前潟都窪の徒然草

折々の社会現象に対する所感、随筆、アフリエイト

さんふらわあ号による学生限定の北海道への船旅

2007-11-30 16:16:39 | 暮らしを楽しむ
 船旅で印象深く思い出すのは北欧四ケ国を旅した時のフィヨルドのクルージングとバイキングラインの豪華客船ラモーレラ号に於ける夕食会のことである。古い旅日記を繙いてみると1999年9月8日~9月10日の項に以下の記述があった。
 9月8日。朝早くパレストランドの波止場からフェリーボートに乗りソグネスフィヨルドをヘラまでクルージングした。ソグネスフィヨルドは世界一長く、深いフィヨルドである。長さは204キロメートル、深さは最深部で1308メートルにも及ぶ。昨日のゲイランゲルのフィヨルドとは趣を異にしてフィヨルドの規模が大きいため幅が広くて湾を航行しているのと変わらない。周囲の山々が切り立った険しい崖になっているところが湾とは違うところであろうか。対岸には集落や農場も見えている。羊を斜面で飼っているのも目撃した。そのうち次第に川幅が狭くなってくると両岸の山が迫ってきだしてフイョルドらしい雰囲気がでてくる。航行して行く前方に険しい山々が重なりだしたと見とれているうちに目的地のヘラへ着いてしまった。

9月9日
前日夕刻7時45分にストックホルム港で乗船したバイキングラインのラモーレラ号は34,000トンの豪華な客船であった。8時15分から始まった船内大食堂でのバイキング料理の夕食はワイン、ビール飲み放題の豪華判であった。料理の品数も肉料理、鳥料理、魚料理と豊富にありどれも美味しそうであったが、魚料理だけを生鮭、海老、蟹中心に選択した。フィリッピン人を妻に持つノルウエーの青年と意気投合し杯を傾けながら交歓しとても愉快な一晩であった。
9月10日
朝トゥルクの港へ上陸して、荷物が出てくるのを待っていると、一人のフィンランドの老人がボトルペットを加工したメガホンを口にあてがい、縦長の台形に切った薄い鉄板を胡弓のように膝に支えて、これに弓を擦り哀愁に満ちたメロディーを奏でては歌を口ずさんでいた。やはりフィンランド人にはアジア系の血が流れているなと実感した。 

「北海道」の旅はパック旅行に参加して学生時代の友人と二人で層雲峡温泉に泊まり流星の滝と銀河の滝を見学したことが強烈な印象として残っている。狩勝峠の壮観や美瑛の広大な田畑の光景も忘れられない景色である。
今「商船三井フェリー」が企画している学生さん限定の「キャンペーン」「さんふらわあ」号による「北海道」への「船旅」は生涯忘れられない想い出を作ってくれるであろうと思う。夕食のバイキング料理では船旅ならではの出会いもあるだろうし、夕方便のパブリックスペースの展望浴場&サウナやマリンシアターが無料で利用できるのは大きな魅力である。






姫路城の追憶

2007-11-28 12:34:47 | 暮らしを楽しむ
 30才代の頃兵庫県の高砂市で新婚生活を送ったことがある。休日には生まれて間もない長女を妻と一緒に連れて姫路城にはよく行ったことを思い出す。そんなこともあって「街コミZAQ」のマップ索引から姫路の投稿記事を探すと以下のような記事を発見した。出題の意図が曖昧なので【 】内を引用しておいた。   
【 ZAQドライブ情報事務局 2007/09/05登録
世界遺産、姫路城の優美さを愛でる!
 安土桃山時代から江戸時代初期にかけての建築技術の粋を極めたと言われる名城。5層7階の華麗な大天守と3つの小天守からなる連立式天守、防火用として塗られた白漆喰総塗籠造の白壁の美しさから白鷺城とも呼ばれている。日本で初めてユネスコの世界文化遺産に登録されたことでも知られ、現存する国内の城の中でも世界的に高い評価を受けている。】
  この城で印象に残っているのは天守閣へ上がるためのエレベーターが設置されていないことである。勾配の急な階段を汗を流しながら登ったことを思い出す。そして宮本武蔵がこの城に幽閉されて勉学に励んだ部屋が 残っていたのを思い出す。
 この記事には「コメント投稿」や 「地域情報」はまだ投稿されていないが姫路城は世界遺産でもあることだし、やがて沢山のコメントが寄せられることであろう。
 残念ながらこの「街コミZAQ」には九州地区と関西地区と東京地区の一部だけの情報しか収録されていない。これが全国規模のサイトに成長した時には使い勝手のいい便利なSNSになることであろうと楽しみにしている。






