電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.468 (3/4)

2005年11月25日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/11/19~05/11/19

◎絶対少年(終)
 (第26話)
 現場で歩を見つけて突っつきまわす須賀原。ま、何かと肝心なときに現場を逃がしてるからねぇ、このねーちゃん。
 地面ごろごろの希紗。風呂にもずっと入ってないし、着替えもしてないって感じだから徹底的に汚ギャルを追及してるのか。
 結局、須賀原のマテリアルフェアリーとイーブルの話は須賀原の勝手な思い込みの解釈に過ぎないってのはいいけど、真実はすべての人に対してそれぞれあるとか言い出したら、近代科学が前提とする普遍性がなくなってしまうぞ。
 フェアリーとイーブンは対になるもので、互いのパートナーが見付かったら対消滅で消えるとか、ブンちゃんもぼーちゃんも希紗が望んだからこの世界に誕生しただとか……言うだけなら何とでも言えるって話。
 結局、町中から湧き出てきたフェアリーと対消滅して消えていってる巨大マテリアルイーブルだけど……イーブルが幾何学的形状をしてたのってどんな意味があるんだ?
 入浴しながら歩に電話してる希紗……いったい何日ぶりの風呂だ? しかし、わっくんってのは単に座敷わらしだったってか?
 制服姿の希紗……似合わねぇ。しかし、女子高生は足の感覚が無くなって一人前って……確かに真冬の女子高生見たらそうとしか思えないわな。でも、理絵子もまだまだ一人前じゃないみたいだけど……

 ま、すべてはうやむやのうちに終わるってのはTV番組で須賀原が付喪神説を出してきたときから予想出来た話だけど、巨大マテリアルイーブルの消滅の現場に新聞社のヘリが飛んでた割には、世間の反応まで触れずに終わってしまってるというのは、ある意味、卑怯だね。
 マテリアルフェアリーもマテリアルイーブルも実体の無い、世界の皮膜の破れから見えてるものだとするなら、それはそれで言いのだけど、問題として残るのはブンちゃんが消滅した時に外装の破片が残ってることだね。
 そりゃ、イーブルが付喪神なら取り付いてた器物の破片が残ってもおかしくはないのだけど、破片を残してるのがブンちゃんだけというのが謎。ま、他のイーブルはブンちゃんみたいに具体的な形体が描かれてないから、破片の描写は省略してるとか、そもそもブンちゃんみたいな実体は無く、ただ寒色系の光に過ぎなかったって話もありうるだろうけど……さすがに巨大マテリアルイーブルにはそんな言い訳通用しないだろ。
 あれだけ巨大な物体の破片が降り注いだら、みなとみらい一帯はたちまち瓦礫の山。そうじゃないなら、ブンちゃんと巨大マテリアルイーブルの消滅は別の現象としかいえないんだけど……
 ま、ブンちゃんの場合は世界の皮膜の穴からやってきて、こっち側に実体があったのだけど、巨大マテリアルイーブルは皮膜の穴から見えてただけで実体は無く、マテリアルフェアリーはその穴を塞いでただけだって可能性はあるけどね。
 ところで、御子柴さんはどうなったんだろう……

◎今日から(マ)王!
 (第66話)
 いつもは地球時間ではすぐに帰ってくるのに、1時間たっても帰って来ないって心配な有利の家族……って、あれから地球ではまだ1時間しか経ってないんかいっ!
 そこに忘れ物があるといって帰ってきた有利。なぜかコンラッドとヴォルフラムまで着いて来てるのは良いけど、今度は眞魔国に帰れなくなってるってわけのわからん展開。村田の話では眞魔国に箱が4つ揃った影響だと言ってるけど……
 仕方が無いから、またボブに協力を求めてスイスまで……で、ボブが眞魔国への道を開こうと魔力を使ったら、なぜか巨人型の化け物が出てきてるって、展開が理解不能。ま、なんとか化け物を倒して眞魔国にはたどり着いてるけどね。

