ちょこっと❤ 楽しい 音楽授業

小学校 音楽授業の、楽しい工夫をご紹介。
遊びのように夢中になり、何度でも繰り返す学習活動。

三学期最後の授業 特別支援学級

2019-04-09 16:08:50 | 鑑賞・リズム
先生「今日は、1年生から6年生まで 一緒に授業します。
   一緒に 歌ったり、発表したりします。
   楽しみですね(⋈◍>◡<◍)。✧♡」

   今日の予定を 黒板にはる。

先生「幸せなら手をたたこう♫・・・」

   すぐに、歌い始める。伴奏なしで、言葉に合わせてテンポを変えて歌う。

   手をたたいたり、のびのびしたり、ウィンクしたり、くねくねしたり、
   ○○先生に手を振ったり、にっこりしたり、ジャンケンしたり・・・

児童 歌いながら、新しい振りを楽しむ。

先生「幸せなら寝ちゃいましょうzzzz・・・」
   最後は、教室がシーンとなります。

先生「音楽ノートを開きましょう。『希望の歌』を歌います。
   CDをかける。

児童 歌詞を見ながら歌う。
   のびのび、いい声を響かせて歌う。

   曲の最後のかっこいいリズムを机をたたいたり、
   体を動かしたりして楽しむ。


   作詞 六ッ見純代  作曲 ベートーヴェン 藤澤ノリマサ

先生「いい声が響いたね。

   次は、『パプリカ』を歌います。
   歌詞を見ながら歌いたい人は、席で。
   ダンスをしたい人は、後ろへ。

   〇さんは、歌詞を見ないで歌えるんだったね。自分の席で立って歌うんだね。

児童 それぞれ自分の希望に合わせて動く。


先生「準備はいいですか?」CDをかける。


  「パプリカ」の前半の振りを言葉で言ったものを
   参考にしながら踊る。
   後半の部分は、児童がテレビなどで視聴して覚えていたので表記なし。

児童 席で座って歌っている児童も 時々、振りをまねして踊る。
   「この指とまれ~」で指にとまって終わる。

先生「踊りも歌も上手になったね~。楽しかった~!

   次は、リズムの復習をしよう。
   『コンティニュー』に合わせて手拍子するよ。」

   CDをかけ、リズムカードを次々出す。

   一つのリズムを4回から8回繰り返す。




















先生「どんなリズムも みんなそろって しっかり手拍子できたね。

   次は『カルメン前奏曲』に合わせて、手拍子しよう。」
   黒板に、手拍子の●をはる。CDをかける。


   ●******● ●******● ●******● ●*●*●*** (二回)

   演奏を聴く。

   ●******● ●******● ●******● ●*●*●***

   演奏を聴く。

   ●******● ●******● ●******● ●*●* ●●●● ●●●● ●●


   ●は手拍子、*は休み。

   演奏のシンバルの部分を 手拍子する。

児童 黒板を見ながら、音楽を聴いたり、手拍子したりしする。

先生「最後、かっこよく決まったね。」

児童「この曲、好き!」

先生「最後に、発表をします。
   1,2,3年生は、『よろこびのうた』を鍵盤ハーモニカで演奏します。
   4,5,6年生は、『茶色の小びん』を合奏します。

   先生が『音止める』って手拍子するまで、準備して、練習しましょう。」

 
  四段、頑張って演奏しました。

  4,5,6年生の合奏は、木琴、鉄琴、バスマスター、ハイハットシンバル、タンバリンで演奏する。


 
  


かんたん合奏 ミッキーマウスマーチ つづき

2018-08-25 14:36:21 | 低学年合奏
先生「ミッキーマウスマーチの合奏、上手になってきたね。

   この曲の真中のかっこいいところをやってみよう。

   最初に、先生がメロディーを歌うから、赤丸のところを
   手拍子してね。」





児童 赤丸のところを手拍子する。
先生 最初の歌と手拍子が掛け合いするところを楽しむ。 

   最後の二拍の休みのところを繰り返して練習する。
児童 通してリズムを手拍子する。
先生「おお、上手になってきた!

