電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.463 (2/4)

2005年10月19日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/10/12~05/10/13

◎フルメタル・パニック!The Second Raid
 (第12話)
 例の暗号は玉芳が宗介に連絡を伝える目的だったみたいだけど……玉芳が宗介に会わせた男。それは3ヶ月前の自爆で一命だけは取り留めていた、すでに瀕死のガウルンだったってか。結局、すべての裏で糸を引いてたのはこいつか。しかし、宗介への復讐のためだけに南北中国の軍事対決まで画策するか……
 宗介を信じてアーバレストの発進準備を命じるテッサに反論する副官だけど……テッサの反論が凄いね。
 玉蘭にかなめを暗殺させたことを告げてるガウルンだけど……こいつだって玉蘭が逆にかなめにやられたってのは知らないんだろうけど、ま、宗介を動揺させるには格好の材料だな。
 逆上した宗介は銃をぶっ放してガウルンに止めを刺してるけど……ま、ガウルンの本当の目的は宗介に殺されることだったんだな。自己満足か、それとも宗介にトラウマを残すのが目的だったのかはわからんけど。
 しかし、心停止したら起爆する爆弾が仕組まれてたって凶悪だね。

 それはそうと、冒頭で香港のえらいさんのところにかなめが殴り込んできてたみたいだけど、おまい、いったい何者じゃいっ! ま、宗介の居場所はレイスにでも聞いたんだろうけどね。

◎涼風
 (第15話)
 結局、大和の実家に泊めて貰ってる2人。大和は涼風だけ駅前のホテルに泊めさせようと思ってたみたいだけど、田舎の感覚じゃそんなの失礼だからねぇ。しかし、広島駅から車で1時間半……相当な山奥みたいね。
 それにしても、田舎は大家族だねぇ。いや、両親と兄弟3人に祖母だったら、本来なら普通の家族構成だと思うけど。しかし、大和に弟と妹がいたのか。
 翌日、用事があるから夕方まで送れないといって出かけていく父親……この田舎には公共交通機関とか無いのか?
 相変わらず意固地な涼風だけど、ま、大和みたいにデリカシーの無いやつと一緒にいれば仕方が無いわな。しかし、大和が萌果と電話してるのを聞いて、いきなし蛍が見たいとか言い出してるって……こいつもひねくれてるね。
 大和が蛍の穴場だと連れて行った場所だけど、どう考えても周囲の光景から見て道路とか整備されてるし、田んぼは完全に農薬まみれって感じだから、どう考えても蛍なんかいそうにないんだけどねぇ。いや、もっと山のそばだとかいうんならともかく、あの田んぼの真ん中で蛍が生息したりは出来ないと思うぞ。
 ホタルブクロだってあんなとこには生えてないだろ。こんな環境で蛍がいっぱいいるなら、どこの田舎でも蛍がいなくなったなんて嘆いたりしないぞ。
 で、大和の中学時代の告白の話になってるんだけど……昔からダメダメ人間だったことはよくわかったね。いや、あんな告白、都会のお嬢様にはウケるかもしれないけど、地元の女の子には効かんだろ。
 しかし、意味深にOKしてる涼風……いまさら波風立てる気かい。