「Youbuy」というオンラインショップ

2007-11-27 13:35:25 | 暮らしを楽しむ
  片言の英語しか喋れないのに74国を訪問した。英語の通じる国であれば買い物なども一人ですることができるが、英語の通じない国ではお手上げである。その点、年配者にとって添乗員付きのパック旅行は宿の心配、食事の心配、買い物の心配をしなくて済むから有り難い。
 その国の民芸品や特産物を土産に買いたければ添乗員が連れて行ってくれる店へ行けば店員達が日本語で対応してくれるから不便を感じないで済む。何処の国へ行ってもみやげ物屋には必ず日本語の喋れる店員がいるので日本という国の凄さを実感する。

 世界の経済大国となった日本を訪れる外国人は最近非常に増えている。観光、就職、留学など色々目的は異なるであろうが、外国人が日本へ来て生活したり買い物をしたりするのは日本語が出来ない人にとっては大変だということが良く理解できる。そういう人々の生活の不便を解消しようとして発足した「Youbuy」というオンラインショップがあるのを知った。
 このサイトが運営する「ショッピングモール」は対応言語として、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ロシア語、ドイツ語、ポルトガル語(ブラジル国旗で表示)、トルコ語、イタリア語の10カ国語が用意されておりまさに「インターナショナル」である。
  このショッピングモールでは在日外国人達が日本国内では入手が困難であった母国の食材や生活用品を母国語で選択し購入できる仕組みになっているのだから使い勝手は非常によいものになっている。インターネットを使いこなせる人にとってはとても便利なサイトだと断言できると思う。
 



写真アルバムの整理と処分

2007-11-22 13:59:54 | 暮らしを楽しむ
 齢古稀にもなると毎日の「暮らし」の中でも身辺整理のことを考え出すようになる。
 先ず最初に目につくのは膨大な冊数の家族の写真アルバムである。夫婦それぞれの幼児から学生時代までのアルバムだけでも数十冊になる。そこへ結婚してから子供たちが成長し独立していくまでのアルバムがある。狭い家に住むことを余儀なくされている子供たちは自分達のアルバムを収納する場所がないという理由だけで持っていこうとしない。実家へ行けば何時でも見ることができると安易に考えている。

 デジタルカメラが安価に入手できるようになってから写真は画像ファイルとしてコンピューターの画像ファイルに収納できるから紙焼きして分厚い写真アルバムに張り付ける必要がなくなったので助かっている。 だが写真の画像ファイルは容量を食うので何時までもマイコンピューターの中に保存しておくこともできない。そこで外部メモリーを増設したり、CDやDVDに保存してパソコンにかかる負荷を少なくするようにする「くらしのレシピ」が必要になってくる。

 「まぁ、ちゃんと。」のサイト等も参考にしながら筆者が編み出した「くらしのレシピ」は次の二つである。

一 紙焼き写真アルバムの整理と廃棄
 1.紙焼きされた分厚い写真アルバムから張られている写真を一枚ずつスキャンして撮影日時、場所と注記を画像ファイルのプロパティーに記入すること。
  2.年代別にホルダーを用意しておき、ここへ画像ファイルを時系列順に収納すること。年代別のホルダーには更に必要に応じて下位分類のホルダーを用意すること。
  3.1~2の手順を踏んで整理されたホルダーを年代別にCD、DVDに複写すること。
二 デジタル画像の整理
  デジタルカメラで撮影した画像も逐次時系列順の年代別に分類し必要あらば下位分類も施してCD,DVDに複写すること。

  これだけの手順を踏んで整理しておけば、膨大な容積を必要とした写真アルバムは廃棄することができる。







クリスマスにはドミノ・ピザの宅配がいいかも

2007-11-22 12:52:13 | 暮らしを楽しむ
  外孫が4人いる。他家へ嫁いだ長女の所に小学4年生の女の子と幼稚園年長組の男の子。同じく他家へ嫁いだ次女には小学1年生の男の子と3歳の男の子。彼らは両親の仕事の都合で何れもアメリカとカナダで暮らした経験を持っている。
  誕生日などには両親ともども我が家へ集まってきて賑やかである。バアバの手造りの料理で楽しい団欒をすることが多い。だがバアバも体力が衰えてきて家庭料理を作るのが次第に億劫になってきた。
 そこである日曜日に近くの回転寿司へ総勢10名うちそろって出かけたことがある。その日は満席で行列を作って席が空くのを待つはめになってしまった。幼児達を待たせるのはなかなか骨が折れる。泣きだしたり喧嘩を始めたりで落ち着かない。
 今年のクリスマスや正月には全員孫達が両親に連れられてまた集まることを楽しみにしているようだ。 
 ジイジとしては 寿司屋に予約しておいて届けて貰うようにしようか等と思案を巡らせているとき「ドミノ・ピザ」のサイトを見つけた。 孫達は外国生活の経験があるのでピザが好きである。

