goo毎日絵日記

毎日の絵日記。空気描き、その日その時の雑感。

「冬との再会」の舞踏会

2010-04-16 08:12:30 | 日記
どどんどん緑が登りだしていた、北の山々がここからは冬ですよと、水平に線をひいたようにその上からは白い氷雪の粉砂糖帽子。
あれは冬の妖精が舞踏会を臨時に開くために作られたお山の上の氷雪の宮殿なんだ。ホラ!お山の上は雲の白い旗が幾つも靡いているだろ。みんなに呼びかけているんだ。このごろ低いところでガンバリ始めて新緑の妖精たちもゆこうかどうか悩ましげな顔をしている。もう強引に招待されてお山の上当たりまでいってしまった草花たちもいる。霜の薄化粧をして着飾っている、ブルブル震えているケドね。山の上に咲き出したサクラも辛夷もそう。寒くて怖いけれど、凍りに結晶に彩られたきれいな世界。春に浮かれてさまよっていた犬や猫動物達はそそくさと尾を巻いて逃げ足した。中には勇敢な鹿達一家もいる。バンビは親たちの間にシッカリはさまって暖めてもらってのぞき込んでいる。この時期そんな舞踏会が開かれるのめずらしいものね。二日間にわたって、催されるらしい。北の国からも雪だるまやも、スッカリ今は忘れられているサンタさんも、トナカイも招待されてようだ。雪の女王なんて勇んでやってきて、北の地方は大変なことになっているものね。ガンバッテ一杯着ていってみようかな。「着ぶくれ雪だるま」なんていわれそうだけど。踊って暖かくなったら、服をつぎつぎぬいじゃって、それを忘れてかえるシンデレラなんてオチがついたりね。
薄日がさしてりアチコチの山や生やしにスポットライトを当てるように緑を萌え立たせるように明るくしたり、山の上の氷雪の宮殿をうかびあがらせたり、サーッと翳ったり。キラキラ雨粒で時雨れたり。サーッ、いよいよ始まる。
1番目は出し物、冬の妖精達のおどり「冬の妖精たちとの再会」という題。雪の結晶ボタンを付けた踊り子の登場。 イアリングもスノードロップを凍らせたもの。指輪はスミレとタンポポの凍らせてつくったもの。そして靴はもちろん、氷で作られたもの。滑るように踊れるんだ。そしてその回りをおどる冬の妖精達はボタン雪の帽子をつけ、薄氷の羽根をつけている。
●昨日時ならぬ、北につらなる比良山系の一線を画した宝飾してような氷雪粉砂糖帽子に出合い。今朝もおもいっきり陰鬱灰色天気。午後から雨との事ですが、こちらは山沿いですからポチポチ雨の導火線。今朝、この戻り冬を愉しんでしまう絵を描いている内のお話。長いお別れの「冬との再会」と…。まだまだどうなるか、いまの天気は分かりませんが。
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