昨日、構想日本が主催していうJIフォーラムに行ってきました。
テーマが、
「事業仕分け報道」を仕分ける 2010/01/29(金) 開催 」
と非常に面白そうだったので。
冒頭まず上杉隆氏が、
「例え100円しか削減効果がなくても、役人に対してプレッシャーを与えたという意味で、事業仕分けの実施意味はあったと個人的には思っている」
と自身の見解を述べるところから開始。
そのほか印象に残った部分を簡単にまとめました。
・何カ月も前から、事前取材をしてその上で報道するところがある一方、多くの報道はきちんと取材もせず、印象論で報道するケースが目立った。報道も2極化している。
・「特ダネ」や「朝ズバ」などの情報番組は毎日開始から終了まで、ずっと人を張り付けて熱心に取材をしていた。取材をきちんとやっていた番組は、当然内容も本質を突いていたケースが多いかった。
・逆に新聞社の取材は至らないところが多かった。役所が縦割りだと批判されるが、新聞社の記者も役所に張り付いているので、国土交通省が担当の記者は国土交通省が取り上げられている時だけいて、終わったら変えるといったことが目立つ。「事業仕分け」そのものを通して取材していた記者は市分には少ない。
・今回の事業仕分けでは、「地デジ」や「記者クラブ」などテレビや新聞業界に関連するテーマもあったにもかかわらず、ほとんどのマスメディアは報じない。
・オバマ米国大統領は、日本では非常にオープンな大統領だとイメージされているが、新聞社などからは批判が上がっている。なぜかというと、オバマ大統領は、歴代の大統領が欠かさず実施していたマスメディア向けの記者会見をほとんどしない。その代わり、twitterやブログ、Youtubeを使って、直接国民に語りかけることを重視している。その方が、メディアに都合がいいように編集されるよりも、伝えたいことを伝えられるというのが狙い。
正直、前半はタイトル負けしてるなぁと、
そういう印象を受けましたが、時間が経つに連れて盛り上がってきて、
最終的には結構面白く満足出来る内容でした。