   先生の歌をまねしてみんなも歌ってみよう。
   手拍子、歌、両方できるかな。」
児童「できる!」

先生 児童の演奏の様子を見て、両方一緒に行うか、
   列ごと、グループごとに分けて行うか決める。

   鍵盤ハーモニカで、『ドッドラー・・・・』のメロディーを演奏しよう。
   先生が吹いて見るよ。」

児童 音の動きに気をつけながら、指使いを見る。
先生「何の指から始まった?」
児童「3!」「4!」
先生「4からでした。

   前半の演奏のときと同じだね。
   では、鍵盤の準備をして、2分、練習しよう。」
児童 準備と練習を始める。
先生 みんなで鍵盤ハーモニカの演奏をする。

   手拍子でリズムをとったところをタンブリンで演奏するグループを
   つくる。
児童 鍵盤ハーモニカの演奏とタンブリンの演奏を順番に行う。





 この後、一つずつ楽器を増やしていく。





 旋律(1段目)・・・・・鍵盤ハーモニカ、リコーダー、木琴

 リズム1(2段目)・・・タンブリン

 オブリガート(3段目)・鉄琴、リコーダー

 リズム2(4段目)・・・小太鼓、シンバル(サスペンデットシンバル) 
            
         *表記のリズム全部~小太鼓  水色の部分~シンバル



 この中間部が出来るようになったら、今までに練習した前半部を付けると
一曲全部、仕上がります!



 前半部





あら?3段目のオブリガート部分がない!?








 これで全部ですね(*^_^*)

 一枚の写真に全部納められなくてスミマセン<(_ _)>
   

1学期 まとめの授業  特別支援学級

2018-08-06 16:51:31 | 特別支援学級合奏
先生「いつも高学年と低学年に分かれて学習しています。
   今日は、一緒に授業します。
   発表したり、一緒に歌ったり、合奏したり・・・
   楽しみだね。」
   今日の学習予定を黒板にはる。

1【歌】・世界に一つだけの花
    ・RAIN

2【発表】・リコーダー~高学年
      ♪きかんしゃAC’85
      ♪ブラックホール

     ・鍵盤ハーモニカ~低学年
      ♪汽車は走る
      ♪こぶたぬきつねこ

3【楽器】・ゆかいなもっきん

4【発表】・ミュージックベル~高学年
      ♪天国と地獄

5【歌遊び】・おちゃらか



先生「まず始めに、みんなで歌おう。」
児童「世界に一つだけの花」「RAIN」を歌う。
   各自、歌詞がのった冊子を見ながら歌う。
   曲想に合わせて、児童が手を振ったり、伸ばしたり
   体を揺らしたり・・・

先生「みんなで歌うと楽しいね、盛り上がるね。
   ○さん、よかったね。今日は、最後まで歌うことが出来たね。

   では、高学年がリコーダーの演奏発表します。
   準備しよう。」
児童 先生のピアノ伴奏に合わせて
   「きかんしゃAC’85」「ブラックホール」を演奏する。
  「かっこいい!!」「スゴーイ!!」低学年の児童が叫ぶ。

先生「かっこいい演奏だったね(*^_^*)
   ありがとうございました。
   では、低学年の鍵盤ハーモニカの演奏発表します。
   準備しよう。」
   数回、休みが続いて楽譜のない児童がいて、準備に時間がかかる。
   その間に、高学年はリコーダーをケースにしまう。

児童 先生のピアノ伴奏に合わせて
   「汽車は走る」「こぶたぬきつねこ」を演奏する。
   「がんばってね~!」高学年から応援の言葉をかける。

   「汽車ははしる」ドドーレミミミ ソソソミドミレ
           ミミミレドミソ ミドレレド
   「こぶたぬきつねこ」①先生~ドレミ 児童~ドレミ
              先生~ファミレ 児童~ファミレ・・・ 

             ②先生~ミファソ 児童~ミファソ
              先生~ラソファ 児童~ラソファ・・・

             先生の階名唱の後に続いて、児童が演奏する。

先生「集中して上手に弾けたね。
   今までで、一番上手にできました(*^_^*)
   応援ありがとう!

  『ゆかいなもっきん』をみんなで合奏します。」
児童 低学年の鍵盤ハーモニカの次に、高学年のリコーダーの演奏する。

先生「鍵盤ハーモニカとリコーダーに加えて、木琴を入れます。
   △先生、■先生、お願いします。」
児童「先生だけの、木琴の音が聞きたい!」
先生「木琴だけ聞きたいのね。はい、では聞いてね。」
先生方 木琴の演奏をする。(ドキドキだった?!かもしれない、急に・・)
児童 大きな拍手をする。