◎ARIA The ANIMATION
 (第2話)
 朝起きたら水没状態の事務所。
「あひ?」
 灯里の表情がいいね。
 アクアアルタって毎年ある季節特有の高潮現象……ま、日本の梅雨とか台風とかと同じようなものだな。
 しかし、水没した町を歩いて買い物とは、物好きだね。ま、確かに長靴の中にも水が入ってきたら裸足でも同じかもしれないけど、道に何が落ちてるかわからんから、怪我しないためにも何か履いてた方が良いと思うぞ。
 雨に降られて道に迷ってたどり着いた先は藍華のいる姫屋。しかし、アクアアルタの日にも練習しろって、姫屋の晃ってウンディーネも厳しいね。
 しかし、アリア社長ってネコだったのか。謎の現住生物だと期待してたのに。ま、うたまるよりはネコっぽいけどね。
 晃と喧嘩して姫屋を飛び出した藍華。そのままアリアカンパニーに移籍しようとしてるけど……
「たのもー!」
 翌朝早々にアリアカンパニーにやって来た晃。まるで道場破りだな。その声を聴いて恐怖に引きつってる藍華と灯里。
「こんなとこにいたら、アラアラが伝染る」
「アラアラ」
 灯里と藍華を漫才コンビだといってた晃だけど、自分もアリシアと漫才コンビなんだな。
「アラアラ、禁止」
「うふふ」
「うふふ、禁止」
「アラアラ、うふふ」
「アラアラ、うふふ、禁止」
 やっぱし、アリシア役の大原さやかっていいねぇ。『すてプリ』のラクウェル以来のはまり役って感じだな。
 藍華って姫屋の跡取りだから、どのみちアリアカンパニーに移籍なんか出来ないってかい。姫屋のほかの連中は藍華が跡取りだからって敬語を使ってるんだけど、晃だけはまっすぐ呼び捨てぶつかってきてくれるって……藍華も十分わかってるんだけど、それでも時に感情がぶつかる時があるから、今度みたいに飛び出してきてるって感じだね。
 くるみパンで仲直りして一件落着……

 ところで、シングルってのは灯里や藍華みたいに営業免許が無いから客を乗せずに1人でゴンドラを漕いでる段階のことみたいだけど、プリマってのは営業免許があるってことだけなのか? それとも各カンパニーで首席のウンディーネってことか? その辺、よくわからないね。

◎ガンパレード・オーケストラ(新)
 (第1話)
 雪の降り積もる東津軽駅に降りた石田咲良。最果ての雪国って感じだね。すでに九州は全滅して幻獣は山口に上陸してるってか。熊本にいた連中はどうなったんだ?
 青森第108警護師団第4中隊の中隊長として赴任してきた咲良だけど、これで中隊長とは、いよいよ人材不足も極限に来てるな。青森赴任ってのは単なる後詰めなのか、それともすでに北海道が落ちて最前線になってるのか、どっちなんだろう?
 しかし、相変わらず部隊は学校に併設か。熊本の部隊は女子高に併設されてたみたいだけど、こっちは共学校みたいね。おや、前線から遠くて重要拠点も無い末端の部隊だからメンバーは14人しかいないってか。
 それにしても、一番末端にある第4中隊の教室……ろくに授業もしてない感じだな。ま、下っ端兵士相手に学校の授業しても無駄ってか。しかし、担任の教師が率先してあれじゃあねぇ。
 しかし、本人もでかい荷物の中身がペンギンの縫いぐるみだったってか。
 そんな中、いきなし幻獣が出現して出動命令が出てるんだけど……こいつらの弛んだ生活じゃ、いくら基地に起居してても即応できるのか?
 どうでもいいけど、メカが前作よりずいぶん進化してるようなのは気のせいか?
 ま、咲良の作戦はセオリー通りとはいえ、机上の立案ってのは確かだけど、第4中隊の連中の作戦無視もメチャクチャだな。ま、初めての実戦で動転してるのはわかるけど、実戦経験が皆無の連中だけで1個中隊作ってるのってメチャクチャだね。
 いや、本来は経験者とかいたんだろうけど、どんどん他の前線に引き抜かれていったってのが実態なんだろうけど……なんか熊本の連中とは大違いだな。

◎ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
 (第156話)
 チリ~ン、チリ~ン……チリーンともお別れってか。いや、最近ほとんど出てなかったから存在忘れ去られてたんじゃないのか?
 コジローと別れる時のチリーンの何ともいえない健気な表情が良いね。

