うたた寝映画日記

米子ではたらく税理士の個人的映画論

いよいよ明日から12月

2007年11月30日 18時25分16秒 | Weblog
いよいよ明日から師走の12月です。
僕基準で、マライア・キャリーの例のクリスマスソングを聞いたら「年末」と判断することにしているのですが、これをいつ、どこで聞くかを毎年ひそかな実験として楽しんでいます。
近年は、移動中の車の中でラジオからマライアが流れてくるというパターンが多々。
今年は・・・と思っていると、

なんてことないSoftBankのテレビコマーシャルでマライアの曲をバックにアヒル唇のキャメロン・ディアスが闊歩しているじゃないですか。

意表をつかれたあまりにも普通なマライアとの遭遇に、年々日常生活にドラマがなくなってきたなあ・・・と感じる今日この頃。

さて皆さんは、今年の初マライアをどんなシチュエーションで聞きましたか?

ハコがやるようですハコが!!

2007年11月29日 19時29分10秒 | 映画論
来年早々、ハコが映画化されるそうです。ハコですよ、ハコ(変換しても漢字が出なかったのでカタカナで表記)。
つまり、

「ほっ」

です。
僕的にはシリーズの中でいちばん大好きな作品です。

小説の中で、時間構成が前後する体験を味わいました。

まるで「パルプフィクション」のような構成です。

関君を誰が演じるのか?

それが問題です。

なんせ「関君」は・・・読者自身なんだから。

上記説明でわかった方。
かなり榎木津的パワーの持ち主ですね。

東京タワー

2007年11月24日 15時06分04秒 | 映画論
リリーフランキー原作の「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」を観る。

実は、わたくし恥ずかしながら原作も読んでないし、ドラマも観ていない。噂話で何となく内容は想像していたが・・・。

ダメだ。
感想どころではない。

涙が止まらない。

学生時代のダメ人間さが僕そっくりだ。
オカン役の樹木希林が、僕のオカンに似すぎている。

またまた涙が止まらない。
久々、映画観るのに主観の方が勝ってしまった。
エンドロールの最後、監督が「バタアシ金魚」の松岡錠司だなんてその時まで知らずに。
そういう見方もたまにはアリかな。

観終わった後、僕の「オカン」は洗濯機を回していた。
つい

「元気でおらないけんで」

と言った。
そんな母は、いつものように笑っていた。


決算書の読み方・実践編 無事終了

2007年11月22日 21時08分33秒 | ビジネス
鳥取県中小企業家同友会のミニ大学で「決算書の読み方・実践編」のお話を昨日させて頂きました。

まず変動損益計算書の活用方法を説明。

「経営者の役割は、過去の検証ではなく、未来の創造である」

と持論を述べさせていただきました。
どんな会社でもPDCAマネジメントサイクルは不変のツールです。

その後、メインディッシュは・・・

貸借対照表は、決算日の会社の財産債務を表すモノですが、
「それって本当ですか?」
として、監査法人が入る上場企業と比べて、中小企業は得てしてバランスシートが歪められることがあるという切ない現実をお話し、まずは皆さんの会社から適正な決算書を作りましょうと声を大にして叫ばせて頂きました。
特に、資産には貸付金とか、仮払金とか、減価償却していない固定資産や繰延資産とか、よく分からない保証金とか、つまりゾンビがいっぱいにならないようにしましょうと。
税理士任せじゃダメですよ社長さん。

自社の経営成績と財務状況を銀行さんに話せるようになってください。

最後に・・・
こんな若輩者の僕に2回に渡り「決算書の読み方」についてお話しさせていただく場所を与えて頂いた同友会の皆様に感謝。
仕事あがりの遅い時間に、睡魔と戦いながら僕の話に耳を傾けて下さった参加者の方々に感謝。

大山初雪

2007年11月20日 22時21分11秒 | Weblog
そりゃあ寒い訳ですよ。
監査に行く途中、ふと目の前を見ると、遠くに雪化粧した大山が曇り空の中たたずんでいるではありませんか。
僕が小学生だった頃は、標高1711メートルだったのに、今はちょっと縮んで
1709メートル。
永年の風化で少しずつ崩れてきているそうです。
だけど誰がこの2メートルの差を測ったのだろう・・・。

やっとできた!!

