緊急事態宣言が出されても、通勤時の様子はあまり変わらないと街頭インタビューで答える人が多い。
初めて緊急事態宣言が出された折には、日本中に張り詰めた空気と、緊張感があった・・・。 あの時の恐怖はどのように表現したらよいかわからない。
しかし私もその中の一人なのだろう。 「GO TO」キャンペーンが打ち出され、なんだかそれまでの張りつめた緊張感、恐怖感は薄らいだように思えたのだ。
ましてや、ひところはマスクなしで繁華街を闊歩する若者も増えたという映像を流していた。 その上、「無症状」と言う言葉が勝手に独り歩きして、症状の軽さを印象付けたように思う。
しかし実際のところは、「無症状」であろうが、感染後の状態の変化には怖いものがあるという。
倦怠感、脱毛、突然死・・・。
その脅威は今だ解明されないという現実に加えて、今度は異変種まで加わった。
軽んじたがために、緊急事態宣言を出そうが、一度緩めてしまったものを、初めての時の緊張状態に戻すのは至難。
緩めるのは安いこと・・・。 しかし一旦緩めてしまったものを縛るのは容易いことではない。
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