marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(453回目)隣国もその世界政治手法を学ぶか(『全体主義の起源』ハンナ・アーレントを読む)

2017-11-11 00:20:11 | 日記
 前回のような表題、それは新約聖書の中でイエスが語っている言葉なのであるけれど、その民族自身が大変な歴史を歩んで来ているのだから、その聖書の民の名前を文中はともかく表題に書く事ことではなかったと反省した次第。というのは、そのことを理解するにはだいぶ、歴史の真実(文字に残っていないことが多くあるけれど)を学ばないといけないから。数年前、youtubeで見たのだが政治学姜尚中さんが彼女の講演を中止せざるを得なくなったというような騒動をチラリと見た。これも、彼女が、同族に嫌われて大変な反発、非難をされていたからその流れの故だろうと思った次第であった。彼らの悲惨な歴史に対し、あまりに公平過ぎると・・・「エルサレムのアイヒマン」(彼女は映画にもなっているのですね・・・DVD少し高い)
◆旧約を読む限り彼らはかたくなで、神の民とは言え、全然その言いつけを守らず(守れず)その故に世界に離散させられ(新約以前)故に反省をし、さらに選民意識で輪を掛けてかたくなになり(これも神の摂理か)生き延びていく為に、必然的に自分を反面教師とせざるを得ず、故に民族意識から境界を越えてさらに全ての人類への適応へとに広げた考えに(いかざるを得なかったか)というようなことを考えると、やはり彼らの神について思わざるを得ない。彼らの視点は、パラダイスへの(永遠の命への脱出)帰還としての”過越の祭”を忘れずして、その意味をその実現まで継承していくであろうし、選民ではあろうがそのこの地上の喉にひっかかった棘のように、国とか民族など全てを越えて地球規模の思考をせざるを得なくなっているのかと思わされる。(ここでなぜ、トランプさんの孫娘は、お手伝いさんが中国人とは言え、中国で披露した中国語の歌なのだろうか・・・などとふと考えてしまう。)
◆掲題、彼女の本は中国でも読まれていますね。今日の地方紙に掲載の一部、トランプ米国大統領が中国を訪問したことに触れて抜粋。
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「中国では最近『ナチス・ドイツ』は公正な選挙によって生まれた」として、民主主義の限界を主張する声が強まっている。習氏が掲げる『新時代の中国の特色ある社会主義思想」によってこそ「教国」を築けると自信を深めているのだ。」
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 公正な選挙によって生まれたとは、彼女の指摘しているそれは時代背景もあるが「大衆」が望んだことであったと・・・。この時代に『ナチス・ドイツ』の言葉が出てくるなんて、中国はトランプさんの背後のブレーンも当然考えての学びをしているということ。それが「全体主義」に繋がると・・・。平和ボケする危険、みんな平和にハッピーには、軒下貸して母屋を乗っ取られることは、この国の大企業でも起こっていることである。ここで、憲法換えて国アイデンテティーを終結していこうとしても、そもそもこの国には、「真の動かぬ言葉」を持っているのかと疑問に思う。
◆中国はアメリカの企業戦略を学んで覇権主義をアジアの地域に広げていくのですね。トランプ氏に対する異例の厚遇、”土産”に2500億ドル(約28兆円)超もの商談もまとめたというが、数年前、習氏がイギリスに行ったときの商談の額とその内容について気になったことがあった。あれからだろう、確かに東日本大震災はあったが、まもなく東芝という企業が原発関連で大赤字、企業存続の如何に関わる事態ともなった事は周知のこと、地球がぐるりと回り、技術力は無いからその出来るところで代役させようとするが、その交渉決裂での状態と読めなくもない。僕の東芝の横型洗濯ドラムが2度ほど壊れて、中国で作られていると聞き、先行き危ないとずっと前からの危惧がその通りとなった。(とうに他社に買い換えたけど)。NEC、シャープしかりであった。

・・・いずれ、地上の生きている人類のドラマである。