ううう、また、買ってしまった……羽織を……。
正確に言うと、インターネットオークションで落札し、これから代金を振り込んで品物が届くという流れなのだが……。
あれほど、「しばらく着物と帯は買わない」と言っていたのにーー!
(あ、でも、「羽織は買わない」とは言ってなかったかも(笑)。って、そういう問題じゃないだろーー!)
でも、でも、これが本当にお買い得だったのだ……。
黒の絵羽羽織で、背中の部分と前身頃に、絞りで染められた梅の絵が描かれている。
梅の絵は、やや抽象的だが、そのぶんかわいらしい感じがする。それでいて、斜め上に向かって伸びた枝とそこに咲く梅の花の構図が、大人びた雰囲気もかもし出してくれている。
写真で見るかぎり、羽裏もかなり良いものが使われているようだ。
しかも、未使用しつけ糸付きで、インターネットオークションで出ている黒の着物にありがちな変色もなさそう。
(黒の着物は、染料の関係で、通常、長い年数が立つと色あせていわゆる「羊羹色」になったり、色むらができたりする)
しかも、「希望落札価格」(いわゆる「一撃価格」)が設定されているので、着物のインターネットオークションにありがちな「開始価格は低いけど、そのうち値段がどんどんあがっていって、最終的には新品で買うのとたいして変わらなくなっている」ということもない!
しかも、その「希望落札価格」が、とってもお買い得な価格だったのだ!
と来れば、これはもう、落札するしかないでしょう!
たまたま、会社で休憩中にオークションのページを見ていて気が付いたのだが、「これは早く落とすしかない!」と思い、会社の終業時間が過ぎると同時に入札してしまった。
(会社のパソコンを使って入札すること自体そもそも間違ってるのはよくわかっているのだが……、だって、夜遅くまで残業して一時間半近くかかって家に帰り着くまでの間に、他の人に落札されたら泣くに泣けないんだもの……昼休みもあまりとらずに仕事してたんだから、このくらい許して……)
ここのところ、インターネットオークションのページもほとんど見ていなかったのに、なぜか今日は、何となく見てたんだよなあ……。やっぱりこれも何かの縁なのかも。
「まさかぁ」と思う方もいらっしゃるかもしれないが、着物を買う時というのは、本当に「縁」のようなものがある。
私は今まで、気に入った着物にめぐりあう時、必ず不思議な縁じみたことがあった。
やっぱりこれは、出会うべくして出会った羽織なのだ、だから買わなければならなかったのだ……、と、自分に言い聞かせている私なのであった……。
でも本当にいい買い物だったと思う(まだ実物は見ていないが)。
そうだ、「縁」ついでに、今までにお気に入りの着物と出会った時の「縁」がどのようなものだったのか、次回から連載でお届けします。どうぞお楽しみに(笑)
正確に言うと、インターネットオークションで落札し、これから代金を振り込んで品物が届くという流れなのだが……。
あれほど、「しばらく着物と帯は買わない」と言っていたのにーー!
(あ、でも、「羽織は買わない」とは言ってなかったかも(笑)。って、そういう問題じゃないだろーー!)
でも、でも、これが本当にお買い得だったのだ……。
黒の絵羽羽織で、背中の部分と前身頃に、絞りで染められた梅の絵が描かれている。
梅の絵は、やや抽象的だが、そのぶんかわいらしい感じがする。それでいて、斜め上に向かって伸びた枝とそこに咲く梅の花の構図が、大人びた雰囲気もかもし出してくれている。
写真で見るかぎり、羽裏もかなり良いものが使われているようだ。
しかも、未使用しつけ糸付きで、インターネットオークションで出ている黒の着物にありがちな変色もなさそう。
(黒の着物は、染料の関係で、通常、長い年数が立つと色あせていわゆる「羊羹色」になったり、色むらができたりする)
しかも、「希望落札価格」(いわゆる「一撃価格」)が設定されているので、着物のインターネットオークションにありがちな「開始価格は低いけど、そのうち値段がどんどんあがっていって、最終的には新品で買うのとたいして変わらなくなっている」ということもない!
しかも、その「希望落札価格」が、とってもお買い得な価格だったのだ!
と来れば、これはもう、落札するしかないでしょう!
たまたま、会社で休憩中にオークションのページを見ていて気が付いたのだが、「これは早く落とすしかない!」と思い、会社の終業時間が過ぎると同時に入札してしまった。
(会社のパソコンを使って入札すること自体そもそも間違ってるのはよくわかっているのだが……、だって、夜遅くまで残業して一時間半近くかかって家に帰り着くまでの間に、他の人に落札されたら泣くに泣けないんだもの……昼休みもあまりとらずに仕事してたんだから、このくらい許して……)
ここのところ、インターネットオークションのページもほとんど見ていなかったのに、なぜか今日は、何となく見てたんだよなあ……。やっぱりこれも何かの縁なのかも。
「まさかぁ」と思う方もいらっしゃるかもしれないが、着物を買う時というのは、本当に「縁」のようなものがある。
私は今まで、気に入った着物にめぐりあう時、必ず不思議な縁じみたことがあった。
やっぱりこれは、出会うべくして出会った羽織なのだ、だから買わなければならなかったのだ……、と、自分に言い聞かせている私なのであった……。
でも本当にいい買い物だったと思う(まだ実物は見ていないが)。
そうだ、「縁」ついでに、今までにお気に入りの着物と出会った時の「縁」がどのようなものだったのか、次回から連載でお届けします。どうぞお楽しみに(笑)