2007年11月18日 21時08分34秒 | Weblog
先月、基礎編から始まりました「決算書の読み方」ミニ大学講座ですが、何やらかにやらで11月21日(水)に開催する「決算書の読み方・実践編」のレジメが本日やっと完成しました。
休日返上です。

普段の監査で経営者の方々にお伝え切れてない部分を詰め込みました。
対象は、当社クライアント様ではありませんが、経営者の方々であるのは変わりありません。
テーマは・・・
「経営者の役割は、過去の報告ではなく、未来の創造」
です。
今回で全2回の講座は終了なので、気合いを入れて臨みたいと思います。


うろこ雲

2007年11月11日 18時57分53秒 | Weblog
先日、倉吉からの帰り道、ふと空を見上げると秋の夕陽を浴び、うろこ雲が金色に輝いている。

信号待ちの時、車中からパチリ。

新しく開通した大山口から山陰道に乗って米子まで帰った方が早いのか?
それとも国道9号線をそのまま走って帰った方が早いのか?
もの思いに耽る秋の夕方でした。

ちなみに、新しい道路好きの僕は、必ず大山口まで利用します。
運が良ければ隠岐の島も見えますよ~

もう誰も止めることはできない

2007年11月10日 21時08分52秒 | Weblog
広島カープの主力選手、日本一アツイ投手・黒田と広島を赤く燃やした男・新井がFA宣言をした。
昨年、黒田は「カープで優勝したい」とチームに残留し、夢と希望を失いかけていた僕等を男泣きさせてくれた。
新井も、4番に座るとプレッシャーで打てない等いわれてきたが、気が付けば不動の4番。カープ純国産打線の柱となっていた。
この二人がカープを去る。
新井曰く「野球人として前へ進みたい」と。
記者会見では「カープが好きです」「つらいです」と涙を浮かべた。

もう誰も止めることはできない。
いや止めちゃいけない。

今のカープの状況からして、よく今まで踏ん張ってくれた。
金本、シーツ、ラロッカ。そして黒田、新井までもが・・・。
日本のプロ野球。
これでいいのか?

最後の砦は、前田智徳。
彼が抜けたら、もう僕がコンバットマーチを歌える選手がいなくなってしまう。
どうなるカープ!?


KIHACHI祭りin米子 報告第2弾

2007年11月06日 20時36分54秒 | Weblog
KIHACHI祭りin米子 結果速報第2弾
ということで昨日お伝えできなかった音楽部門、特にジャズライブをご報告。
米子東高卒業のジャズピアニスト森下滋氏とジャズバンドのセッションが3日の夜、行われた。
喜八監督作品「ジャズ大名」の「大名行進曲」も盛り上がったが、アンコールの最後は、会場みんな立ち上がり半ば映画「ジャズ大名」のラストシーンのごとくトランス状態で、関係者の方々もみね子さんが今にも踊り出すんじゃないかと心配だったそうだ。
ラストの演出も、「血と砂」のラストシーンのごとく戦場で楽器隊が一人ずつ死んでいく様を、再現。
最後はピアノの森下氏を残しバンドメンバーが去っていくという心憎い演出には恐れ入りました。
たぶんそうでしょ?「血と砂」でしょ?

そんなこんなで無事終了しました。

今日から普段の毎日の始まりです。
僕にとっては「饗宴(うたげ)」な2日間でした。

すべての人に感謝。


KIHACHI祭りin米子報告日記

2007年11月05日 23時34分23秒 | 映画論
KIHACHI祭りin米子が11月3、4日の2日間米子市の本通り商店街を中心に開催された。

3日はオープニングフォーラム終了後、岡本喜八監督デビュー作「結婚のすべて」を上映。
新珠三千代が最高に綺麗だ。上原謙がコミカルだ。三船敏郎は若いときから顔が濃い。
50年前のラブコメディー。
音楽のようなリズミカルなカット割り、マシンガンなセリフ回し、人の動きで場面転換を繋ぐテクニック(空間が飛ぶんです)。
すでに喜八タッチ全開。
本作を米子で上映するのが誠勝手ながら僕の使命だと思った。
実現できた。
満員御礼。
皆さんに感謝。
その後、岡本みね子さんと利重剛監督とのティーチイン。みね子さんには、喜八監督との出会いを、みね子ママと呼ばれる由縁を、「幻灯辻馬車」製作中止の残念な知らせを、喜八監督が故郷米子に抱いていた心境をうかがった。
利重監督には、喜八監督の脚本の書き方、緻密なカット割りの技術、好きな喜八作品、何より利重監督しか知らない喜八監督の面白エピソードもお聞きすることができた。
利重監督のカラダの一部は「肉弾」でできているらしい。

4日は、「暗黒街の対決」と「地獄の饗宴」を上映。
「暗黒街の対決」は鶴田浩二と三船敏郎とのアツイ友情に男泣き。鶴田浩二には「復讐」の2文字がよく似合う。
「男達の挽歌シリーズ」のジョン・ウー監督にも負けてないぞ!!

「地獄の饗宴」は、ヌーヴェルヴァーグB級犯罪映画のようなテイストが超COOL。おまけに三橋達也のちょいワル加減が絶妙だ。またまた喜八映画の傑作を発掘してしまった。リメイクしても面白そう。
このノワール作品2本立てはお客さんはまばら。
それでいいのだ。いやそれがいいのだ。

音楽部門の報告は後日。