という記事が今日の夕刊にあったので、気になっていろいろ調べてみた。
記事によると、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の常田氏が語った話として。
太陽の北極と南極は時々入れ替わるが、去年から今年は様子がおかしい。
北極の磁場はマイナスからプラスに反転しているが、南極の磁場はマイナスのままの状態が続き、その結果、極が4つできるという「異常現象」が起きている。
太陽の自転速度が少し遅くなったという報告もある。
太陽の活動のパロメーターとされる黒点がいつもの半分に減っている。
昨年は太陽の活動がピークになる年で、150から200の黒点が観測されるはずだった。
ところが黒点の数は、50から100ぐらいにとどまっており、ここ200年で最も少ないという。
300年前に同じような現象が起きた「マウンダー極小期」と呼ばれる時期は、地球の寒冷化が進み、イギリスのテムズ川が凍結した。
この状態は70年から80年続いたという。
今後、太陽は活動の低調期に入り、併せて地球も寒冷化すると指摘する専門家もいるらしい。
地球温暖化ではなく、寒冷化に対応しなければならないという話だ。
空(そら)の上の話と思うかも知れないが、最近の異常気象はそのせいだと言われれば納得するだろうか。
寒冷化によって作物の供給が滞り、地球の食糧事情は極端に悪化すると考えられている。
前にも書いたが、「平穏な時代」は終わりを告げ、「混乱と激動の時代」に入ったのだと心したい。