先生「みんなで合わせて合奏しよう。」

  『ゆかいなもっきん』

   木琴~ミソラソミソラソ 鍵盤ハーモニカ~ミミレレミミレ
   木琴~ミソラソドソラソ 鍵盤ハーモニカ~ミミレレド
   木琴~レミファレ 鍵盤ハーモニカ~ミファソ
   木琴~レミファレ 鍵盤ハーモニカ~ミファソ
   木琴~ドソラソドソラソ 鍵盤ハーモニカ~ミミレレド




   リコーダー~ソーソーソソソー ドードードシドー
         シラソ・シラソ・ ドードードシドー




先生「ワオ!!すごーい!音がきれいに重なったね。
   みんなでリズムにのって演奏できたね。」
児童 (*^_^*)拍手する。

先生「楽器を片付けよう。」
   高学年はミュージックベルの準備をする。
先生「今日は、◆さんがお休みなので、誰か◆さんの分も
   演奏してください。」
児童 希望が五人いたので、ジャンケンで決める。

先生 黒板に階名が書いてある模造紙をはる。
   音名を指さしながら歌う。





児童 先生の指を見ながら、ベルを鳴らす。
先生「あら~、合わなくなったね~
   もう一回、最初からやってみよう!」
児童 ミュージックベルを演奏する。
先生方「できた!!」「すごーい!」

先生「最後に、みんなで『おちゃらか』しよう。」
   児童代表と先生が見本を見せる。
  「低学年と高学年の二人ペアでやってみよう。」
児童 高学年が低学年の席に移動して、「おちゃらか」をする。



 今回は、特別支援学級での異学年交流を紹介しました。
歌ったり、聞いたり、発表したり、遊んだり・・・
ドキドキ緊張したり、笑ったり、応援したり、憧れたり、
自信をつけたり、集中したり、焦ったり、喜んだり・・・
 児童のいろんな表情が出る学習活動になりました。


 
 例年、一学期の最初に、3年と6年でリコーダー交流会を
開いてきました。(クラスごとに異学年交流)
 6年生が先生になり、3年生に2,3曲、教えます。
一対一で学習します。
 6年生が、とても親切に、3年生に教える姿はいいものです。
もちろん、3年生は、6年生の話を聞いて、とてもよい子で
リコーダー演奏を頑張ります。
 3月の6年生を送る会で、3年生がリコーダー演奏を披露すると
6年生から、大きなあたたかい拍手が起こります。
 何かを一緒にやって過ごす時間は、お互いの関係をあたたかいものに
するんだなぁ・・・

★3年・6年 リコーダー交流会
 ①6年生の演奏
 ②個人レッスン(2,3曲)
 ③みんなで一緒に(レッスンした曲)


地球星歌~笑顔のために~   ひとりひとりイメージを広げて

2018-07-24 14:38:03 | 歌唱
先生「今日は、『地球星歌』ちきゅうせいかを歌います。
   まず、1番を聞こう。」
児童 歌詞を見ながら、1番を聞く。
   (合唱バージョンを聞く。)



先生「すてきな歌ですね。」
児童「聞いたことがある。」「いい歌。」「もう一回聞きたい。」
先生「もう一回、聞いてみようか。
   歌詞を見ながら、聞こう。」
児童 CDを聞く。

先生「今日は、初めてなので、この部分だけ覚えて歌おう。」
   歌詞のメロディーラインが分かるような掲示物をはる。
   (曲の山の部分だけ。)




先生 歌いながら歌詞を手で追っていく。
  「♪あなたの毎日が 世界を創り
    愛する想いが 地球へと広がる
    私は祈る 明日のために
    まだ見ぬ あなたの笑顔のために」
児童 数回、繰り返すうちに、歌詞と旋律を覚える。



次の授業では・・・
先生「前回の授業では、1番の後半を覚えたね。
   今日は、メロディーがはっきり分かるように、
   この曲を作った『アクアマリン』の方が歌っている
   CDを聞こう。」
児童 歌詞を見ながら、1,2番を聞く。
先生 2番の最後で一時停止ボタンを押す。
児童「えっ!?」
先生「時間が足りなくなるので、ここまで。」
児童「え~!」「もう少し、聞きたい!」「今、すごくいいところだったのに!」
先生「ホントだね、いいところだったね。じゃあ、もう少し聞こうか。」
児童「ヤッター!!(*^_^*)」
先生 少し巻き戻し、CDをかける。
児童 集中して聞く。

先生「最後まで、しっかり聞けたね。
   では、まず1番の曲の山を歌おう。」
児童 黒板の歌詞を見ながら歌う。
先生「この(指さす)『あなたの』や『わたしは』を
   言葉も声もしっかり相手に届けるように歌ってみよう。」







