marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

その5:ニャンコの物語(お話の展開2)

2024-07-16 08:45:40 | 日記

 トラの猫パンチ。見つめるリコ。 

一応、トラは雄だから、「リコ、ちょと待ちなこいつにちょと焼き入れる」と、言うような会話があったかどうか分からんけれどカメラを向けると猫パンチを噛ましてきた。

すべてかどうか分からないけれど、飼われていない動物たちは、ご飯を提供してくれても警戒はする。

テレビで猫が手なずけられるように、人にナデナデされるまでの頑張りをする番組があった。要は、餌をあげつつじっと何日も共生し、お互い気を許すまで頑張る。

すみません、当方は猫屋敷にもしたくないし、猫を飼うつもりもない。ただ、生態観察のつもりでちょとだけ餌をあげてからの縁となったのだ。

餌を与えなければ来なくるのだろうけれどね。

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僕が不在の時、暑い日には小屋の下の涼しいところで休んでいるようだ。

 ご飯を食べたあとは決まって、運動具のピューマのマーク(これは走っている姿なのだが)のように大きく背伸びをする。

大きなあくびも・・・。

動物写真家の岩谷光昭さんだったら、かわいい子猫で・・・今、この地でも『かわいい子猫』の写真展が開かれているけれど、こんだけ一時に庭に集合されて、ミーシャがいるときはじゃれ合って遊び回っている子猫たちを見ていると癒やされる気持ちがだんだん不安になってくるたのだった。

添付の写真の他にも、写真は撮った。暑いときは縁側の平たい大きな石にお腹をつけて休んでいるし、長い草はの茂みにまったりと休んで居眠りをしている。

僕は何も気にかけなかったが、これが問題のようなのであった。

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先に書いた不安とは・・・狭い人という動物の住宅世界に住むということ。

かわいいだけではいけていけない。ご飯だけではいけていけない。人と言う動物社会で生活できなければ生きていく資格がない。・・・という訳だ。

その5のお話はここまで・・・続く


その4:ニャンコの物語(お話の展開)

2024-07-15 09:40:35 | 日記

ニャンコの餌は縁側には出しっぱなしにはしていない。一応、けじめをつける。

リコとトラが来なくなるようになると、ミーシャが子猫らを連れて朝飯を食べに来るようになった。

きちんと両膝をついて、こちら向いて座っている。

何故か、子猫らを連れてくる。

・・・お、お、お前の子供だったのかい! (外形は明らかに違っている、ミーシャの子供らではないはずであるけれど。)

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先方からはこちらが丸見えというわけではないけれど、僕が朝寝坊しても黙って猫らは待っている。

待ち時間のリミットはそれなりにあるのだろうけれど、先方もご飯を食べているのはここだけではないだろうから、おなかの空き具合は当方は気にしない。

この辺は、非情であろうと猫屋敷にするつもりもないし・・・。

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縁側引き戸を開けるとミーシャが共にいると子供らは逃げもしないで一緒にご飯を食べ居る。子供らはミーシャを親と思って守ってくれるからだろう、怖がらない。

共にむしゃむしゃ、カリカリと食べる。

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ミーシャは決して品が良いのか猫パンチなどの仕草はしない。なでても気にはしない。これは後で分かったことだがミーシャは道路筋向かいの飼い猫だった。

どこの馬の骨なのかという言葉があったけど、どこの飼い猫なのか・・・。飼い猫は常時ご飯にありつけるけど、ほっつき歩く猫は自由でいい。

猫の生態は・・・などと知ったかぶりで「人」と比較して考えてしまうのが僕のよくないところか。

トラ(雄:茶)がマウンテング仕草をミーシャにもするからミーシャも雌と思っていたけど、リコ(雌:黒)のその仕草を拒絶する時の一度だけで彼女の猫パンチを見たことがない。

第一トラのお尻の下には玉々がついていたので雄だと分かっていたけけど、猫も雄は阿呆なのか僕も手に猫パンチを食らって血を出したことがある。

したり顔で雌は、そもそも人を手懐けるのは ”かわいくいることよ~” と語っているような気がしてくる。無論、しっかりご飯にありつける。

前に書いたけどリコが少しご飯を残していくのは、仲間にここでご飯にありつけるなどの合図なのかな。

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その残りご飯を求めミーシャは子猫らといつ頃からか来るようになった。(それはリコが仲間のために残していくのか、後で自分が食べるためなのか、相棒のほっつき歩くトラの他ためなのか、ただお腹が満杯の為なのか分からんけれど。)

猫にも個性があるのがよく分かる。特に白の写真に写っていない子猫1匹は、食べるより遊ぶのが楽しく動き回っている。それをミーシャが気にしているのが冒頭の写真。

その4のお話はここまで・・・続く


その3:ニャンコの物語(誰の子供なのか?)

2024-07-14 08:38:49 | 日記
◆今回、第3話から『ニャンコの生態』から『ニャンコの物語』となります。
 
ある朝、な、な、なんだぁ~!
 
