聖人の行幸という所の白い雲が西からどんどん軽やかに流れてきています。しかし、地上は冷たい風。陽が翳るとゾクゾク。空は聖なるところで、地はというところ
毎日、少しずつ家の屋根に差し掛かった枝を伐採工作するために木の上に登っています。高さはどのぐらいでしょう。十数mぐらいかな。ようやく、昨日伐採枝の二股の上に。
別にカッコつけて枝に足掛けてるワケやありません。真っ直ぐな幹に背中を当て、斜めに縛ったロープに縋っていないとどないしょうもないから。
まったく独りで素人作業していますので、安全第一ですが、身体がいうこと利かん「怖い!」さすがにこの高さに登ると、動く度にユラユラ。二股に小さな足場板を作ったのですが。これがまだ縛りたりず。グラグラ。
最初に登った時は幹に抱きついたまま身動きできず、すごすごと降りました。負けて、悔しくあれこれ考え。そして、斜めに縋るロープを思いつきました。万全ではないのですが。でデジカメを胸のポケットから出す事が。モチロン左手は幹に巻いたまま。三点確保が原則と岩壁と登攀の本には。
そして、抱きついていた幹の向こうにあるものを
「芽吹きだした小枝に山繭」
春空のプレゼントと…。