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◇稲刈り

5月下旬に田植えをした宮津の棚田で、収穫の稲刈りをしてきました。
もちろん初体験。
これで宮津に足を運ぶのは、今年に入って3回目。
それぞれの季節に、いろいろな風景をみせてくれます。

往路途中の車窓から、田んぼの稲についつい目がいきます。
昼前に宮津に到着し、まずは「こんぴら」のうどんで腹ごしらえ。
そして上世屋の棚田へ。
ここでとれるコシヒカリは、全国2000ほどの銘柄米の中でも、食味値93%と抜群の数値を示します。
無農薬で、特Aランク。
こんな素晴しいお米を、宮津の飯尾醸造では酢を作るために栽培。
すごいです。

今年は日照が少なかったり、田植え後に雨降りの日が多かったため、米の生育にはあまり好ましくなかったようです。
それでも、棚田の稲は立派なお米をたわわに実らせていました。
稲刈り前に、無惨に倒れまくってしまっている田んぼを見かけることがありますね。
これは、○協の稲を使って機械植えした場合、苗そのものが弱くて倒れることもあるそうです。
あとは窒素系の化学肥料をやりすぎると、やたら実りのいい米ができて重みに耐えられず倒れたり。
こういうのは、決して味はよくない、メタボ米ですね。

さて、稲刈りです。
腰には刈った稲を束ねるための藁をつけ、手には鍬を。
ザクッ、ザクッと稲を刈り、程よい量をまとめて、教わったやり方で藁で束ねます。
これを軽トラックに積んで、稲を干すために竹と栗材で組まれた稲木へ。
鋏を広げるように稲束をV字型にさばき、これを隙き間なく竹材に干してゆきます。
真っすぐに植え付けられたところは、刈る&束ねる作業を一度にやってくれるバインダーという機械が使えますが、まずは機械の入らないところを手で苅ります。

コンバインという一般的な稲刈り器だと、苅る⇒脱穀 までを一度にやってしまう。
ここで、稲木で干すということが重要になります。
茎や葉のついた状態で刈り取って天日で干しあげる2週間で、更に米の成熟が進み、米の甘みが増します。
コンバインで一気に脱穀されれば、充分に熟していない状態の米も、一網打尽に収穫してしまうわけ。
美味しくていいものを作るには、手間暇を惜しんじゃいけないんですよね。

明日へ続く…。


写真は、釜を手に、腰に藁束をつけて稲をザクザクと刈っているところ。
左手奥には、刈り取った稲が干されている稲木が見えます。
8~9段くらいに組まれていて、てっぺんは3メートルくらい。

   
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◇畑デビュー

月に1度だけ、畑のお勉強をさせてもらうことになりました。
ホームセンターで、ガーデニング用の日よけやら虫除け、長靴を購入して準備万端。
鍬で畑の畝を作ったり、わき芽を摘むことを教わったり。
玉葱の球根を植え、トマト、オクラ、万願寺唐辛子、バジル、イタリアンパセリ、コリアンダー、すいかを収穫。
タイムやサンチュの苗床作り、チコリの種まきなどなど、盛りだくさん。

唐辛子の花の向きと花落ちの向き、そして実のつく向き。
普段食べている野菜について、知らないことだらけであることを大いに自覚。
午前中の3時間ほどでしたが、刺激の多いひとときでした。

さて、お昼のメインイベントは、収穫した西瓜への入刀。

お、立派な西瓜ですね!


実はこのくらいの大きさ。
イタズラなカラスがたくさんいて、大きなのは中身だけきれいに食べられちゃってまして。


こんなに真っ赤に熟れていて、大きな歓声があがりました!
美味いのなんの。

また来月が楽しみ。
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◇棚田の眺め

田植えの後は、トラックの荷台に乗って、宮津湾の見渡せるところまで連れて行っていただきました。
右に見えるのは地元の人が「一本桜」と呼ぶ大きな桜の木。
すでに田植えの終わった棚田が続き、その先に広がる魚影豊かな宮津湾。
絶景です。
みんな、予定されてた田植えも終わって、ほっと一息ついてるところ。

   
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◇田植え

週末の宮津での田植え。
楽しかったです!
仲間と総勢11名、土曜の朝早く東京を出発してお昼前に宮津に到着。
上世屋に到着して、自然食のお弁当をたっぷりいただき、着替えて田植え用の長靴に履き替えて準備万端。

棚田は形が四角でないし、ひとつの区画が小さいので機械植えはできません。
機械で植えることのデメリットはいろいろ。
苗の根っこがちぎれてしまうので、まず根をはるために折角の養分が使われてしまいます。
そして、機械用の苗は面積あたりの種米が多く密集した生育をさせているため、一度に3本以上の苗を植え込んでしまうので、これまた稲の生育に必要な養分の奪い合いに。
わたしたちが行った、手で行う田植えは、一度に2本ずつ。
余裕をもって作られた苗を、手で2本にほぐしながら植えるので、根っこも長いままです。

田んぼの泥んこに足を入れると、うっ、歩けない!
沈んだ足を抜くことができず、気持ちは前へ、それでも身体は残ったまま。
そんな具合で、泥んこまみれになる仲間が多数。
無農薬の田んぼには、オタマジャクシとカエル、タガメ、ヘビまで。
とにかく、いろんな生き物が共存しています。
生き物が棲める環境で育った健康なお米だからこそ、あたしたちの口に入って安全・美味しい。
そんなあたりまえのことも、普段何気なく食べているお米のひとつぶひとつぶの尊さも。
いろんなことを感じながらの作業でした。

ほんの数時間でしたが、写真の田んぼ一区画の田植えが完了。
みんなで夢中になって土に触れた、いつもと違う週末でした。
あ、そうそう。
心配していた、というか、ちょっぴり楽しみにもしていた筋肉痛にはなりませんでした。
来年は1日通して植えたいなぁ。

   
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