うたた寝映画日記

米子ではたらく税理士の個人的映画論

旅路の果てまで

2008年01月24日 21時27分14秒 | 映画論
先日、いつも行くDVDショップで、ヴィム・ヴェンダース監督のDVDボックス
「旅路の果てまで」
を見つける。
どうやら新作らしい。
出ていたことさえも知らなかった僕。
ヴェンダース監督と言えば、当社のホームページの私の座右の銘
「僕はまわり道専門だ」
にもあるよう、僕が影響を受けた監督のひとりです。

今回のボックスの内容が、
「都会のアリス」
「さすらい」
「ことの次第」
「ブエナビスタソシアルクラブ」
「左利きの女」
というラインナップ。
胸の高鳴りを抑えきれず、お店のレジに持って行き、財布をあけると、

ぜんぜん足りないのです・・・

お金が。

久々に恥ずかしい思い。
お取り置きをしてもらい、後日ゲットしました。

「都会のアリス」
「さすらい」
といえば
もう1本「まわり道」
を含めたロードムービー3部作のうちの2本。
この3本おすすめです。

それでもやはり僕の人生史上最高峰の

「パリ、テキサス」(ヴィム・ヴェンダース監督作品)

には及ばないかな。

どうやら、僕もまだ旅の途中のようです・・・。


キバシュウとタメ!?

2008年01月20日 12時30分10秒 | Weblog
先日から、誠勝手に熱く語ってます、ハコですが・・・
直近作品「邪魅の雫」も途中で読破滞っているにもかかわらず、「魍魎のハコ」を再読賜りたく、本棚、段ボール箱を探すも

見あたらないのです、

「ハコ」が。

仕方なく本屋さんでゲット!!
当然、文庫本ではなく、講談社ノベルス版です。
本文が、上下2分割のレイアウトじゃなきゃ落ち着かない。
読み始めると、

「あれ、映画と全然構成が違う」

と気付く。

つまり、僕自身、原作読んだのは約8年前。

忘れていたのです。

断片的な記憶の繋ぎ合わせ。
思い込みもあったのでしょう。

そんなこんなで久しぶりに原作のハコを体感しております。

その中で、衝撃的だったのは、
木場修太郎の年齢が35歳だったこと。
つまり、

今の自分と同い年だったのです

8年前の当時、35歳の木場修のことをかなりオヤジに思っていたのですが、月日が経つのは早いもの。
僕が、木場修の年齢に追いついてしまった
ん~
これも、京極堂に言わせれば

「不思議なことなど何もない」

というところでしょうか。


任務完了!!

2008年01月13日 17時34分53秒 | Weblog
1月10日、11日と開催されたTKC中央研修会が無事終了しました。
全国から各地域会で講師を担当される税理士会員が東京に集結し、2日間のホットな研修となりました。

今回は、所得税TKCシステムの研修だったのですが、この中で2日目の電子申告と電子納税の章を私が講師として担当させて頂きました。
以前もブログで書いた、台本を作っていた例の研修です。

さすがに、約180名の参加者の前での講師は緊張しました
出番も最終章だったので、最後まで落ち着かないですし・・・。

出番の前に、リーダーの先生に、
「最終章なので、思いっきりやってください」
とアドバイス頂いたのが何よりもの救いでした。

従いまして・・・思いっきりやらせて頂きました。。

しかし、時間の都合上伝え切れていない部分も多々あります。
うまく、皆さんに伝わっただろうか?
ず~っと終わってから気になってます。

しかし、全国から選び抜かれた精鋭の先生方です。
皆さんなら、僕の心配も取り越し苦労となることでしょう。

この講師団研修に参加された先生方の、各地域会での講師としてのご活躍を心よりお祈りしております

『魍魎の匣』その1

2008年01月03日 18時30分45秒 | 映画論
京極夏彦原作の「魍魎の匣」(以下「ハコ」」が公開されました。

前作「うぶめの夏」が(僕の中では)不発に終わり、やはり京極作品は映像化は無理、というか読者をがっかりさせはしないかと、誠勝手に心配しておりました。

しかしながら、ハコはシリーズ中、Myベストな作品。

なんたって「みつしり」で「ほっ」ですから。

期待と不安で眩暈のする中、劇場に足を運びました。

榎木津のように結論から申し上げると

「最高にみつしり」でした。

前作の監督は、京極作品を理解していなかったか、勘違いしていたのかな。
今回メガホンを取るのは、社会派骨太エンターテイメントな原田眞人監督。
「KAMIKAZEタクシー」の頃から個人的にはファンです。
最近では「金融腐食列島」かな。
しかしながら、原田監督でどうなの?という期待より不安がありました。
イメージが「社会派」な監督なもので・・・。
僕の中では、前々から言うように「市川昆監督」じゃなきゃダメなものですから。

オープニングの昭和20年代の東京の町並み。
小説のイメージそのまま。
カストリ雑誌を買って読みたいくらい。

ストーリーは、各登場人物の章に分かれていて、タランティーノ監督の「パルプフィクション」を彷彿とさせるプロット構成。
原作を読んだときに、僕自身「これはパルプだ」と思ったくらい時間軸を弄ばれた記憶が甦る。
監督自身のコメントでも、やはり「パルプ」は意識したようです。
いいじゃないですか監督。
僕の不安は一気に解消です。

年末の娯楽大作映画扱いの「ハコ」。
世間的には、豪華キャストが見どころで宣伝してますが、いやいや、豪華というより、

キャラが生きています。

これも、京極作品をミステリーだと勘違いしなかった原田監督に感謝。
京極作品は、コメディーなんだから。

いかんこのままだときりがないので、続きはまた次回。


平成も20年目を迎えました

2008年01月03日 14時57分13秒 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。
謹んで初春のお慶びを申し上げます。

米子のお正月は降りました、雪が。
昨年中は結局降らず、地球温暖化のせい?と思いきや、
元旦、屋根には白く降り積もる雪。

初詣は、雪の中参拝しました。
寒かったので詣客もまばら。
今年の無事を祈願しました。

夜には大山を見上げると、スキー場のナイターが浮かび上がっていた。
桝水高原です。
大山にとっては、待ちに待った雪。
だって、12月は雪なしでスキー場開きしたんですもんね。

皆様にとって今年も益々の飛躍の年となることをお祈り申し上げます。

ちなみに僕は、年男。

ねずみ男です。

鉄鼠です。