「宅配ピザ」があるという。
メニューを見ると
ローストビーフ × ゴーダチーズ
ローストチキン × カマンベールチーズ
スモークサーモン × モッツァレラチーズ
ホタテ × パルメザンチーズ 
 等美味しそうである。
これに「シェフのおすすめパック」を添えれば我が家で豪華な「チーズリストランテ」のフルコースが楽しめるではないか。きっと孫達も人込みする寿司屋や中華料理屋へ出かけて行列を作って待つよりも喜ぶであろうなと思いついた。
 キリスト教徒ではない我が家にとっては、クリスマスはお祭りの一つに過ぎないから台所仕事をしないで済む「宅配ピザ」が老妻にとっても有り難かいクリスマス・プレゼントになることだろう。







ママキャンパスというSNS

2007-11-20 11:17:55 | 暮らしを楽しむ
 旅好きである。旅する毎に紀行記を書き綴ってきた。この書き貯めた記行記をフォートラベルというSNSに登録し投稿した。紀行記の数もいつしか181冊を数え、My pageを訪問して下さった人は1年半程の間に15万人程になった。

紀行記を読んで穴場の情報や名物料理などの情報を求めて質問をしてくる人もある。その質問に回答していると何時の間にか友達の輪ができている。このようにして構築された友達の輪から得た情報はガイドブック等では絶対に得られない現地の生々しいものが一杯含まれている。

例えば泥棒にあったりスリの被害にあった体験談を通してその予防方法を具体的に知ることができる。。
 「子育て」をテーマとして情報を求めて集まってくる働く若いママさん達にとっては「テンプスタッフ」が運営するこの「ママキャンパス」というSocial Network Serviceは大いに有益であろう。と旅に関するSNSで体験した事例からしても断言できる。少子高齢化社会が問題になっている昨今「ママキャンパス」のような素晴らしいSNSに参加して国の宝である子供達を心身ともに健全な国民になるよう育てると共に自らの成長のためにも有効に活用して貰いたいものである。





コーヒーメーカーでエスプレッソを味わう楽しみ

2007-11-18 11:55:09 | 暮らしを楽しむ
  自由人になってから足掛け10年になる。旅に出ているとき以外の毎朝の日課は新聞を読んでブログのネタを探すことである。幾つかネタを探しだしそのネタをテーマにしたり材料にしてブログの更新の開始である。

その前に必ず行う儀式がある。コーヒーの香りを楽しみながら仕入れたネタをどのように利用してエッセーを構成するか思考を巡らせるのである。最近「エスプレッソ」を好んで愛飲しているが使い勝手の良い「コーヒーメーカー」がなかった。「PD-1」という「コーヒーメーカー」があることを知って調べてみると温度と圧力の具合が安定していて、エスプレッソ抽出の機構とミルクフォーム作成の機構が独立しておりダブルドライバー方式になっている。扱い方も簡単なようである。

これなら素人でもバリスタが淹れたのと同じ品質レベルのエスプレッソを楽しめそうである。今主要都市のデパートやショップでデモンストレーションが行われているようだ。早速実物を試しに行ってみることにしよう。




沖縄戦を子供達にどう伝えるかのシンポジュウム

2007-11-16 13:39:47 | この意見に共感
  大東亜戦争で沖縄が本土の盾となって戦い多くの犠牲がでたのは痛ましいことである。その事実を後世に伝えることは大切なことである。集団自決に軍の命令があったか否かについて議論が行われている。軍命令はなかったとする説が次第に有力になりつつある。そう主張する人達のシンポジュウムが開かれたという記事を読んだ。対立よりも共感をもって処すべきという主張には賛意を表したい。