 
ガラス越しにこちゃこちゃうごめく影がある。子猫ではないか!!!ジャジャア~ン。正確には5匹だった。
 
どこから来たんだ。誰の子なのか~??? (正確にはどの猫の・・・)
 
だから、自宅で飼おうとしないのなら餌など与えてはいけないよ、と内心の声。幼いころ(幼稚園にあがるまえ)子猫をいじめたことの記憶が甦って、その誤りの見返り?
 
戸を開けると、目先の小屋の床下にささっと逃げ込んだ。
 
生まれたばかりにしてはすでに大きいな。
 
リコとトラ、それからミーシャはあれから時折、来ていたし産休はなかったと思う。では、誰の子供なんだ? 
 
体型は品の良さそうなミーシャではないな、とするとリコとトラの・・・? でも彼らは、その後も来ていたしな。
 
繁殖の季節でもあったし、しきりに雌のおしりの匂いを嗅いでマウンテングの仕草をしていた、やはり外形からトラの子供なんだろうかな。
 
4匹は白、1匹はトラと同じ茶色・・・ということは、父親はトラで、白色の子がいるということは・・・、
 
前回の話の最後に現れた謎の白猫かな。
 
そうに違いない。この5匹はトラとあの1度しか見かけなかった謎の白ニャンコの子供達であろう・・・と勝手に決めこんだ。
 
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その後、僕はしばらく考え込んだ。
 
人も猫も生き物は、同じなんかなぁ。何故か、リリ・フランキーの『東京タワーとおかん』の映画を思い出した。
 
家族も顧みない家にはたまにしか帰らない父親、耐えて家とこどもをまもり育てる母親。
 
樹木希林ふんするの母親が、死んだら開けて読んでくれとの手紙に、母親が亡くなった後にそれを読んで涙する主人公(フランキー)の最後の場面。
 
上京した時、彼を迎えてくれた東京タワーが変わらず映り出され映画が終わる。。。 
 
ここまでは第3話・・・続く 

その2:ニャンコの生態について

2024-07-13 08:58:06 | 日記
前回から
 
繁殖の季節でもあるし、と書いたが、この猫らはその兆候を見始めたんだ。トラが雌たちのお尻のにおいを嗅ぐ仕草をし始めたんだなぁ。正確にはお尻のニオイというのは、子供を産むところから発するフェロモンなんだろう。
 
時折、トラ(雄:茶)はマウンテングの仕草をする。・・が両雌は拒絶。この辺は人も同じなんかなぁ。リコ(雌)は猫パンチまでして”やめてよ!”との仕草をする。
 
ところでリコとトラは夫婦なのか、きょうだいなのか。いつも仲がいい。リコが一人で来る時は、初めの時だけすべて食べたが、その後、欠かさず少し残して居なくなる。・・・トラの為に残して?
 
初め、一人で来ていたリコはトラを連れてきていたのだけれど、その後おなかがすいた時は雄のトラを先頭に押し出して庭先で餌を催促させるように鳴かせる。(そのように見えるのだけれど)
 
お皿を差しだそうとすると、リコはしないのにやはり雄なのか時おり猫パンチを繰り出す。
 
で、その後むしゃむしゃ仲良く食べる。
 
猫同士というのは餌を仲間の為にご飯を残しておくようなのだった。というのは、 ”ここにご飯があるぞ” という猫ネットワークが自然と出来るようにだ。
 
その証拠を仲間に残して立ち去る。
 
 
その後、毛並みのいいマダムは時折、時折一人で(一匹)で餌の出てくるのを待っている時があった。マダムというのは年期が入って居る名前。ミーシャなんていうのはどうだろう。少し品が良くなった。
 
これからはミーシャと呼ぼう。
 
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この時だ。後ろの離れたところに今まで一度も見たことがない、外形はトラのような真っ白なニャンコが立っていたのだね。
 
以後、この白猫とは一度もお目に掛かっていない。謎の白猫。
 
ここまでが2話である。・・・続く 

その1:ニャンコの生態について

2024-07-12 12:25:15 | 日記
数ヶ月前から周辺に起こった出来事について書き留めようと思う。
◆ある日の朝、猫が縁側に2匹座っていた。
 
餌をあげるようになって毎朝、この2匹が来るようになった。
 
餌をあげたら平らげたら、いつも平らげる。茶はトラ、黒はリコと名付けた。

ある日
網戸を開けて目を離していたら上がり込んでいた。こちらはどこかの飼い猫なのか怖がらない。茶色の方は玉々があるので雄、この子は雌で雄より賢い。
別の日、友達が来ていた。左の子は後で分かったのだが、道路筋向かいの飼い猫だった。あえてマダムと名付ける。
繁殖の季節でもあるし、友達も雌だったから、トラ(雄)が子供を産ませるんではないかと案じた。(僕はとても飼う気はしない)
◆ここまでが生態観察のお話の1話である。・・・つづく😊