石川佳純の表情。

卓球で、福原愛と、石川佳純の二人が、

日本人初の、ベスト８である。

福原愛は、ここで敗退したものの、

石川佳純は、更に、ベスト４までいった。

愛ちゃん、ご苦労様でした、と言いたい。

そして、ありがとう、とも。

勿論、あなた自身の選手生命も、

まだ先があるが、石川佳純と言う、

素晴らしい後輩を引っ張り上げてくれた。

彼女は、きっと、愛ちゃんに憧れて、

卓球界に入って来たのだろう。

これからの、日本の卓球は、楽しみである。

天才肌の石川佳純は、国際大会でも、

いつも、ひょうひょうと、試合をしている。

しかし、今回のオリンピックでは、

初めて、本気の、鬼の形相を見せている。

で、初出場で、ベスト４。

このままどこまでゆくか。

日本の卓球女子は、間違い無く、

黄金期の入口に到達している。

母を寿司屋へ連れて行く。

来月の今日、８月３１日が、母の誕生日。

ちょうど、８０歳になる。

今日は、ひと月前だから、ミニお祝いだ。

車椅子で、近くの回転寿司屋へ行く。

平日だと、出来立てのあら汁が飲み放題で、

結構、美味い。

僕は、味覚が幼いので、ハンバーグや、

ポテトなんかを、食べたりしている。

あと、鯖が大好物なので、〆鯖。

回転寿司だが、５００円も出すと、

旨い、中とろも喰える。

帰りは、向かいのコンビニで、氷アイスでも、

買って来よう。

あ、あと、夜用のビール。

では、暑いけど、行って来ます。

金メダルは奇跡である。

松本　薫さんが、日本初の金メダルを獲得した。

それを観ていて、思った。

死に物狂いの努力をした、世界中の天才が、

集結してくる。

必死の努力をしなかった者達、残念だが、

天賦の才能に恵まれなかった者達は、

オリンピックの舞台には登場できない。

尚且つ、不運の怪我や、病気から、遠かった者達。

そんな最高の才能と、天運を持った人間が闘う。

最後は、その、当日の調子の問題だ。

鍛え上げられた身体と、研ぎ澄まされた、精神力。

それから、そこまで頑張っても、どうしようも無い、

計り知れ無い、不可思議な運命。

だから、金メダルは、一つの奇跡だろう。

ただ、松本　薫さんの話を聞いて、納得した。

オリンピックが始まって、日本女子柔道は、

大方の予想を裏切り、最も強いと言われていた、

軽量級、２階級で、惨敗していた。

これが、重荷にならなかったかと聞かれ、

こう、答えている。

逆に、自分の励みになったと。

やはり、奇跡などで、片付けては失礼で、

彼女は特別でもあった。

厳しい、野武士の表情だったが、とても美しかった。

中谷 力、寝技強し！

寝技は、身体全体の力が勝負である。

中谷は、確かに強い。

三角締めから、縦四方、などは、

柔道寝技の、大基本である。

今日の柔道は、アベックで、

メダルを、それも金を、期待する。

中谷の、飄々（ひょうひょう）とした、

表情が、涼しげで、好い。


頑張れ！日本！！

松本 薫、最強！

初日、二日目と、日本女子柔道は、

無敵の軽量級と言われながら、

メダルを逃してきた。

だから、今日、三日目の、松本薫は、

物凄き重圧だろう。

ただ、彼女のド根性は、通常では無い。

これまでの国際大会では、

鼻っ柱を骨折しながら、出血の中、

優勝を収めた事もある。

手の甲が、骨折していても、試合を継続した。

僕は信じている。

松本薫が、金メダルを獲得する事を。

頑張れ、日本！！

僕は凄い汗かきである。

昔からそうだった。

物凄い汗かき。

ハンカチはおろか、

タオルだって、

ぎゅっと絞れば、

汗が水溜まりになった。

腕や胸からは、塩が吹いて、

身体が、塩田みたいになった。

だから、全くの裸より、

綿のシャツが好き。

思いっきり汗を吸うから。

そこで着替えると、

汗が無くなって更々になる。

柔道着などは、

汗を何キロも吸い込んで、

重い重い、道着になった。

冷房をつけた部屋でも、

オリンピックは、汗をかいて、

興奮して観ている。

しかし、ロンドンは、騎士道の国で、

日本の武士道と、相通じるのに、

柔道競技の審判は、

余りに、程度が悪過ぎる。

武道とは、精神の道なのであって、

どこまでも、潔（いさぎよ）くないと、

いけないのである。

少し、興醒めすると共に、

一生懸命な日本選手が、

可哀想でもある気がした。

五輪柔道に憤慨す。

柔道は武道である。

武道は、精神でもある。

主審は敬意を持って処され、

副審は従うのが道理。


ところが、五輪柔道は、

全く違ってしまった。

主審が技ありを、裁定すると、

副審が詰め寄り、取り消す。

延長に入って、Ｇスコアーで、

主審が勝負あり、を、告げても、

副審が出てきて、取り消させる。

旗判定も、３－０の判定が、

本部席からのクレームで、

