電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.471 (3/4)

2005年12月16日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/12/09~05/12/10

◎ケロロ軍曹
 (第88話)
 忘れたころにやってくるダソヌ☆マソ。アフロはもうええから、とっとと帰れや。

◎アニメ魂
 ToHeart2
 (第10話)
 来栖川エレクトロニクスの次世代型試作メイドロボHMX-17α、イルファ……は良いけど、珊瑚が開発に絡んでるんかい。ま、基本的には長瀬主任のチームの機種だから、マルチやセリオの妹だな。
 AIがこの前まで別のボディだったみたいだし、珊瑚や瑠璃は前から知ってるってとこを考えたら、『Rmm』の最終回で珊瑚が長瀬主任のところに持って来てたOSって、イルファのOSだったのか……
 ま、出来はセリオに感情を持たせたって感じかねぇ。う~ん……長瀬主任の声が『Rmm』のままだ。やっぱし個人的には前作無印の大林隆介のイメージが強いから、この長瀬主任は違和感あるなぁ。
 で、稼動テストのために学校に……ではなく、姫由里家で働くことになったイルファだけど……そりゃメイドロボが食事を作ってしまったら瑠璃の取り得が無くなってしまうから怒るだろうねぇ。しかし、貴明の時と言い、このイルファと言い、瑠璃と付き合うのは大変だねぇ。
 瑠璃のことで貴明に相談に来たイルファ。成り行きでこのみの家のカレー作りを見学してるけど、それを解説してるこのみのお母さん……画面上のキャラの配置と言い、流れてるBGMも淡々としてるから、なんかゲームの1シーンそのまんまって感じだな。
 外に出たら太陽の光でセンサーが焼き切れる心配って……ま、以前のサッカーロボの時代の話だから、あんまし高性能な光学センサー使ってなかったのか? そんな時に自分を外に連れ出してくれた瑠璃への恩返しだというイルファのカレー、さすがに瑠璃も食わざるを得んだろうけど……
 しかし、マルチやセリオに比べたら本来のメイドロボに特化されてるって感じだな。ま、マルチみたいなドジじゃメイドロボとして売り物に並んだろうし、セリオみたいな万能タイプにしてしまうとコストが幾らかかるかわからないからねぇ。

◎今日から(マ)王!
 (第69話)
 いきなし眞魔国に紛れ込んでしまった勝利。そこは封印の儀式を控えた眞王廟だったけど、不審人物として追われるところを村田に助けられてるけど……
 ウルリーケが儀式に掛かりっきりでしばらくは地球に戻れない勝利……はいいけど、準備の進む儀式に1人だけ疑念を感じてるって話。確かに有利が魔王になって以来、箱にまつわる事件のつながりは単に偶然とは言い切ってしまえないだろうね。事態の渦中にいる者より他人の方が状況がわかりやすいってこともあるだろうしね。
 で、コンラッドと2人で無理やり儀式を阻止しようと眞王廟に突入してる勝利。いきなし魔力を発動して妨害を排除してるけど……その先にいたのは、1人で箱から漏れ出してる宗主の気と格闘してるウルリーケ。儀式どころじゃないのにそれを隠してたって……隠してどうなるものでもあるまいに。
 で、いきなし様子が変わったヴォルフラム……中身は眞王って感じだな。

◎ふしぎ星の☆ふたご姫
 (第37話)
 おいおい、ナギーニョの正体ってプリンセス・グレースに代々仕えて来て、双子姫のことを見守ってたってか。で、完璧なエターナル・ソーラー・プリンセスになるためには7つの国に散らばってるグレースストーンを集めろって……よくある話ね。てっきり前に月の国の宝を貰ったときに他の国のアイテムも集めるのかと思ってたんだけどね。
 おひさまの国のストーンは国王&王妃にも心当たり無いってことで、まずは宝石の国にアルテッサに心当たりがあるとかで向かってるけど……宝石の国の王妃は晴雨姉妹には渡すなってきつい言葉。ブライトが先回りしてあることないこと言い触らしてるってか。
 それでも城を抜け出し、ストーンを晴雨姉妹に渡そうとするアルテッサ。その石は幼い頃に人形とともに埋めたって話で、どうにか探し出して掘り出したけど……速攻でブライトに横取りされてしまうとは悲惨ね。
 でも、本物の石はもう一個の人形と一緒に別の場所に埋めてあったって話。ニセモノを掴まされたブライトはマヌケね。
 宝石の付いていた人形はアルテッサとブライトの大切な思い出の人形。でも、今のブライトはそんなことまで忘れてしまってるって話で、ちょっぴり切ない感じね。

