mapio's STREETS OF MOVIE

観た映画の感想とそれから連想したアレコレ(ネタバレ有)。

ジャンピン・ジャック・フラッシュ JUMPIN' JACK FLASH

2006年09月05日 | Weblog
監督:ペニー・マーシャル
製作:ローレンス・ゴードン ジョエル・シルヴァー
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ウーピー・ゴールドバーグ
スティーヴン・コリンズ
キャロル・ケイン
ジョン・ウッド
アニー・ポッツ
ジョナサン・プライス
ジェームズ・ベルーシ
パクストン・ホワイトヘッド
トレイシー・ウルマン
1986/米/1h46m   ☆☆☆☆★

 これが認められて後に「ビッグ」や「レナードの朝」「プリティ・リーグ」等の作品を世に贈る女流監督P・マーシャルのデビュー作。上司からの説教も聞く耳持たず、コンピュータ・ネットの井戸端会議に夢中のノーテンキなOLテリー・ドリトル(ウーピー・ゴールドバーグ)。彼女がいつものごとくコンピュータを使っていると突然ローリングストーンズのヒット曲“ジャンピング・ジャック・フラッシュ”と名乗る何者かからメッセージが入り、コンタクトを取るうちに彼が東欧圏に囚われている英国スパイである事が判明します。彼からのメッセージに従い舞台は波止場から英国大使館までCIAやKGBを交えて孤軍奮闘するテリー。この様子が各シーンに流れる曲と見事にフィットしたコメディ。前作の映画「カラーパープル」から一転、コメディ俳優としても十分通用する所を見せた演技者ウーピーが後にアカデミー俳優となるのを察するのは難くないです。サントラも、勿論ローリング・ストーンズ、そしてバナナラマ、クール&ザ・ギャング、シュープリームス、フェイス・トゥ・フェイス等、豪華陣。フェイス・トゥ・フェイスの紅1点ローリー・サージェントは映画「ストリート・オブ・ファイヤー」で組まれたオリジナル・バンド“Fire Inc.”のボーカルとしてダイアン・レインの歌声をやってました。そしてサントラには入っていませんが、ハッピーエンドに相応しい最後に流れる『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』はレディ・ソウルの大御所アレサ・フランクリンのカバーが流れます。これにはストーンズのキース・リチャーズとロン・ウッドもギターとプロデュースで参加しています。ミュージック・ビデオ・クリップでは、これらのミュージシャンにウーピーも加わって本当に楽しそうに演奏しています。この映画を歌詞の抜粋でありウーピーのセリフにも出てくる言葉で表現するなら「Gas!Gas!Gas!(最高!)」