下氏や、石原氏とは、

一味も二味も違っている。

と、僕は思うのである。


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久しぶりのKFC。

2013-03-18 02:11:35 | 日記
3ヶ月以上も、介護ベットに寝たきりだった母が、

暖かくなってきたからか、調子が好くなって、

今日は、車椅子に乗せて、長くなった髪を切りに、

お気に入りの美容院へ連れていきました。

昔は路面店だった店舗が、今現在では、

ダイエーの1Fに、入っています。

それで、終わってから、久しぶりに、やはり、

ダイエーの1Fにある、KFCへも行きました。


何度か書いていますが、ケンタッキーは、

僕自身が初めて飲食業を、教え込まれた職場です。

店長に成ったのさえ、もう、30年近く昔になりますが。

調布の駅前店では、売上世界第三位を達成もしました。


そんな事があったので、母も、当時から、

妻に連れられて、よく、食べに来ていましたから、

今でも、チキンが大好きです。

80歳を超えて、食が細くはなっても、今でも、

大きなオリジナルチキンを美味そうに齧ります。


今日は、接客にあったってくれた方も、とても、

気持ちの好いサービスをしてくれて、久しぶりに、

本当に愉快な時間を過ごしてきました。


今更ながらに思いました。

どんな仕事でも、立派に成し遂げれば、人を、

幸せにしてしまう事だって、出来ちゃうんです。

そうして、その逆が多いのですが、自分も、

不愉快そうで、その不愉快をまき散らしていては、

自分自身も、お客さんも、皆が不幸ですよね。


今日はとても好い、日曜日になりました。

来週も、きっと、KFCへ、出掛けるでしょう。


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メールマガジン告知

2013-03-13 19:25:02 | 日記
今週3・15号の目次です。

1-一票の格差

昨年の12月16日の衆議院総選挙に対して、

一票の重みに関しての、違憲判決が出ました。

その事に関して、僕の考えを書いています。

弁護士グループによる、意味がありそうで、

意味の無い事の、代表的な事として。



2-日本の基準

放射線や、大気汚染に関して、国の基準が、

簡単に変更される、哀しさと、それによる、

国民の国への不信感などを、述べています。




3-災害復興に関して

3・11から丸2年。

最大の問題は、旗振り役の不在か?

地域の英雄達は疲れきっている。

最早、待った無しである。



4-伊奈半左衛門忠順

震災復興のあり方を考える上で、

300年前の、江戸時代の復興代官の、

素晴らしい働きを、学んでみました。

やはり、復興には、命懸けで、

馬鹿に成りきれる人が、必要なのか!



5-アベノミクス

7月の参議院選挙で、安倍自民党は、

ねじれ状態を解消するほど、勝つと思います。

だから、経済対策の、アベノミクスは、

継続されることでしょう。

それを踏まえて、復習、再確認しています。



まれさんの週刊徒然草として、金曜日刊行。

1ヶ月分で、500円です。

是非、読んでみてください。

そうして一緒に、日本を考えましょう。

お申し込みは、メッセージ、コメントから。

お待ちしています。



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震災復興に熱い血をそそぐ。

2013-03-11 02:27:48 | 日記
あれから2年が経つ。

或る人は、震災復興が進んできたと言う。

でも、未だまだ、何も無いのではと思う。

確かに、主だった道沿いのガレキは、

綺麗に片付けられて、更地が増えた。

懐かしい郷土は、見渡す限りの、

無人の更地に変わった。

でも、これって、震災の復興ではない。

お店も、人も、命も無い。


更地になった空間には、そこの生活者が、

生活の糧(かて)を構えて、戻ってこそ、

再生と言えるのだろう。


国は、頑張る人に、二重ローンの問題すら、

手を差し伸べてはいない。

頑張る者達は、流されてしまった分のローンと、

新しく創るもののローンを、二重に抱えて、

人が減ってしまった場所で、もがいている。


そこには、個人個人の、意地と頑張りは、

見えてくるのだが、国の大きな意思は、

何も感じられない、もどかしさがある。


大震災から2年。

本来僕ら日本人とは、旗振りが居て、

皆で、同じ方向を向いて、一生懸命に、

頑張る民族ではなかったのか。

最近は、そんな悔しさを感じる時がある。


メールマガジンでは、これからも、

在るべき姿を探っていきます。

週刊で、1ヶ月500円です。

是非、お申し込みください。



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2回目の3・11を前にして。

2013-03-09 21:06:51 | 日記
大災害を通してみる人間感は、

当時から一緒である。

人間社会は、千差万別、正に、

立派な人を見ても、情けない人を見ても、

どちらも、驚くほどに、きりが無い。


一般の無名の人で、自己の命を、

顧(かえり)みず、他者を救った人達。

逆に、途方も無い、人災を起こしながら、

事実を隠し、逃げ続ける人達。


自分の視点を、どちらに向けるかで、

性善説も、性悪説も、成り立ちそうだ。


ただし、2年経過して、今現在で、

はっきり言える事がある。

それは、旗振りが不在と言う事。

いや、町内会レベルでは居るのだ。

近所の皆を叱咤激励して、引っ張る人。

ところが、政治レベルになると、

そんなリーダーが存在していない。

2年間経って、町内会のリーダーは、

孤立無援で、疲れ果ててきている。


そんな今こそ、本当の意味のリーダーが必要。

江戸時代も、明治時代も、大災害の後には、

必ずと言って良いほど、英雄が生まれた。

どうして平成の今、それが出来ないのか。


メールマガジンでは、江戸時代の復興代官、

伊奈半左衛門忠順(いなはんざえもんただのぶ)

の、仕事ぶりを追ってみたい。


メールマガジンは、週刊で、

1ヶ月500円です。

是非、お申し込みください。



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もう直ぐ、2年目の3・11が来る。

2013-03-06 01:11:18 | 日記
最近になって、ビック・データーと言う表現が、

マスコミを賑(にぎ)わせている。

3・11大震災当日の、現場に居合わせた、

多くの人間の動きのデーター解析である。


その数、何と、数十万人。

残念ながら、中には、亡くなった方の記録もある。

携帯電話のGPS(位置情報)、カーナビの記録、

Twitterへの投稿記録など、人が生きた証でもある。


福島の、原発事故の方は、きっと誰かが隠していて、

何ら、新展開は見られない。

責任も不明確だし、今後の見通しも危うい。

避難住民への配慮も乏しい。

このままでは絶対にいけないと思う。

先ず、東電は、存続してはならないのではないか。


と、それは一時置いておくとして、話を、

ビック・データーへ戻そうと思う。

今現在、膨大なデーターが、分析されている。

その中で、僕の胸を打った事実があった。

それは、大津波の被害地区内での、人間の移動行動。

最初は、驚く速さで、高台、内陸方面へ逃れているのに、

少しすると、殆どの人間、と言うか、それ以上が、

被害現場へ向かっているのだ。

結局、地震発生時よりも、1時間後の、丁度、

大津波がやってくる頃の方が、そこに居る人は増えていた。


久しぶりに、僕は泣いた。

そこには、肉親、知人を救おうとする、

人間の優しさと愛があった。

動けない年寄り、子供の為に、Uターンした人々。

この、多くの方々が亡くなっている。


間隔は不明であるが、日本に住む以上は、

こんな悲劇は必ず繰り返すだろう。

その日の備えとして、色々な場合を、家族間や、

仲間同士で語り合いたい。

その、ちょっとした事で、助かる生命が必ずある。


大震災から、もう直ぐ2年。

こんな気持ちを新たにした。


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お申込み、お待ちいたしております。



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