記憶の彼方へ

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歯磨きで感染症予防!?

2017年01月23日 23時01分05秒 | Weblog
今日の「主治医が見つかる診療所」で、起床時の歯磨きがカゼやインフルエンザなどの感染予防ができる!!と放送していた。

ここでブログ読者さまにご質問です
「朝起きてすぐの歯磨き、していますか?」

食後の歯磨きはするけど、起きてすぐはしていない方、意外と多いです。同じ歯科医師でさえも、起床時に歯磨きをする習慣がない人がいることを知って仰天することもあります

恥ずかしいことに、先日実家に帰った時、両親が起きてすぐの歯磨きをしていなかった事実を知り絶句した

というわけで、起床時の歯磨きの効果についてお伝えしたい

歯科医師の立場から起床時のブラッシングをおすすめの理由は、ズバリこちら
起きている時は、唾液が無意識のうちに分泌されて、口の中が常に潤っており、唾液の自浄作用により常に清潔な状態が保たれます。しかし寝ている間は唾液の分泌が少なくなるため、口腔内にいる細菌が増加し続け、さらには虫歯や歯周病の進行を促してしまうのだ

朝は起きがけに、まずはコーヒー一杯なんて言ってても、歯磨きしていない細菌だらけのその口で飲むコーヒー、まずいに決まってますもっと美味しいコーヒーを飲んで欲しい
そもそも、細菌だらけの口は口臭もある。モーニングブレス(morning breath)という英語にもあるくらい、誰でも朝は口臭があるんです。増加した細菌が産生するガスによって、臭いにおいがするのです。だから起きたら速攻ブラッシング

一方、「主治医が見つかる診療所」で、呼吸器科の医師からのお勧めの理由はこちら
口腔内に存在するプロテアーゼというタンパク質分解酵素が、ウイルスの表面のタンパク質を分解し、ウイルスがむき出しとなりノドなどの粘膜から侵入しやすくなり感染力が高まるというもの。
起きている時は、唾液の自浄作用が働くため細菌の数が一定に保たれるが、起床時の口腔内は夕食後の30倍の細菌数となるプロテアーゼも増加しているため、ともに歯磨きで洗い流してウイルスが体内に侵入するのを防ぐというのだ。
間違っても、起床時に口が渇いているからといって、一杯の水を飲んではいけないのだ


虫歯や歯周病、口臭の予防に加え、感染症の予防まで
一石二鳥以上の、起床時のブラッシング

数年前からインフルエンザの予防接種を受けなくなったけど、全くかからないのは実は起きがけの歯磨きのおかげだったのかも


明日からでも間に合います
ぜひ始めてみてください

誤解のないように補足!!
1日の歯磨き回数は、起床時、朝食後、昼食後、夕食後(就寝前)となります。
唾液の作用についてわかりやすく書かれています。
http://www.mouth-body.com/school/classes/saliva/O14002
コメント
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