北岳山麓合唱団

ソウルジャパンクラブ(SJC)の男声合唱団です。毎週火曜日、東部二村洞で韓国の歌と日本の歌を練習しています。

ベルリン・天使の詩

2013年12月18日 00時18分29秒 | その他

「ベルリン・天使の詩」と聞いて、ハッとされる方が何人いらっしゃるでしょうか?

「ベルリン・天使の詩」は1987年に東京日比谷のシャンテ・シネで公開されたフランス・西ドイツ合作映画。当時は東西冷戦の末期で、私は社会人2年生。その後、まさか自分が韓国ソウルで20年近くを過ごすとは!夢にも思っていませんでした。

この映画は純愛アートムービ(芸術映画)として、東京をはじめ世界中で異例のロングランを記録。ハリウッドではリメイクまで作られ、映画館は若い女性客でにぎわったそうです。

私も当時から評判を耳にしていたのですが、劇場に足を運べないまま26年(!) 爾来、この映画を見るのが念願でしたが、とうとう自宅のホームシアターで鑑賞しました!

ストーリーは、中年男性の天使がサーカスの空中ブランコの舞姫に恋をし、天使としての永遠の生命を放棄して、彼女への愛に生きることを決心。天使から一人の人間となって、ベルリンの街に降り立つ、というもの。

いわゆる純愛ものですが、実際には、人間観察に関する天使の詩的なつぶやきが映画の大半を占め、映画の評は、退屈きわまりなかったという人と、非常に感動したという人にはっきり別れます。

ともあれ、各種の映画賞に輝き、現在なお名作の誉れ高い作品です。

かなりの気合で鑑賞に臨んだのですが、私にとっては老いらくの恋の物語で退屈そのもの。睡魔と闘いながら、休み休み、足掛け5時間をかけて、なんとか全編を鑑賞しました。

この映画のレビューを見ると、「若い頃に見たけれども、退屈で分からなかった。しかし、歳月を経て、その真価を知った。」という評が目につきます。ただ、私の場合は、若い頃に鑑賞する機会を逸してしまい、28年の歳月を経ての初鑑賞となりました。

結果は空振りでしたが、いつか他の人と同じように、映画の真価を理解できる日が来るかもしれません。でも、人生は有限でタイミングも重要。分かった頃は、もうお爺さんですね!


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