◎トリニティ・ブラッド
 (第22話)
 反乱軍に捕まった教皇だけど、意外とあっけなく異端審問局の連中に救出され、反乱は鎮圧状態。あとはディートリッヒとか、沸いて出てくる化け物兵士の始末か……と思ってたら、いきなし地上の宮殿に謎の侵入者。
 アルビオンの王宮守護隊を一撃でなぎ払い、地下に降りていく侵入者。よせば良いのにエステルがその後を追ってるんだけど……
 地下のロケットを使って何かをしようとしていたディートリッヒだけど、ナイトロードに阻止されてるのが毎度の話。ナイトロードも前回の帝都での時みたいな無様な戦いはしてないし。ディートリッヒはヴァンパイアを食ったなとか言ってたけど、ナノマシーン・クルーツニクってのはヴァンパイアの血を吸わないと機能を維持できないのか? いや、どういうものか全然よくわからんのだけど……
 しかし、そこにやって来た侵入者。ナイトロードがカインとか呼んでたけど、こいつが例の暴走ナノマシン、クルーツニク01の男か?
 でも、出会い頭に一撃食らわしたと思ったら、やられたのはディートリッヒって……用済みだから始末したってか。そのカインに怒り全開で攻撃しようとしてるナイトロードだけど、カインを追ってきたエステルの姿を見て攻撃を躊躇してるって……そのまま攻撃したらエステルも巻き込んだってことなのか、それともその姿をエステルに見られたくないと思ったのか……いずれにせよ敵の間際でそんなことしてたら致命的なのは明らか。
 それにしても、ディートリッヒの前からの行動とか見てたら、こいつらの目的は残された宇宙技術を独占して、空からの脅威をもって全世界を支配することか。しかし、帝国やアルビオンの技術力でも宇宙技術ってのは再生してないのか? いや、そういう状態じゃ昔の技術を使っても運用しきれないだろうに。

◎SHUFFLE!!
 (第13話)
 プリムラの夢の中の稟と楓……は良いんだけど、ネリネって何か意味あるのか?
 魔王のおっさんにプリムラのことを聞いてる稟だけど、魔王のおっさんは当たり障りの無い答え。でも、ネリネは本当のことに勘付いてるみたいで魔王のおっさんも隠し通せなく、それはシアにも伝えられるけど……
 ネリネが言ってたリコリスってのはプリムラの前の実験体ってとこか?
 夕食会の献立を聞きに行って、ことの真相を聞く稟。プリムラを治すには元のように感情をリセットするしかないという魔王……
 プリムラのことで気まずくなってる稟、楓、シア、ネリネ……結局、この状況を動かせるのは亜沙だけか。で、稟は自分からプリムラに会いに行こうと決意してるけど……それを聞いて一人だけ飛び出してるネリネ……
 公園で歌を歌ってたネリネに駆け寄ってる稟だけど、この歌は自分の歌じゃないと言ってるネリネ……歌自体か元々リコリスの歌ってた歌ってとこか、それともそもそも以前に稟と会ってたのがネリネじゃなくてリコリスだったってか?……何か波乱の展開だな。

 それにしても、鏡に映ってたシアの顔が怖かったけど、あれは裏シアとか闇のシアとか、そんな別人格なのか?

◎苺ましまろ
 (第10話)
「とうりゃんせ」はいいけど、何か変な信号の音だな。青信号が変わる直前になったら、警告音に変わるのか?
 ロッジ風の喫茶店にやって来た伸恵だけど……あの4人がいないと完全に別作品みたいだな。なんか限定8個の季節のケーキが気に入ったみたいだけど……
 催眠術にはまってる美羽だけど……千佳が犬になってるって、例によってボケボケの茉莉。しかし、催眠術って掛からんものだねぇ。
「どこぞの誰か、あなたはケーキが食べたくな~る」
 そこに掛かってきた伸恵からの呼び出し。近所かと思えば千佳と美羽は自転車で、茉莉とアナはバスって、そこそこ遠くか。ま、こいつらの自転車で行ける距離といっても知れてるだろうけどね。
 しかし、千佳の自転車はパンク。全員でバスかと思ったら美羽はキックボードで千佳は歩いてるけど……結局、美羽はバスに乗り換えて千佳だけ置き去りかと思ったら、キックボードは残していったのね。
「西がウエストでしょ。東がイースト……じゃ、北は?」
「ノース。スノーの逆で、冷たいから北って覚えれば良いんですわ」
 それってイギリス人の覚え方じゃないだろっ! しかし、最近のガキは小学生でもそれくらい覚えてるのか?
 スノーの逆なら暑くないんじゃないかって悩んでるのはいいけど、肝心の北がどっちかってわからずに公園の中で迷子になってる茉莉とアナ……哀れね。
 外人と出くわして「城北図書館はどこか?」って聞かれてるアナだけど、さっぱり。逆に茉莉の方が通じてるのが情けないね。
 結局、全然揃わないことにぶちきれた伸恵がそのまま帰ろうとしてるけど、何とか全員ケーキにありついたみたいね。しかし、ずいぶん経ってたけど、よく限定ケーキが残ってたものだね。ま、あんまし人に知られてない店なんだな。
 帰り道、花を見かけたガキたち……はいいけど、雑草の中で咲いてるって偉いとか言ってるけど、そりゃ雑草の花だろ。

