こうきです
写真が多くてかなり長くなりますが、お付き合いください。
将棋の駒をつくってみました。
無地の駒木地をネットオークションにて購入し、「巻菱湖」という書体を印刷したトレーシングペーパーを木地に貼り付け、紙に合わせて彫刻刀で彫っていきます。
左の写真の左側の駒が一番初めに彫った駒、右側が最後に彫った駒です。見比べると最初よりも彫りがきれいになっていると思います。ただ、今思うと彫りが浅すぎました。
彫った駒にネオラックニスを塗ります。
生漆、黒呂色漆、砥の粉、水を混ぜ合わせ、さび漆をつくります。
(さび漆を彫った部分に入れ、彫りを埋めていきます。)
何度かさび漆を入れ、室の中で乾かしたら、サンドペーパーで余分な漆をはがします。
さらに細かいサンドペーパー(360番~1200番)、ラッピングフィルム、金みがきクロスでツルッツルに磨きます。面取りし、手に馴染ませます。
さび漆で埋めたところを、漆をつけた筆でなぞっていき、字を盛り上げて室の中で乾燥させます。
盛り上げ駒 「巻菱湖書」 完成です。
近くで見ると漆が歪んだりしていて、削って作り直そうかと思いましたが、祖父に「これはこれとして残しておいたら良いんじゃないか」と言われたこともあり、不格好な駒ですがこのままで完成ということにしました。
<時間はたっぷりあるクセに、気が向いたときにだけ作業をしていたため完成に半年以上かかってしまいました。>
~~~ついでに、駒をしまっておく駒箱と駒袋ものせておきます。
駒箱は板をカット、貼り付ける。
駒袋は金襴でつくっていきます。
こうきでした
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