◎BLOOD+
 (第10話)
 毎年の恒例行事のハノイ旅行とか言ってるけど……そんな、ついこの前まで共産圏だった国で(って、今も建前は共産主義だろ)一般国民がそんな簡単にハノイに行き来できるのか? 一応はエリートのお嬢様学校みたいだけど、必ずしも共産党幹部の子女ばかりではないみたいだし。
 教室に置かれた青い薔薇に触発されて地下の秘密の場所を探ってる小夜だけど……別にファントムの罠ってわけじゃなかったみたいだし……
 リセの背後にあるフランスの製薬会社の代表的商品、記者のにーちゃんも飲んでるとか言ってるけど……それって何かヤバくないか? いや、ちゃんと表の商品として出てるのはチェックもされてるだろうから、一応はまともな商品だと思うけどね。
 ハノイの戦争博物館を見学してる小夜たちだけど……どうせ中国の抗日資料館とかと一緒で、北ベトナムを美化して米軍の残虐性を強調したような施設なんだろうな。で、戦争の光景を見て既視感に怯える小夜。
 そして、その前に現れたファントムだけど……こいつ、ベトナム戦争当時から小夜のこと知ってたんかい。で、何か恨みを持ってるみたいなんだけど、思い出せない小夜。いや、復讐しようとする人間にとって相手がそれを覚えてないってのは恨みそのものよりも一番許し難いことだろうねぇ。

◎MAJOR(第2期)(新)
 (第27話)
 すっかり声変わりした吾郎……ま、この顔で声が変わってなかったら、そっちの方がずっと怖いけど。ま、一応、イメージ的に違和感は無いね。この声のままメジャー編まで行くのかねぇ。
 4年ぶりの再会……いきなしグーで殴るか<清水。

◎蟲師
 (第8話)
 海辺の村にやって来たギンコ。そこでずっと海を見ていた男にもやの中で大量の海蛇を見て妻を失った話を聞くけど……
 翌年、再びやって来たギンコは男を探すけど、男は村の女の子と出来て夫婦になって、すっかり村の一員になってたって話。そこで蟲の話をして一緒に確かめに行こうとするけど……そのもやの中では本当に岸に戻りたい人間には岸がはっきり見えるんだけど、そうでない人間は何も見えずにさらわれていき、3年ぐらいたったら船だけ戻ってくるって話。
 ギンコたちがもやに入ると、男の妻が乗っていた船を発見。しかもそこには男の妻が……3日ばかり流されていたとかう妻だけど……蟲と化してるってよくわからん展開。結局もやの中は蟲の時間が流れていて、2、3時間いたはずのギンコたちも岸に帰ったら1ヶ月経ってたって話だけど……
 海千山千の話は良いんだけど、やっぱし男の妻が蟲になったのがよくわからんね。いや、蟲が男の妻の残像を見せてただけって可能性もあるけど、会話してた感じではどう考えても本人って感じなんだけどねぇ。ま、男も新しい家庭を築いてるわけだから、もし妻が無事に帰ってきてたら修羅場だったわけだけどね。

◎BLACK CAT
 (第7話)
 花火を楽しんでるイヴとスヴェンだけど、その花火の下ではサヤの復讐に怒り狂ったトレインとクリードの戦いが……。その気配に感付いたイブはタンカーの炎上する波止場からトレインを助け出してるけど……どういう展開になったのかは謎だけど、そばにいた3人のガキを守ってたからイヴが助けてやったってところか……
 それでもトレインに対する警戒を解かないイヴ。ハーディスを取り上げたまま返そうとしないんだけど……
 トレインに代わってイヴ捜索を命じられたNo.7のジェナス。呼び出し前にリンスと出会ってたのが原作知ってるとニヤリとさせるところだけど、こいつも原作と違って早々と登場してるね。もっとも、原作じゃクロノス・ナンバーズって中盤以降からしか登場してないからねぇ。
 やたら本を読み込んでるイヴ。ま、それが難解な学術研究書とかだったら怖いところだけど、今のところは普通の子供向けの本みたいね。
 で、イソップ寓話を読んで、怖い猫(トレイン)の首に鈴を付けようとしてるイヴだけど……トレインの見ていたテレビアニメがなかなか笑える話。鈴をつけるのに失敗したイヴ。トレインに「おまえだって殺し屋だ」と言われて飛び出したのは良いけど、そこで出くわしたのが捜索にやってきたジェナスとは災難ね。
 右手を斧に変えて立ち向かうイヴ……おまいはミギーかい。しかし、ジェナスのオリハルコンの糸は切れずに呆気なく拘束されてしまう展開。さすがに相手がナンバーズだと今のイヴじゃ手も足も出ないかい。
 そこに鈴の音とともに現れたトレイン。首に付けられた鈴……きっと音夢のコスプレだな。(おい)
 さすがにジェナスもトレイン相手だと簡単に行かないってことで去っていくけど……ま、基本的に女の子相手に手荒なことをしないヤツだから、適当に任務は誤魔化すつもりだろうな。もっとも、クロノス上層部はクリード対策が最優先課題になってきて、どのみち他の任務は後回しって状況になってるみたいだけど……

