記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

どうぞお手に取ってご覧下さい

2010年03月11日 21時30分42秒 | Weblog
帰りに自宅最寄り駅前の商業施設の雑貨屋に寄った
その気はなくても見ずにはいられないピアス。ところが店員さんがアクセサリーコーナーの真ん前を陣取り、品物の追加をしていた。その右から近づいたが全く動じず。左側からも白いコートを着た女性が顔をのぞかせたが店員さんは品物の整理をやめようとはしなかった。
客に左右をふさがれているにも関わらず、与えられた仕事を続ける若い店員さんを見ていたらなんだか可笑しくなった。まるで売りたくないみたい。私は早々に諦めてその場を去ったが、白いコートの女性はしばらくねばって斜めからアクセサリーを見つめていた。
何より苦笑したのは、その店員さんが口先だけで言っているコトバだった。
「いらっしゃいませ~、どうぞお手に取ってご覧下さいませぇ~。新商品も多数取り揃えております~。」
しかも棒読みもいいところ
いやいや、あなたがそこに立っているから手に取りたくても見ることすら出来ないんですけどって言いたかった。
これぞ空気を読まない人だ。
当然雇われている身であろう。売る喜びを知らないのかな。
店にとっては、お客の購買意欲を無くす最悪な従業員であろる。
こういう感覚は教わるものではない。育った家庭環境によるのだと私は思う。

私も以前、販売員の派遣をしたことがある。帰国後、定職につくまでの生活費を得る為に
自分が相手にのせられて物を買うという感覚がないため、興味のない人にまで売ろうとする行為は無駄なエネルギーであると思っている。
だから、興味のある人に対してかるく肩を押してあげるだけだった。
嬉しかったのは、商品の説明をした上でお客さんが「また後で来るね」と言った人が必ず私のところに戻ってきてくれることだった。
ほかにもいる店員の中から私を見つけてくれることが嬉しかった。いい経験だったと思っている。
今日の店員さんもいつかわかる時がくるといいな。

お客さんが欲していることを少しでも感じることができるますように

fine ART photographer Masumi
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