０－３の、逆転裁定になる。


これは、もはや、柔道に似た、

別物の競技である。

これでは、武道の目的である、

精神修行も、成されないだろう。


僕は、憤慨（ふんがい）する。

中村美里、１回戦敗退だが。

残念ながら、中村美里選手は、

１回戦で敗退してしまった。

相手は、北京オリンピックで、

立ちはだかった、北朝鮮の選手。

まあ、それは、組み合わせの妙だ。

昨日、残念だった、福見選手より、

中村選手は、オリンピック１回分若い。

もう一度、どん底から這い上がれれば、

次こそは、必ず、無敵になるだろう。


それから、今回から、効果の判定が、

無くなって、少しは、優勢狙いが減ったが、

やはり、柔道は、日本で生まれた武道とは、

全く違ったものになっている。

コーチ陣、監督は、そこを勉強し、各選手へ、

正しく教えないと、日本の強さは、戻ら無い。


折角、武道精神を持つ選手がいるのだから、

正しく教えて、強く逞しくして欲しい。


背中回しに、相手の後ろ帯を取ったり、

道着の背中をつかんだり、これは、本来の、

日本柔道では無いが、それも許されるなら、

柔道本家の日本は、それにも、勝たねばならない。


僕の様な、端くれではあるが、柔道家から見れば、

判定を直ぐに覆す主審や、帯が解けているのに、

直させない審判などは、言語道断であった。

三宅宏実さんに乾杯！

僕の世代にとって、三宅さんは、特別だ。

自分が幼稚園の頃の、東京オリンピック。

男の子たちの間では、重量挙げで、

兄弟で、金と銅に輝いた、三宅兄弟は、

力持ちの、憧れの、英雄であった。


宏実さんは、その英雄の娘。

しかも、アテネオリンピックからの、

１２年間、３回目の挑戦である。

長年の努力が解るだけに、興奮した。

世界の大舞台で、自己新、日本新を狙う。

しかも成功し、最後の締めは、自己タイ。

持ち上げた瞬間、僕も一緒に、３カウントした。


１２年間の努力、いや、そのずっと前から、

２５年以上の努力が実って、

おめでとうございます。

あなたの笑顔は、本当に最高です。

福見友子に泣く。

僕も、柔道マンの端くれだから、

福見友子の慟哭が胸に迫った。

１０代で、世界の巨人、田村を破る。

まぐれと言われ、オリンピック代表を逃す。

数年後、再度、田村を破るが、

今度は、国際大会での経験不足と言われ、

オリンピック代表を逃す。

そうして、今回が、初オリンピックである。

田村を破った、全盛期から、早１０年。

彼女は、２７歳になっていた。

これまで、自分の宿命に、何度、

苦悩してきた事だろうか。

かつては、こう、言われていたものだ。

柔道女子４８kg級は、金メダルよりも、

日本代表の座が難しい、と。

福見は、この真っ只中にいた選手である。


本当にお疲れ様です。

少なくても、僕は、あなたを知っています。

これからどうするか。

それも含めて、取り敢えずは、無になって、

身体と心を、休めてください。

今後とも、応援しています。

今日のロンドン五輪。

女子バレーボールは、本当に強くなったと思う。

世界のトップ６～８ヶ国は、日本を含めて、

力が拮抗（きっこう）している気がする。

どこが勝つかは、当日の、仕上がり次第で、

全く予想が出来ない。

今日の、アルジェリア戦みたいに、相手が、

世界ランクで、１０位より下になると、

簡単に３－０で、撃破する力がある。

充分にメダルの期待を持って、応援している。


女子サッカーの２戦目、対スウェーデンは、

残念ながら、０－０の、引き分けだった。

しかし、女子サッカーは、本当に、

強くなったんだなぁと思う。

最早、どんな世界の強豪とも、互角以上に闘う。

何とか、メダルまで、届いて欲しい。


柔道の軽量級は、どうだろうか。

サッカーの様に、最高のスタートを、切って欲しい。

女子４８kgの、福見選手は、特に応援している。

あの、大天才、やわらちゃんが居て、苦悩した事だろう。

まだ結果は出ていないが、信じている。

歴史に遊ぶ。

日本の天皇は、世界でも稀な存在である。

万世一系、と言うのも凄いが、初代の、

天武天皇からして、傀儡（かいらい）だったと、

言い伝えられている事。

初代と言うのは、大和の国で、の意味で、

天皇全体としては、４０代と、言われている。

大和の地には、天皇家が入る前から、

有力な王が数家あった、と言う事実だ。

それらの有力な王家が、本気でぶつかり、

滅亡してしまわない様に、象徴として、

天皇家を連れてきて、天皇をたてた、と言うのだ。

その為、天皇は、元から、権力闘争とは無縁であり、

象徴として、皆の敬意を集め、国の為だけを考えて、

国を治め続けた。

その、無欲さ故に、全ての時代を生き延びている。


また、そこから、遡（さかのぼ）ること３００年前、

