電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.494 (1/4)

2006年07月01日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/05/15~06/05/15

◎蟲師
 (第21話)
 嫁入りのときに花嫁衣装に緑の染みがあると思ったら、最初に生まれた子供は緑の液状の蟲としてこの世に出てきてすぐに床下に消え、1年たって床下から人の姿をした子供が出て来たって話。それ以来、同じような子供が次々に生まれてきたと思ったら、長男に緑色の染みが出てきて弱ってきたってことでギンコが呼ばれたのだけど……
 子供たちの正体は綿餓鬼とかいう蟲。床下に根を張ったのが本体で、子供の姿をしたのは養分を得るための器官ってかい。
 死にそうな長男はもう寿命だから助からない。それより、死ぬときに大量の種を吐き出してしまうからその前に始末しろって言うギンコ。
 それから3ヶ月。残った次男以下にも変化が見え始めたという話。知恵を付け始めた綿餓鬼たちはギンコが来ると知ると自分たちが殺されると気付き、それを知った母親はギンコを包丁で刺してるって展開。なんかいきなし殺伐とした展開だけど……
 でも、ギンコは死ななかったから自分たちの最後を知った綿餓鬼は種だけでも残そうと家に火を放って結末。
 ギンコは綿餓鬼の人間体は別の形に姿を変えて再び人間の形をする時期を待ってると言って夫婦に緑色の結晶を渡してるけど、それは嘘。本当は液状になった綿餓鬼を瓶に詰めて持ち帰ってるってか。しかし、その状態で会話するなよ。

◎Fate/stay night
 (第19話)
 秘剣ツバメ返しを放ったアサシンだけど、セイバーには敗れて、日の出と共に消滅。凛と士郎を追い込んだキャスターの前に立ち向かうセイバーだけど、キャスターの魔法に剣を封じられて有効打を放てない様子。高らかに勝利を宣言してるキャスターだけど……
 いきなし現れたキンキラの男。一撃でキャスターを始末して去って行ってるって、凶悪な強さだな。何か雰囲気がアーチャーに似てるんだけど……そいつは前回の聖杯戦争でセイバーを倒し、そのままこの世界に留まっていたってか。
 前回の聖杯戦争ではセイバーのマスターだった士郎の養父が聖杯を破壊し、そのために町が火に包まれたってか。酷い話ね。
 セイバーの語る衛宮切嗣の姿は士郎の知る養父とはまるで別人って感じ。ま、大河が慕ってたっていうから士郎の知る姿の方が本当なんだろうけど……
 あくまで聖杯を手にしたらアーサー王としての人生をやり直すというセイバーを、この時代に止める方法を言峰に訊く士郎だけど……おいおい、こいつもマスターだという可能性を考えてないのか?

◎ブラック・ジャック21
 (第66話)
 W杯を観戦^h^h^h^h^hシュタインに会いにドイツに来たブラック・ジャックだけどシュタインは会おうともせず、警備員に追い出されようとする始末。それを救ったのはいつぞやのブラッククイーン。BJに助けられて医者としての心構えを教えられたから、海外の病院で修行し直してるってかい。
 ブラッククイーンの担当患者のトリトン。ピアノを弾くことが好きな少年だけど、手が悪くてシュタインの作った万能ロボットアームに付け替えなくてはいけないという話。しかし、この万能ロボットアーム、脳波信号を読み取って本人の思ったとおりに自由に動くと言っていながら一方でプログラムすれば何でも出来るって……それ言ってること矛盾してないか?
 万能ロボットアームだと誰でも同じようにピアノが弾けると聞いたトリトン。それは自分の力で弾くことじゃないと知り、取替えを拒否しようとするトリトンだけど、シュタインはタダで手術してやるのに文句を言うなって態度。
 シュタインの屋敷に忍び込んで話を聞きだそうとするBJだけど、シュタインが口にしたのは本間丈太郎を嘲る言葉だけ。怒ったBJはトリトンの手を手術して直してしまい、シュタインは面目丸潰れ。
 マスコミに叩かれるのを恐れたシュタインはイギリスへ。BJもそれを追っていくのだけど……

