マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

中国の酒粕で「鮭の粕漬け」をつくってみた

2008年04月28日 | 酒肴
今は中国の多くの場所で日本酒や焼酎をつくっているようで、うちの店にも営業の担当者がやって来る。

価格も日本に比べて安く、味の方も最近はだいぶ良くなってきているので、宴会用に2種類ほど置いているが、先日、業者に「酒粕」はどうしているのか聞いたら、豚などの飼料にしているとのこと。、それではもったいないので、10㎏程タダで分けてもらい、早速、「酒の粕漬け」を作ってみたのだが、これがなかなかいけるので、今回はレシピを紹介しよう。

材料:
サーモン  100gの切り身×10枚
塩     少々

(粕床)     お玉(100g)が基準
酒粕    1000g
酒      お玉で6杯
みりん   お玉で3杯
塩      お玉で1杯
砂糖    お玉で3杯

作り方:
①鮭(サーモン)を100gの切り身にして、塩を振り冷蔵庫に2~3時間入れる。(うちの店ではアトランティックサーモンの脂のある物を使っている。)
②酒粕を細かくちぎり、当たり鉢に入れ、酒とみりんでのばしながら、砂糖と塩を加える。
③冷蔵庫から①を取り出して、表面の塩を洗い流し水切りし、フキンかキッチンペーパーで水気を拭く。
④バットに②の粕床を敷き③を並べ、粕床を上から乗せ、鮭にまんべんなく酒粕を絡ませる。
⑤ラップを掛けて、冷蔵庫に入れる。



食べ頃は3日~1週間程だが、たくさん作って冷凍しておくのも良いだろう。

jjkenさんのタイからの便りでは、マンゴやマンゴスティンなどのフルーツがたくさん出回っているようで、恵みの雨をたっぷり受けた大地が太陽を受けてフルーツが甘みを増す様子が伝わってくる。

この一ヶ月程、中国のこれからについて考えてみたが、チベットに自由が無いように、中国人にも自由というものが少ないように思えてならない。

フルーツに水と太陽の恵みが必要なように、人には何が必要なのかを中国が問われる時が来ているような気がする。。。