◎ふしぎ星の☆ふたご姫
 (第34話)
 初っ端、いきなし橋に頭をぶつけてるティオ。これで今回の活躍は終わりか……
 元気が無さげなミルロ。次のプリンセスパーティがベスト・アート・プリンセスで、しずくの国の開催だからって女王に優勝しろと強要されて、嫌な感じみたい。で、そのことを晴雨姉妹の助けで告げに行くんだけど、いざ女王の前になったら腰砕け。相変わらず気の弱いねーちゃんだね。
 思い悩んだ末に太陽を黒く塗ってるミルロ。お節介に文句を言ってるキャメロットだけど、よその国のどしろうとが口を挟むなよ。
 虹の泉を破壊し、運河に黒い水を流し込んでるブライト。後から女王に取り入るつもりなら、水をきれいにする方法を考えてから実行に移せよ。
 しかし、プロミネンスであっさり水が元通りってのはちょっと安易過ぎる気がするんだけどねぇ。

◎ウルトラマニアック
 (第25話)
 マヤの呼び寄せたダークゾーンに送り込まれていく亜由たち。中で懸命に支えている校長……ま、あっけなくやられてたわけじゃないのね。
 パソコンで何とかしようとする仁菜だけど、ダークゾーンのパワーに引き寄せられる仁菜のホーリーストーン。それもマヤの狙いの内だったってか。仁菜のホーリーストーンを奪ったマヤの元に現れる最後のホーリーストーン。それをもって立ち去るマヤ。ホーリーストーンさえ集まれば後はどうなっても良いって、放ったらかしかい。
 とりあえず仁菜の魔法でみんな助かったみたいだけど、ホーリーストーンを奪ったマヤのところに殴りこんでいくジジイ。いや、気持ちはわかるけど、ルール上の問題でもあるのか?
 怒ったマヤにダークゾーンに飛ばされるジジイ。それを探しに自分たちもダークゾーンの中に入っていく仁菜たち。放っとけばいいのに、わざわざ余計なことをしようとしてホーリーストーンを全部ダークゾーンに吸い取られてしまってるマヤ。マヌケね。
 結局、最後は心を改めて解除魔法で仁菜たちを救ったみたいだけど……
 で、なぜか仁菜のところに集まってるホーリーストーン。ラッキーとばかりにゲットしてる仁菜。コンプリート宣言したかと思ったら、そこに現れたのは王子様。いや、ストーンの奇跡とは全然関係ないような気がするけどね。
 さて、果たして仁菜は辻合を捨てられるのか?……ってところが最終回のポイントみたいね。

◎BLOOD+
 (第7話)
 ヤンバルの空爆はミサイル搭載機の墜落で揉み消しかい。ま、いかにもありそうな話だな。
 オヤジが死んだと聞いて引きこもってるリクに、思い出話をするカイだけど……壊れた本を飯粒でくっつけても元には戻らんだろ。
 ヤンバルの施設から医療ゴミの処理会社に出されてたワインの謎。ベトナムの業者から輸入してるって話だけど、そこは最近出来た学校ってか。なんか学校は隠れ蓑で翼手の研究施設っぽいのがバレバレだな。
 しかし、この作品、バトルの無い回はほんとに中弛みって感じで、ちょっと苦しい感じだね。

◎強殖装甲ガイバー
 (第15話)
 星間戦争の兵器を作るために何億年も掛けて地球の生物の進化を操作していたとかいう降臨者……いったい、どんな悠長な星間戦争してたんだ? 何万年も戦ってるというゼントラーディすら足元に及ばないな。
 で、最後は何億年も掛けて作り上げた生物兵器を放棄して去ってるって……開発コストなんかもう論外だな。

◎蟲師
 (第5話)
 行っても行っても現れ続ける沼。液状の蟲の成れの果ての旅する沼ってかい。そこでギンコが出会った緑髪の少女。昔、水神の生贄にされ、一度死んで沼の蟲と同化して再び生を得て沼と共に生きているってか。
 少女を追って地下水脈を移動する沼を追い駆けるギンコ。河口で網を張って待ち構えてるのはいいけど、漁師も暇だね。
 もう沼と同化して海に流れたと思った少女だけど……後で魚と一緒に網に掛かるかい。で、寒天状になって発見されたんだけど……どうやったらそこから普通の人間に戻れるんだ?
 で、沼は山の中にいっぱい子孫を残していたって話だけど……そんな得体の知れない沼がぞろぞろあったら、うかつに沼の水を飲んだり出来ないじゃないかい。