◎名探偵コナン
 (第438話)
 これ、父親が釣りに行く偽装をして出掛けてたから手掛かりがたくさんあったんだけど、そんな小細工無かったらどうなってたんだろうね。ま、コナンたちが着いてからすぐに父親も現れたから、ガキが熱中症で死んでるってことは無いだろうけど……
 しかし、結核で3ヶ月入院って……そりゃ軽度の発症なら3ヶ月あれば直るだろうけど、今はあんまり結核って自覚症状ないから割りと重度にならないと入院とかいう事態にならないって気がするんだけど……
 ま、子供がいるから症状が軽くても感染防止のための入院ってのもあるだろうけど、現在は結核の発症者は極めて少ないけど保菌者はそこらにいっぱいいるから、あんまし意味無さそうに思うんだけどね。

◎ひまわりっ!
 (第6話)
 水遁の術の修行に失敗して落ち込むひまわりにあざみが教える伝説の修験者の話。
 ひまわりが教えを乞いに行ったら、今にも死にそうなジジイが酒や肴を要求し、最後に紅葉。しかし、この里には紅葉は無いって話。だからって、周囲の木に火を放って紅葉と思えってヒメジはメチャクチャだけど……
 結局、ハヤトの提案で紙で作った紅葉で誤魔化すことにしたけど……真赤な夕陽を浴びた紙の紅葉は本物の紅葉のようにきれいに映えわたり、ジジイは満足したって話。そして、紙の紅葉を示して忍びの極意をひまわりに語るけど……
 翌日、ひまわりが会いに来たら祠にはとっくに白骨化した修験者の遺体が……紅葉見たさに成仏できず、幽霊となって留まっていたけど、ひまわりのおかげで成仏できたって話かい。

◎涼宮ハルヒの憂鬱
 (第7話)
 試験期間も休みが無いとは、凶悪な集団だな。で、ハルヒが作ったSOS団のエンブレム。サナダムシがくだを巻いてるとはよく言ったものだね。
 トップページしかないSOS団のサイトのトップページにそれを貼り付けと言ってるハルヒだけど……それより他のコンテンツを増やそうという発想は無いのか? しかし、カウンターの9割はハルヒが自分で回してるって……いくらなんでもそりゃ虚しすぎるだろ。
 いきなしSOS団に彼氏が行方不明になったという女生徒の依頼。その彼氏というのがコンピ研の部長で、まず部屋を捜索に行ったのだけど……『電卓男』とか『失踪日記改』とか『明日へのピンポンダッシュ』とか、いったいどんな読書趣味をしてるんだ?
 冷蔵庫で見付けた賞味期限が3日前のワラビ餅を無理やりみくるに食わせてるハルヒって……
 その部屋で時空の異常を感知した長門と古泉。ハルヒが帰った後で確かめに戻ってるけど……いきなし砂漠のど真ん中。出現する巨大カマドウマ。
 486ペタバイトの驚異の情報量を誇るエンブレムに、それを媒介して目覚めてしまった一種の情報統合思念体……あの落書きのどこにそんな情報量が圧縮されてるんだか、というか、そんなに圧縮できる手段が解析できたらノーベル賞どころの話じゃないだろうね。
 しかし、いきなしアクセスカウントが3万超えて変だとは思わないのか?<ハルヒ。

◎Angel Heart
 (第31話)
 香の姉の早百合がニューヨークに帰る日の話だけど、実のところ、香がリョウと槇村がシティーハンターをやってることに気付いた話と、リョウが香にプロポーズした話の回想話。
 はっきり言って当人たちには何の関係も無い話が延々と続いてるのだけど、要するに香はこの新宿という街にいて幸せだったと早百合に感じさせてるって話ね。
 しかし、お約束とはいえ、やたら笑えるプロポーズだな。
 海坊主がリョウが本当なら新宿でくすぶってるような人間じゃないってことで、李謙徳に組織の会社を任せようとか言われてたことを持ち出してるけど……なんかおもいっきし蛇足だね。この作品、何かにつけ物語に台湾マフィアが絡み過ぎてちょっとうざいね。