「ダーウィン・アワード」

2007-11-16 11:57:56 | 暮らしを楽しむ
 養老孟司著のバカの壁を読んだ。万物は流転し人間も日々変わっている。変わらないのは情報だけであるという著者の鋭い指摘には目から鱗の気持ちであった。共通了解、強制了解という考え方や一元論の怖さという指摘には共感を覚えながら読んだ。
 「ダーウィン・アワード」という「映画」があるのを知った。どんな映画だろうとダイジエスト版の「バカ動画」を見てみた。常識人からみれば実にナンセンスな動画の数々である。だがまてよと立ち止まって考えた。この動画をナンセンスと言い切ることがバカの壁を越えられない情けなさなのではないかと。この動画は共同社会を失った都会に住む孤独な現代人がお祭りの場の再構築を求めて敢えてピエロ役を買って出た切ないアピールではないのだろうかと受け止めた。




沖縄の集団自決に軍命令が本当にあったのか

2007-11-14 12:43:59 | ニュース雑感
沖縄の集団自決に軍命令があったか否かについては非常な関心を持っている。

 個人的には沖縄県民の受難の歴史には愛憐の情と感謝の意を捧げるにやぶさかではない。しかし一方では、沖縄県民は過剰反応しすぎではないかという印象を持っている。

 政治目的をもって是が否でも軍命令があったことにしたいと願う集団が暗躍しているという疑いをぬぐいさることができない。

 そんな時に以下のメルマガの所論に接した。共感できる所が多いので引用して記録として残しておきたい。

以下は引用である。

★ 表題: 沖縄の集団自決の真相、お涙や思想で真実を歪曲してはならない 
                    大城 義夫
                    佐藤ライザ qx1x@104.net


◇ 太平洋戦争の末期(1945年3月)、沖縄で発生した民間人の「集団自決」
を巡って、その真相を問う裁判の口頭弁論が、2007年11月9日大阪地裁で実施
されました。

◇ 原告は、元座間味島守備隊長・梅沢裕氏(元少佐90歳)と元渡嘉敷島守備
隊長・故赤松嘉次氏(元大尉)の弟・秀一氏(74歳)であり、被告は、大江健
三郎氏(ノーベル賞作家)と岩波書店であります。

◇ 訴訟の請求内容は、表向き「損害賠償と書物の出版・販売の差し止め」で
す。しかし本音は、集団自決の真相が、「軍の命令」による強制的なものであ
ったか否かを、解明するものと言わざるを得ません。


◇ 佐藤ライザは、2007年10月15日付けの「日本の進路」において、「集団自
決と教科書の記述」を採り上げました。今回は、事件当時、沖縄に住んでいた
大城義夫と共同して、「集団自決の真相」に迫るものであります。


◇ 米軍の攻撃・上陸が迫った当時の沖縄では、非常事態に近づいていました
。ところが、職業軍人(志願して将兵となった人)・徴兵で軍隊に送り込まれ
た人・一般の民間人の間では、意識も処し方も大きく異なります。

◇ 「捕虜になるなら突撃か自決して死を選べ」という思考形態は、軍の中層
部以上に当てはまります。軍人に接していると、最後は「自決」を選択すべき
との気持ち(雰囲気)が漂っていた可能性があります。


◇ しかしながら、大城義夫が知っている範囲では、軍の首領クラス(隊長級
等)の考えと発言内容は、「民間人は、如何なる事態になっても、生き延びる
べき」と記憶しています。「自決命令」の如きものは、断じてあり得ないと思
います。

◇ 反米・反戦(?)思想の大江健三郎氏の論拠は、自分自身で取材・検証し
たものではありません。日本軍の雰囲気(官軍民共生共死??――実態なし)
を文章にした抽象論であり、全く信用できません。従って、自決命令書等の物
証が一点も提出されておりません。


◇ 現在の沖縄の多数の人間が、「軍命令による集団自決」へ傾いて、デモを
断行したりしているのは、次の三つの理由が推測できます。

 1、「軍命令」とすれば、遺族補償を手にできるとの思惑です。
 2、軍を悪者にすることによって、相対的に自分達を、格好良く見せるため
です。
 3、反米精神の表現形態の一つです。(沖縄には米軍基地があった方が、防
衛上安全であることが、理解されておりません。)

◇ 理由の如何を問わず、1945年3月に沖縄の地で「集団自決」を断行した方
々は本当に気の毒と思います。しかし、「お涙」や一部人間の「思想」を優先
して、真実を歪曲しては、絶対に「不可」であります。

(日本の進路、No.0353、沖縄の集団自決の真相、完)