うたた寝映画日記

米子ではたらく税理士の個人的映画論

昔だってやってんじゃん!!

2006年09月17日 13時54分09秒 | 映画論
植木等主演で60年代一大ブームを巻き起こした「ニッポン無責任時代」。
主人公の名前が「平均」と書いて「たいらひとし」だって。ベタでよし。

みんながコツコツ働いて、日本国民みんなが豊かになれた時代。
でもこの笑ってすべてを解決しちゃう無責任なサラリーマンキャラがブレイクしたのは、高度経済成長の真っ只中みんなコツコツ働くことに疑問をもっていたのかな。それとも一種のあこがれか。

主人公みたいに「C調(軽いノリという意味か?僕はサザンの曲の中でしか聞いたことがない)」で毎日過ごしたいけど、現実の会社ではありえない。家にはかわいい女房子供が腹を空かせて待っているし。会社クビになるわけにゃいかないっしょ。

さて、この「無責任シリーズ」結構会社買収が題材になっている。場末のバーで株の情報が流れたり、ライバル企業が会社乗っ取りを目論んでいたり。最近M&Aだ、ホリエモンだ、外資ファンドだと騒ぎ立てるが、なんだ昔からやってんじゃんM&A。
それと、昔の映画で「最近の若モノは・・・」というセリフがあると拍子抜けしません?その頃の若者は今や団塊世代で「最近の若モノは・・・」とおっしゃっている。

まわる~まわる~よ時代はまわる中島みゆき『時代』より

だからそんなに騒ぎ立てることないんだって