marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(898回)⑥こういう祝詞(遊び)を宇宙人は昔していたのか・・・

2021-07-18 06:03:09 | 小説

〔これは小説である〕・・・◆人は三人。窓は開放する。その日は雨が降りそうな夜だったらしい。紙に五十音を書いて、コイン(10円玉)を中央に載せて、三人の人差し指の先をそっと10円玉の上に同時に載せ、答えを貰いたい人がコックリさんにお願いをするのだ、という。答えを貰うとそのお礼を返さないといけないらしい。コックリさん、コックリさん来て下さいと呼ぶ。・・・来ると、その三人の指が同時に文字を示して動くらしいのだ。文章となって、それを解読する。そこで、彼女は自分の前世は、どういう人だったかと訪ねたというのだ。

◆コックリさんからの返答。これが、先のブログに書いた、フランスで過去に荒くれどもも相手にするバーの飲み屋の経営者ママをしていて、かなり切り盛りが上手で切った貼ったとのやり手だった、といういことだった。それで、かなり繁盛していたらしいのだ。美人かどうかは、言わんかったが、それなりの要望もしていたのだろうなぁ。そう言われて見れば、性格として見事に当たっているし、苦労しながらも今の彼女そのものや、と僕は思ったのである。・・・問題は、お礼をする内容だった。

◆コックリさんがいうには、自分は太平山という信仰の山から来た。(確かに信仰の山はある。そこから登り口までは30キロくらい離れている。頂上までは更にある。僕がいるところには、遠くから拝む、遙拝殿というお宮もある。)そこにお礼に来いというのだ。夜だし、雨が降り始めた。おいおい、なのだ。それは、無理ですと返答したらしい。それでは、というのでコックリさんが言うのには、酒を飲んで、外で一時間立って欲しいと。

◆彼女は、コップ酒を買って来て雨の中で飲んで一時間立っていたらしい。それでお礼として許して貰ったというのである。全然、酔いもしなかったと・・・その姉は今、仙台にいる。お前みたいな軟弱な弟は、勝手にしろ、と時折、ヤクザまがいの口調になる彼女は、両親の葬儀にも誰も呼ばず、母親の納骨も来ないでそれは、坊主と俺だけだった。あぁ、僕にはふさわしい、母親の送り方だなと思ったのである。何も悲しいとか残念とか思わなかった。それは、僕には善い宇宙人がいつもついてくれていて、次の世界に行くには必要な儀式だと教えてくれていたからなのだ。誰でも、人生の試練は、善い宇宙人とコンタクトをとるためにあるのだと教えられたのであるし、今も教えられている。

(※ちょうどこれを書き終えた後、ここまで揺れは来なかったが地震が起きた。配信は明日の朝としよう。)



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