◎銀盤カレイドスコープ
 (第10話)
 いよいよトリノに向けて一直線……というタズサだけど、メダルを手に出来るその日はピートとの別れの日だと気付き、急にピートのことを意識しだして練習にも実が入らない様子。
 さすがにコーチと新田はタズサの様子に気付いてるけど、原因が分かるはず無いからどうにもできないってところ。いや、原因がはっきりしてることでも人から言われて素直に聞くようなタズサじゃないと思うけど……
 ぼーっとして脱衣場で服を脱ぎだすタズサ。
「目隠ししなくていいのかい?」
 そういうところが余計なんだな、ピートって。いや、ラッキーとばかりに放置してたらその後に地獄のトマト攻撃が待ってるんだろうけど……
 なんかピートに恋し始めたって感じのタズサ。
「あなたはどう思ってるの?」
 唐突にそんなこと言われたって、何の話かわからないんじゃピートに答えようがないと思うんだけど。いや、まっすぐ聞かれたって困る問題だけどね。
 いきなしピートに「キスして」って言ってるタズサ。おいおい、ピートに憑依されてるタズサは(霊体ではあれ)ピートを独立した存在として知覚してるのか? いや、アニメじゃイメージ的にそういう表現にならざるを得ないだろうけど、タズサがピートの存在をどういう形で認識してるかどうかはアニメの表現とは別問題だと思うんだけど……

◎灼眼のシャナ
 (第10話)
 毎朝の鍛錬……ご苦労さんね。
 毎朝コンビニでメロンパンを買い込んでるシャナ。財布から小銭の1円玉探してる辺りがいとおかし。
 緒方さんが用事があるからって吉田さんと2人で図書委員の仕事を引き受けさせられてる悠二。でも、放課後は鍛錬の先約があるからって怒ってる平井さん(ニセモノ)が怖いね。ま、怒ってる理由はどっちかというと吉田さんに嫉妬してたからみたいだけど……
 それ以来、ギクシャクしてる悠二とシャナ。夕方帰ってきた悠二に鍛錬しようとしてもやる気無さげに去っていく悠二。こうなりゃ敵が現れたら悠二もやる気になるだろうと願ってるシャナ。
 それに引かれたわけでもないだろうけど、いきなし封絶を張って人々を襲ってる燐子。そこに駆け付けるシャナだけど、悠二は付いて来ず……ま、シャナもいろいろ精神的に万全じゃないからって、これくらいの敵にてこずるわけでもないみたいだけど……
 しかし、主である紅世の徒を失って暴走してる燐子ってのも厄介だね。いくら人から存在の力を奪ってもそれを自分のものにはできないから、むやみやたらと襲うだけ襲って際限というものを知らないからねぇ。
 シャナのことが気になってる悠二。母親に諭されてとぼとぼと封絶のところまでやってくるけど、すでにシャナは燐子に止めを刺すところ……しかし、いったいどれだけ無駄な犠牲者が出たんだ?
 一方、路地裏で不良に絡まれてる金髪の金持ちのガキ。そこに妹らしきタカビーな少女が来たと思ったら、一撃で不良たちを真っ二つにし、その存在の力を食ってるガキ……おまけにその後で兄妹同士でキスして存在の力を口移ししてるって……こいつら新手の紅世の徒かい。
 普通、紅世の徒って同じ土地に頻繁に現れたりしないものだって話だけど、なんかこの町は特異だね。悠二の中の零時迷子が紅世の徒を呼び寄せたりしてるって話じゃないだろうな。