不思議な女王、卑弥呼の事。

文献としては、中国、三国志の最後に、

少しだけ付け足した、２０００文字ほどの、

魏志倭人伝に、登場してくる。

彼女は、女王なのだが、シャーマンに徹したと言う。

男性王を立て、自分の世話をさせ、御告をさずけて、

間接的に統治した。

民衆の面前へ、出なかった事が、謎を深めた。

一説には、朝鮮半島南部の事とも、言われている。


万葉集、随一の歌人、柿本人麻呂も、興味深い。

死霊を鎮める、挽歌を、歌うのが仕事である。

身分はそれほどに、高くは無い。


そうして、時代はずっと進み、明治の大将軍、

乃木希典将軍の事。

僕の名前も、彼にいただいたと言う。

日露戦争時、２０３高地で、死戦を制した男。

沢山の部下を亡くし、息子達も亡くし、勝利の後、

自害しようとし、明治天皇に止められる。

その後、明治天皇が崩御し、妻と共に、殉死した。

その、潔（いさぎよ）さは、比類が無い。


この夏は、歴史に胸を躍らせたい。

横紙破り、待望論。

ロンドン五輪は開会式も終わって、

競技本番である。

男女サッカーよろしく、順調なスタートを、

心から期待し、応援している。

今日、２８日は、女子バレーボールや、

柔道が、軽量級から、始まる。


どの種目も、世界の強豪と闘うのだから、

横紙破りの、逞しい選手の登場に期待する。


和紙は、こうぞ、みつまたなどの、植物繊維を、

縦方向にすいて作る紙だ。

だから、縦方向には、破れやすいが、

横向きには、繊維が邪魔して、相当な力でも、

裂けたり、破けたりしない。

それで、そんな和紙を、横向きに破る様な、

激しい力を持つ者を、横紙破り、と言う。


スポーツ界でも、僕らの人生でも、ある時、

そう、正念場には、横紙破りの、野蛮さも欲しい。

社会では、力がないと、表現できない正義もある。


さあ、これから、１７日間のオリンピックを、

心から応援しようじゃないか。


《僕のメールマガジンを読むと、日本人らしい、

ちょっと、素敵な表現に、多く会えると思います。

是非、読んでください。１ヶ月５００円です。

お申し込みは、コメント、メッセージから。》

煮ても焼いても喰えない。

最近は、何でもかんでも、消費期限と言う。

居酒屋をやっていた、僕に言わせれば、

何だか、可笑しい気がする。

食には、最も美味しい食べ方と、

熟練した、最も上手な食べ方がある。

これは、言い換えると、勿体無くない、

食文化の事である。


新米の調理人は、居酒屋の門をくぐると、

最初に、怖い先輩から、教わる事になる。


ここに、生鮮食材があるとする。

〇先ず、生で食べられないか考える。

〇次に、叩き、半生ではどうか考える。

（熱湯をくぐらせたりして）

〇それから、焼き物ではどうか、考える。

〇更に、ぐつぐつ、煮込んだらどうか、

　になって。

〇最後には、カラッと、天麩羅に仕上げる。


興味深いのは、必ずしも、生が一番では無い。

白身魚などは、天麩羅になって、最高の味を、

出すものも、珍しくは無い。


煮ても焼いても食えない、と言う表現が、

死語になってしまったのは、こう言う工夫を、

しなくなったからだろう。

結構、新しい発見や、味が見付かり、

愉快で、愉しい事でも、あったのだが。


僕は、食材の潰しには、自信があるから、

消費期限が迫って、激安になった食材は、

見付けると、喜んで買って帰る。

それらは、美味しい、焼き物、煮物、

揚げ物に変わって、食卓に上がる。


毎日の料理も、一つの哲学である。


《メールマガジンで伝える、僕の哲学は、

机上の戯言では無い。実生活上の哲学だ。

言い換えれば、生きる知恵だ。是非、

読んでみてください。お申し込みは、

コメントやメッセージから。

１ヶ月５００円です。お待ちしています。》

爽やかな人。

昨日も今日も暑いですね。

全国では、４人もの方が亡くなっている。

３５°を超えた暑さは、殺人的です。

僕の書斎は、日当たりが良過ぎて、

古い冷房器は、この暑さだと、

もう、力を発揮しません。

仕方が無いので、近所の、ドトールか、

タリーズカフェへ行きます。

寝たきりの母の部屋だけは、

最新式の冷房器を入れたので、安心です。


今日も、そんな感じで出掛けたのですが、

素敵な女の子を見ました。

カウンターの中で、コーヒーを入れていて、

僕は、テーブルで物書きをしていて、

何気なく目が合うと、彼女は、大あくびを、

していました。

僕が笑うと、彼女は舌を、ぺろっと出して、

顔が真っ赤になりました。


そのあと、彼女は、休憩に行く途中で、

僕のテーブル脇を通り、クッキーを２個、

そっと置いていきました。

そんなに、恥ずかしかったのかな。

全然構わないのに。

僕と同じで、オリンピックのサッカーを、

昨日と一昨日、応援したのかなぁ。