◎ガラスの仮面
 (第28話)
 舞台の初日に穴を開けて、乙部のりえに役を取られてるマヤ。マスコミの取材は速見のおかげで乗り切ったけど、舞台だけじゃなくドラマも乙部に取られてるとは悲惨ね。
 さすがに月影はマヤのことをよくわかってるみたいだけど、何か今回のような事件も最初から見越して、マヤを大都芸能に入れたみたいだな。それは月影自身が過去に体験したことなんだろうけど……怖い師匠だな。
 速見は早々に別の芝居にマヤを出そうとしてるけど、徹底的にマヤを業界から追放しようとしてる乙部は裏から手を回してさらにマヤの芝居を妨害してるって凶悪ね。
 そのことを知った亜弓は乙部を追い出すために、父親に頼んで乙部の主演の舞台に出演しようとしてるけど……

◎ノエイン もうひとりの君へ(新)
 (第1話)
 なんかいきなし変な事故だか何か……武器かと思ったら人の顔みたいなのが付いてたり、不気味で醜悪だな。
 一転して何の変哲も無い日常の光景。ま、心霊現象で盛り上がるのはともかく、カッターで爪を研いでる、とてつもなくブラックホールなガキが怖いね。
 いきなし町が異空間に包まれたと思ったら、謎の男がハルカに襲い掛かろうとしてるけど……一歩届かず消滅って、意味不明。いや、実体ではないんだろうけど。
 肝試しに連れ出されたユウだけど……速攻で母親に塾に連れ帰られてるって凶悪ね。いや、いまどきあんな受験絶対の怖い母親なんているのか?
 で、また変な連中が現れてるんだけど、狙われてるのが自分だと囮になって他のガキたちを逃がしてるハルカ。そこに、母親から逃げて来たユウが戻ってきて立ちはだかってるんだけど……
「お前は俺だ」
 とか言ってユウにはハルカを守れないとか言ってるけど……このおっさん、未来のユウだってか?

◎Paradise Kiss(新)
 (第1話)
 とりあえず見たけど、よくわからん。パス。

◎攻殻機動隊SAC 2ndGIG(終)
 (第25話)
 盛大に出島を空爆する自衛軍。そりゃテロリストの壊滅というよりも難民の虐殺が目的だろ。
 難民が殺される前に難民全員の記憶を電脳領域にサルベージしようしてる久瀬の計画に乗ってる草薙。ホットラインの通じない茅葺総理の解任って、最初から米帝の指図だったってか。
 独断で衛星を落下させて核ミサイルを阻止しようとしてるタチコマたちだけど、落下に選んだ衛星ってのがタチコマたちのAIが搭載された衛星だってか。悲惨だね。
 結局、何のすべも無いまま発射された核ミサイル。タチコマたちの衛星で無事に阻止されてるけど……
 反乱罪で拘束された官房長官。そして国外逃亡しようとして射殺された合田はいいけど、一足遅く久瀬も始末されてしまい、事件の真相の多くは闇の中って嫌だねぇ。
 しかし、茅葺政権存続はいいけど、官房長官があれじゃ与党もガタガタだと思うんだけど、政権基盤は大丈夫なのか? ま、小泉政権並みの選挙での強さがあれば、簡単に野党が政権を奪うことは出来ないだろうけど……
 なんか新しい機体のタチコマになってるんだけど、AIは新規なのか? 前のタチコマもAIの衛星が落ちただけで本体は無事に残ってるはずなんだけど……

 前作もそうだったけど、事件が解決したのはいいけど、何か良くわからない釈然としない結末なのはどうにかならないのか? ま、事件そのものの解決を目的とした作品じゃなくて、あくまで事件に立ち向かう9課の描写を目的とした作品だってとこだろうけど。