marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(864回) イスラエル、パレスチナ「ガザ」への攻撃!!

2021-05-21 10:26:25 | 思想・哲学

◆戦争が絶え間なく、地震もあり、アフリカではバッタ(蝗)の大発生より食糧危機、疫病の蔓延! 温暖化など、少なくとも一人の国の試練では無く、世界中にその危機意識が共有化されつつある現代において、人よ、私の警告が分からないのか? と 神が宣う・・・とベストセラーを読んでいる多くのキリスト者は、公言しなくても誰でもが思っていることであろうと僕は思う。それは、すべて旧約聖書に描かれてきた地上のドラマにもあった事だからである。◆イスラエルのパレスチナの武装組織ハマスへのガザ攻撃などは、これも旧約に書かれたことだが、そのガザという町の名前を聞くといつもある物語を思う。それは、イスラエルの統一王国ができる以前の裁き司といわれる士師の時代、名前は聞いたことのあるだろう力の強いサムソンが、イスラエル人がエジプトから脱出し、カナンの地に侵入した実に遠い昔の時代からペリシテ人(パレスチナの語源はこのペリシテから来ているものだ)がいたので争いは絶えなかったのだが、その地のガザという都市でペリシテ人に復讐したドラマがあったからである。(旧約聖書、士師記13章から16章)◆***デリラという遊女に誘惑され、自分の力の源を教えてしまったサムソンは捉えられ、両目を潰され、青銅の足掛けをはめられ、長い牢獄での奴隷状態にあった。ペリシテ人の神の祭りに、見世物にしようとサムソンが引き出されるが、大衆が酔いしれる大きな建物の中、そこにはペリシテの領主、多くの男女、二階には三千人もの男女が見世物になったサムソンを見に集まっていた。建物を支える二本に寄りかからせてもらったサムソンは、主に祈る。「私の神なる主よ。わたしを思い起こしてください。神よ、今一度だけわたしに力を与え、ペリシテ人に対してわたしの二つの目の復讐を一気にさせてください。」左右二本の柱を両手で探り当て「わたしの命はペリシテ人と共に絶えればよい。」と言って、一気に力を込めてその建物の柱を倒す。建物は、そこにいたすべての大衆の上に崩れ落ちた。彼がその死をもって殺したものは、生きている間に殺した者より多かった、と。***力の源? それは生まれた時から髪の毛を切らない、その髪の毛にあったのだ。デリラに切られた髪の毛は、長い牢獄の奴隷状態の中で伸びていたのである。・・・とすれば、力の源泉は命を与える創造の神と言えるだろうか。◆BC1000年以上前のこの物語、「ガザ」という町の名前は僕の脳裏から消えることはない。



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