goo毎日絵日記

毎日の絵日記。空気描き、その日その時の雑感。

月の管理担当者の話し2

2013-10-20 19:29:20 | 日記

彼女は玄関戸を開けたままの私の脇をすり抜け、居間にズカズカと。これの云いようは不公平か、彼女の居間でもあるのだから。
うしろからタドタドしく後をついてきた私に「星の子」を押し付け抱かすと。彼女はソファーの上のクッションを手早く整え、膝掛け毛布を広げ。
私のところへ、「サーッ」と受け取るとソファーのその場所に。
 その瞬間から「星の子の居間」になったと。

 そのあと彼女は台所にゆき、なにやらお湯を沸かす気配の大きな薬缶を取り出す派手な音や、水をいれる音、レンジの乗せる音をさせ。そして自身も顔を洗って。ピーコートを脱いで、突っ立ったままの私の前に。
そう洗顔の匂とともに彼女の纏っている毛糸の匂いが…。
「星の子は 街の子」
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秋の雲間迷子

2013-10-19 19:39:39 | 日記


今日は
朝は雨雲散歩
しかしついつい、
雨雲谷こえ丘こえ
雲の切れ間の下界沼を避けて
下の雨模様を眺めてい内に
知らぬ間に
雨雲国道に
ヒョイと手を上げた
たまたま
雨雲母さんバスに
乗り込んでしまって
呑めや謳えの雨音ジャムセッション
 
黒雲インターでトイレタイム
ベンチに腰を下ろして
暮れゆく雲を眺めていたら
置いてゆかれた

今 私は何処にいるのでしょう?
草臥れて 雲間の迷子か 

雲の向こうの夜間営業14夜月に案内たのむか

気つけんとアカンのは 台風渦ワナがあるのや 今はまだ台風猟期やからな

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灰色そら石膏ギブス繃帯

2013-10-18 21:05:29 | 日記



今日は「無言」と
灰色そらは繃帯
石膏ギブス繃帯が巻かれるように
「……」
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台風一過「雲頭」

2013-10-17 18:56:45 | 日記



明けて、青空と雲に惹かれて
久しぶりに 足のばし
雲百家争鳴
雲頭(かぶり)で


雲頭 

梅雨時ならいざしらず、一日陰鬱な雲頭をしているわけではないです。
今日のように台風一過、雲はドンドン変化している。灰色雨雲が、朝焼けピンクに染まり、そして真っ白な綿雲に。そして徐々に薄くシャープになり絹雲に…なんてことにね。
一日灰色雲の時は、たしかに哲学者めいて迷路のような思索をしているポクみられけれど。実情はただ憂鬱なくだらないコトを考えているだけ。

達人になったら というより今時になったた
その日の「雲頭」選べるのやけど
スパーセルなんて
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台風が過ぎいそがしいのに「月の管理担当者の話し」

2013-10-16 20:17:45 | 日記

「星の子の居間」

星の子を最初に連れてきたのは
亡くなったおくさんだった
それまで、彼女が雨で一匹途方にくれ、クンクン泣くムクムクの子犬にも、段ボールの中で兄弟たちと「ミャーミャー」なく子猫にもそしらぬ振りをしてとおり過ぎていたのに。たしかに、その時は、我知らずわたしの服の袖を掴もうとはしていたコトには気がついていたが。
その時の掴もうとした手の振りで、彼女のザックリした毛糸セーターの香りが蘇る。
だから彼女が二人して居間で寛いでいるとき、セーターを羽織、何気なく動作したときの何かの拍子の時に不意にその場面がよみがえってきたりもする。

そうそう、星の子のこと。その時の彼女はガッチリした恰好をしていた。ピーコートにそれにあわせた紺のベレー。下のパンツや靴を憶えていないのは、彼女が勲章のように「星の子」を抱えていたから。実際は勲章よりズーッと・もっと大きなものだったが、なぜかわたしには絵本の中のように勲章と。
それは、「星の子」が骨董屋の店先に飾られた古びを帯びた勲章のようにくすんでいたからかもしれない。

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