◎BLACK CAT
 (第4話)
 トルネオの屋敷に再侵入したスヴェンとリンスだけど……あんまし、その猫たち役に立ってるようには思えないんだけど……で、そのドサクサに便乗してトレインも侵入してきてるし……
 瞬くスピードでイヴに迫っていくトレインに追いつけないスヴェン。ヴィジョンアイを使ってようやくイヴの元に先回りしてるけど……
 やってきたトレインを抹殺するように仕向けられるイヴ。それを庇うスヴェンだけど、ナノマシンの暴走化カードで殺戮兵器と化してしまうイヴ……
 一方、地下の研究施設に潜入したリンスだけど、そこはすでに破壊された後……トレインにそんな暇は無いから他の何者かの仕業だけど……この頃はまだクリードもクロノスの一員だったはずだから星の使徒とかじゃないよな。トレインを陽動に使って、その隙にクロノスの他の連中がやったってとこか?
 暴走するイヴを身を挺して止めるスヴェン……おいおい、ふつう、その状況は死ぬパターンだろ。
 正気に戻ったイヴを連れて何とか逃げ延びたスヴェンとリンス……と思ったら、そこに銃を構えたトレイン。万事休すと思ったら、サヤの影響で撃たずに去っていったかい。
 で、トルネオの屋敷の炎上を眺めてるクロノスの連中……やっぱし本命はイヴ抹殺じゃなくてトルネオの研究施設の破壊だったかい。
 クロノスって影の秘密結社といえば聞こえは悪いんだけど、やってることは社会の現状維持であって、何か新しい力を持って社会の秩序を乱そうとするやつらをこっそり潰すのが目的の組織だからねぇ。ま、維持する社会が北朝鮮みたいなところだったら嫌だけど、それなりに人々が平和で安心して暮らせる社会なら、そうやって維持しててくれたほうが民衆は幸せなのは確かだから、一概に悪い存在とは言えないね。

◎銀盤カレイドスコープ
 (第7話)
 いきなし運命の全日本選手権大会。なんか今回は直前の至藤の演技を見るだけの余裕があったみたいね。
 で、問題の新プログラムで挑むわけだけど……スケートシーンが3文芝居のイメージ映像で誤魔化されてる感じで、フィギュアスケートアニメとしてはどうかと思うぞ。ま、物語上は悪乗りしながらも卒なく演技をこなしてるタズサだけど……
 タズサの演技を見ていた至藤だけど、それでプレッシャーを感じたのか、以降のプログラムはすべて失敗。ま、互角の勝負で至藤が代表に選ばれるくらいならHNK杯の時にとっくに決まってるはずだから、それがここまでもつれ込んでるのは選考委員の間ではタズサの方が評価が高いってことだからね。
 至藤の自滅もあってトリノ五輪の代表選手に選ばれたタズサ。なんか本人に自信とか無かったのが意外だけど、ま、その謙虚な気持ちを忘れずにいろよ。

◎灼眼のシャナ
 (第7話)
 そのままシャナと再戦するのかと思ったら、屍拾いを感知して去っていくマージョリードー。でも、その気配は見失って骨折り損とはご苦労さんね。
 自分も戦うから鍛えてくれと言ってる悠二だけど……紅世の徒と契約を結んだフレイムヘイズじゃあるまいし、ミステスとはいえ、ただのトーチに一緒に戦えるのか? 案の定、特訓初日の様子では見込みなさそう。
 すっかりシャナを悠二の彼女扱いのお母さん。なんか性格が鷹揚だね。
 悠二が平井さん(偽者)と一緒に通学途中でサボるところを目撃してる吉田さんだけど、昨日の今日でこれじゃ、泣きたくなるよな。
 屍拾いを探すマージョリーの自在法を感知したシャナは、マージョリーの先回りしようと気配を感じた方に向かおうとするけど、屍拾いの気配は瞬時に移動してわからなくなってしまうという罠。実は屍拾いは自分自身は動かず、町中においておいた自分の存在の力の分身を使って誤魔化してたって話なんだけど……マージョリーよりもシャナの方が完璧に引っ掛かっててどうするっ! いや、一緒にいる悠二がけっこう頭が働きそうだけど……戦力としては使えなくても参謀役には使えるタイプか。
 それにしても、ラミー(屍拾い)は莫大な量の存在の力を貯め込んでるみたいだけど、いったいどんな自在法のために貯め込んでるんだ?