腎臓がん物語 桜が舞い散る頃までは…

2015年5月末日、左腎細胞癌発覚
8月手術、同年11月多発肺転移。
バツイチ独り暮らし46歳

がんになって幸せとは言えないが、決して不幸とは思わない

2016-07-18 19:23:34 | 日常の事・体調など
みなさん、こんにちは!( ´∀`)

西日本、大阪は梅雨明けが発表されたみたいです。

ますます暑くなり、外に出たくありません~。

でも、高野山の麓、九度山に川遊びに行ってきました。





この川の土手の上には道の駅があり、キレイなトイレもあり、産地の食材売り場もあり、タオル1つで遊びに行けます。





さて…

ブログの編集画面の端に、

『ブログ開始から365日』

と出ています。


1年経ったんやなぁ~(しみじみ…)




アフラックのCMで山下弘子さんが、

『私はがんになって良い子を止めました』

と言ってますね?


それと、講演のスピーチで、

『私はがんになって幸せです』

とも言ってますね?


俺もがんになって、良い子を止めました。
完全ストレスフリーの環境を作りました。
他人から見たら、かなりワガママな嫌な奴だと思います。
もう他人からどう思われようが、どうでもいいんです(笑)

山下弘子さんは、俺みたいな人ではありませんからね(^^;


この山下弘子さんの 「幸せです」という言葉の裏には、ご自身の中の深い想いも沢山詰まっているから言える言葉だと思います。

中々言える事ではないですよね。
すごいと思います。


俺は、「がんになって幸せ」とは、流石に言えないけど、不幸だとは全然思わない。

わかりやすく大阪弁で言うと、

『しゃぁ~ないし』

訳:「仕方ないし」


人それぞれ、現在置かれている環境や、立場もあり、誰もが仕方ないとは思えないだろうけど、

俺はちょっと開き直っている所が出てきました。


誤解しないで欲しいのは、諦めている訳ではなく、やれる治療は医者とぶつかってでもやるし、最後まで生きる事は諦めないですよ?


でも、何が起こっても一喜一憂はしない。

「もう、ジタバタしてもしゃぁ~ないし」

何やっても死ぬ時は死ぬやろうし。

そんな感じの開き直りですね。


1年経ってだいぶ考え方が変わりました。

手術直後が一番恐怖心を持っていて、
「あ~もう俺、死ぬんや~泣」
でしたからねぇ~(笑)

でも、ギリギリstage2 で経過観察になったは良いが、そのわずか3ヶ月後の検査で多発性肺転移発覚ですからね。

そして今は更に多発性リンパ節転移発覚ですわ。

もう、落ち込んだり、喜んだり、
何かあるにつけて、一喜一憂するのが馬鹿らしくなりました。面倒くさくなりました。


がんが発覚したばかりの人。

末期で病床に臥せられている人。

自分の置かれている、その時の状況で
想いや考え方は変わっていくと思います。


人生色々

夢の様な楽しい事もあったし、もう死んでしまおうと思うくらい辛い事もあった。

人生50年近くも生きていたらこんなもんだろう。

そんな遠くない時期に死ぬんだろうが、不幸なのかな?

誰かと比べるから不幸という感情が生まれるんやと思う。

他人は他人。

自分は自分。

これが自分に課された運命で、人生という一大イベントの中の、自分という役やった訳ですよ。

その役柄を全うせなあかんねん。


makotoのくせに偉そうに?(笑)




俺はこの先、更に進行したら呼吸苦が始まるでしょう。
これを考え出したら恐怖心が湧いてきていましたが…

『考えてもしゃぁ~ないし』

今、どこも痛くないし、苦しくもないし、
1日、1日、がんになる前と同様に、日常を普通に過ごす事を頑張ろう。


たぶん、それが一番幸せな事やと思うから…





ランキングに参加しておりますので、良かったらポチッとお願いします。
(´∇`)

にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへにほんブログ村