前潟都窪の徒然草

折々の社会現象に対する所感、随筆、アフリエイト

ポーランドの追憶・・・アウシュビッツツ強制収容所跡を実見の衝撃

2007-12-21 17:45:06 | 海外旅行
ポーランドを旅したのは2001年10月12日のことであった。アメリカのニューヨークで同時多発テロがあり世界貿易センタービルが航空機に激突されて倒壊するという大惨事の直後の訪問であった。

アウシュビッツの強制収容所の跡地を見学し、人類の歴史に汚点を残した史跡で遺留品の数々を実見し強烈な印象を受けた。その記憶が生々しいだけに、12.18付けの産経新聞で報道されたアウシュビッツの記事は記録として留めておきたいと思った。




アウシュビッツを訪問した時の印象を当時の旅日記を繙いて切り抜きの下に収録しておこう。

 ニューヨークの同時多発テロから一ケ月程経った10月12日、オフイシェンチムへ到着した。先ず目に入るのはポブラ並木のある構内に立ち並んでいる重厚な感じのする煉瓦造りの建物群である。何も予備知識なしに眺めれば軍隊の兵舎が立ち並んでいると思うかもしれない。しかし建物群と敷地を取り巻いて巡らされた高圧電線網を見ると異様な感じがあり、やはり収容所だなと了解するであろうか。

 入り口には高圧電線網が張りめぐらされた扉の上に「ARBEIT MACHT FREI」というドイツ語の文字盤が並んでいる。働けば自由になれるという意味である。ここが悪名高いアウシュビッツ強制収容所なのだ。

 建物の中を順次見学して回ったが、刈り取った頭髪が夥しい程の量展示されている部屋、様々な大きさと種類の靴が山をなして集積されている部屋、革製の大きなトランクには白いペンキで住所氏名が記入されて沢山集積され展示されている部屋もある。移住させるからと騙されて自分の財産を判別しやすいようにとの指示のもとに記入したと思われる白色のペンキの文字が哀れさをそそる。眼鏡だけ集めて展示してある部屋もある。その量は夥しいとしか言いようのない程である。これらの遺品を前にするとその背後にある意味が自ずから察知できるレイアウトになっていて身の毛がよだつ思いで眺めた。




偽装商品で百貨店に発した今更のような公取委の警告

2007-12-21 14:01:10 | ニュース雑感
偽が今年の世相を表す漢字に選ばれたので、その最後の大掃除をしようとでもいうように公取委が異例の警告を百貨店等に発したという。今更のような今回の公取委の警告は役人の気質を表しているようである。如何にも仕事はきちんとしてますよと世間に迎合している気持ちが透けて見える。






薬害肝炎訴訟は和解ならず

2007-12-21 13:25:29 | ニュース雑感
 被害者の立場に立てばお気の毒としかいいようがない。部外者の一国民の立場から言えば政府の対応もそれなりに検討をした回答であろうし、財布を握る責任ある立場からは妥当な回答であると思う。この負担は国民に税負担増という形でつけが廻ってくるのだから当時の厚生省の担当大臣や省庁幹部の責任がもっと指弾されてもいいのではなかろうか。阿部某とか松村某の氏名が記事の中にでてこないのが不可解である。