◎ラブゲッCHU ~ミラクル声優白書~
 (第7話)
 早口言葉で活舌を披露してる祐理花……しかし、落合祐里香ってこんなに活舌良かったのか? ここだけリテイク数十回とかだったら笑えるぞ。
 全然出来ない桃子の練習に付き合いに来てアタリの部屋を覗いてるけど……アタリがアニメーターとしてデビューしたってか。でも、動画だろ。
 幼馴染のアタリにプロデビューの先を越されて焦ってる祐理花。ラムダの新人を引き抜きにきた黒岩に人違いされたのをきっかけに、その事務所で声優デビューすることに決めたのはいいけど……
 その黒岩は業界でも有名な悪徳ゴロだと言う大門の言葉を聞き、祐理花を見掛けたというアタリに居場所を聞いて駆け付ける桃子だけど……祐理花は水着撮影されてる上に今度は無理やり脱がされようとしてるって悲惨ね。いや、自分からのこのこ付いていって契約書にサインしてるんだから、それくらいは勉強料と思って観念しろよ。
 しかし、地震並みの振動って……相変わらず常識はずれの桃子の大声だな。大門もけっこう怖いのね。ま、声が三石だから迫力あるけど。

◎桜蘭高校ホスト部
 (第5話)
 客の女の子相手にどっちがどっちか当てるゲームをしてる双子の光と馨。それを簡単に言い当ててるハルヒ。何気に光の方が1割ほど悪意があると言ったばかりに、それがきっかけで双子の仲が険悪化することに……
 どうでもいいけど、こいつらクラスではハルヒの両隣を押さえてるのか。なんかがっちりガードして他の連中には手出しできなくしてるって感じだな。
 双子が心配で学食に弁当持参でやってきたハルヒだけど……学食の定食メニューでもレストラン並みの料理かい。選んだ料理が嫌いなのばかりになったって弁当と交換させられてるハルヒだけど……何か食ったことも無い高級料理って感じだね。
 それにしても、ハルヒの手作り弁当をいかにも欲しそうにしてるのに貰えない須王、いとおかし。
 違う色に髪の毛を染めてますますエスカレートしてる双子のケンカにホスト部の面々もお手上げ状態。ハニー先輩でも刺々しい空気を変えられないから相当なものだね。
 ……とか思ってたら、「そんなにケンカしてたら、うちには来るな」って言った途端、それじゃケンカしないなら行っても良いのだと、たちまちケンカ終了。おいおい、ハルヒから家に行っても良いって言質とるために芝居でケンカしてたってかい。

◎うたわれるもの
 (第7話)
 無抵抗な人質を殺そうとしてたところをハクオロたちに攻め込まれ、最後は部下の兵士に逃げられて自分が捕虜になったヌアンギ。幼馴染のエルルゥのおかげで釈放してもらってるけど……
 そしてインカラの皇都に攻め込むハクオロたち。さすがにそれなりの防御施設を持った城砦になってるけど、守ってるのが指揮官のいない雑魚の兵士ばかりじゃ、そりゃろくに守れもしないわな。
 で、たちまち城内に攻め込んだハクオロだけど、牢を破ったベナウィに立ちはだかれてるけど……ハクオロを手下に任せて何をするのかと思ったら、インカラに切腹を進言。しかし、それが受け入れられないとなると自分の手でインカラを切り、ハクオロに戦争の終結を伝え、自刃……と思ったら、ハクオロに押し止められてるか。
 新たな国の誕生を伝え聞いてる翼人の国。国の名はトゥスクルって……ババアの名前を持ってきたか。で、使者に志願してる皇女のウルトリィだけど……
 しかし、獣耳の連中の次はいきなし翼人の国ってか。


1 コメント

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ブラック・ジャック21 (絵塗師)
2006-07-02 10:32:04
原作でもBQは海外に行ったが、それは婚約者の海外赴任についていったため。しかしいわゆる発展途上国だったため、そこで勤めることになるであろう病院の設備に不安を感じて迷っていた。そこでBJは睡眠薬を飲ませて眠らせ(またかい!)、BQが手術するはずだった患者を勝手に手術して病院に大金を吹っかけ、彼女を引責辞任に追い込んだ。吹っ切れたBQは海外へ行く決心をしたというわけ。



骨肉腫の話も原作にあったが、単に切断するか否かという内容だった。本間先生を嘲った病院長の鼻をあかすため、切断しかないといわれていた少年の腕を治してしまうあたりはそのまま。
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