児童 歌詞を見ながら、しっかり歌う。
先生「いいね、言葉や気持ちが届いてきた。
   では、1番の最初から歌ってみよう。」
児童 1番の最初から歌う。


次の授業では・・・
先生「今日は、1番、2番を続けて歌ってみよう。」
児童 CDに合わせて歌う。
   次に、曲の山だけ取り出して歌う。
先生「1番で虹という言葉が出てきたね。
   みんなは虹を見たことある?」
児童 自分の虹を見た景色や場面を話す。
先生「○さんは、友達と虹を見たんだね。
   △さんは、家族の人と一緒だったんだね。
   『わあ!きれい』『虹だ、虹だ。見て見て。』
   って周りの人と一緒に見たんだね。
   そのときの様子を思い浮かべながら歌ってみよう。」
児童 1番を歌う。

先生「2番では、夜の海が出てくるね。
   夜の海を見たことがある?
   あっ!みんなで見た!
   ○年生のときの移動教室で、夜、ナイトハイクしたね。
   みんなで、浜辺の階段に座って、目を閉じて座ったね。
   波の音を聞いて、海の匂いをかいで・・・
   静かな時間だった。
   あのときのことを思い出してみよう。
   どんなことを感じた?」
児童 自分が感じたことを発言する。
先生「2番の歌詞を読んでみるね。」
   2番の歌詞を読む。

児童 2番を歌う。



  *1番と2番の表す景色、情景を思い浮かべられるような
   言葉かけをしていく。

  *「地球星歌」を作詞・作曲したミマスさんが、2012年教育音楽で
   こんなことを言っています。
  「歌詞にある『遠い国の野原で輝く虹』という言葉を聞いて、
   多くの人は心の中に何らかの風景を描くでしょう。
   それが作者の描いたイメージと一致する必要は全くないし、
   クラスや合唱団のメンバーで統一する必要もありません。
   その人がパッと思い浮かべた豊かなイメージ。
   それこそが歌に大きなパワーを吹き込むのです。」


   さらに、
  「『誰にでも愛する人がいる』『誰の心にも大切な場所がある』と
   歌うとき、メンバーがそれぞれ心に大切な人や風景を思い浮かべたら、
   その合唱はすごい説得力を持つと思います。
   音楽とは、音を使って聞き手の心の中に絵を描くことだと思います。
   イマジネーションを本当に大切にしてほしいです。」

 この歌の学習を重ねるたびに、歌のどこかの部分のイメージを
広げるような言葉かけをしていく。

 この後、二部合唱にしていく。



 この歌の強弱記号をていねいに追っていくと、曲全体の構成が分かります。


オーケストラ鑑賞教室に向けて&その後に④  特別支援学級

2018-07-18 17:32:35 | 鑑賞
歌劇「天国と地獄」終曲オッフェンバック作曲


先生「この音楽を聞いたことがあるかな?」
   『天国と地獄』をかける

児童「聞いたことがある。」「知ってる。」
先生「この音楽は『天国と地獄』という名前です。
   何の時にかかる音楽か、分かる?」
児童「お昼の放送?」
先生「お昼は違います、放送は合ってます。
   ヒント、う・・・・・で放送します。」
児童「う?」「あ、運動会だ!」
先生「その通り!運動会の走るときや競技のときにかかってるね。
   自分が走ってる気分で聞いてみよう。」
   もう一回、音楽をかける



組曲「動物の謝肉祭」より第4曲「かめ」


先生「この『天国と地獄』を使って、ある動物の音楽を作った人が
   います。サン・サーンスさんが、どんな動物のために作ったか
   考えてね。」
   『動物の謝肉祭』から「かめ」をかける。
児童 音楽を聞く。考える。
先生「どんな動物だと思う?」
児童「ん~、ゆっくりだね。」
  「なんだろう・・・」
先生「ヒントです。二文字。」
児童「カメだ!」
先生「正解です。ゆっくり動く感じがでてるね。」



先生「『天国と地獄』をミュージックベルで演奏しよう。」
児童 どの音も経験できるよう、ミュージックベルをみんなで回して演奏する。
   演奏の前には、必ず階名唱する。
   集中できる範囲を見定め、部分ごとに練習する。
   どの部分もできるようになったら、通して演奏する。




*ミュージックベルの楽器の色と音名の色を同じ。



 「天国と地獄」の他に、ベートーベンの「喜びの歌」を
 ミュージックベルとリコーダーで演奏する。




*ミュージックベルはハ長調、リコーダーはト長調。