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多動のないADHDなんてないんだよ。ハイパーレクシア、分かる?

2012-12-20 01:00:23 | ■次男
長男のかかりつけの病院ですが、
診察が終わる間際に「すみません、これ見ていただけますか?」
と、次男の評価シートの結果を差し出しました。

※詳しくはクリックで拡大してご覧ください

先生はこれを見て多動が低いのはおかしいとおっしゃいます。
ADHDというは多動のことだから多動が低いなんてことはない、と言うのです。

「ADHDはハイパーレクシアなのだよ。」

「えっ?ADDというのは?」


ピンときてません
『頭の中が多動』だと言いたいのかと思って
確認してみましたが、それも違うようです。

先生にADDという概念がないのです

これには本当に驚きました。
ふり返って考えると、この病院で長男はADHDとLDの診断はされましたが
『ADD』というキーワードが出てこなかったことに気づきました。

情報収集する中で、息子に多動(じっとしていられない)がないので
長い年月をかけ私の中で「ADD」という認識に至ったようです。

市の発達相談で診てくださった発達障害専門の先生は次男のことを
「もしかしたら多動のないADHDはあるかもしれない」とおっしゃいました。

多動のないADHDがないなんて、納得できません。

そしてさらに驚いたのは…

「ADHDかどうかの発達検査だけでもしてもらえませんか?」

「ADHDは7歳からだから、診てもしょうがないよ。何のために検査するの?」

「幼稚園に理解を求めるために…」

「幼稚園に理解って…。今何才?」

「4才です」

「4才って。4才にADHDはないから!
 ADHDは7歳からだから。それも小学生用のだよ」
私が持って行った評価シートを指差します

「幼児のためのって書いてありますけど…」
本をみせました

「治療法がないから!治療法がないのに診てもしょうがない。どうしても検査したいというなら
 0才児でも1才児でもするけど8ヶ月待ちだから!申込みたければ申し込めば?」


そこまで言われて申込みなんて出来ません

ADHDの本には早期発見と周囲の理解が大切であると定番のように書かれてますよね。
先生には、自己肯定感を高めたり良い行動を定着させるという
ADHDの基本ともいえる考えがないようです。

7歳に拘るのは、あくまで薬で制御せよ、ということでしょう。

昔から薬信仰が強いと思ってましたが、ここまでとは…。
やたらめったら長男を否定したのはコンサータ拒否が原因かもしれません。

ただ、私の予約時間はかなり後方で本当に疲れてらっしゃいました。
医者も当然人間ですし、ADHDという特性をお持ちなら、
尚更気持ちのコントロールが難しいと思います。

この病院には私の友達の子も通ってます。今回の話を聞いてもらいました。
友達の子どもはLDで、ビジョントレーニングを別の病院で受けるチャンスがあり、
そのことを診察で言ったら、この先生、あからさまに不機嫌な顔して
「うちにもそういうのはある」とおっしゃったようです。
やはり、自分の感情を隠せないんですね。

でもここの病院のトレーニング1回1万円です。
トレーニングって何度も通いますよね?我が家は無理なお値段ですぅ

まぁともかく、言い方や突き放し加減に目をつぶっても、
理念がこれでは具体的な相談はできませんし、
今まで薬だけと割り切って、病院に期待しないでいたのは正解でした。

5年以上診ていただいた先生がこんな考えだったとは。
講演では良いこと言ってるんですけどねぇ

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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こんにちは。 (読者Z)
2012-12-20 21:20:38
こんにちは。
3歳の広汎性発達障害の男の子がいます。

私がいつも見ているブログで、
幼児期に多動な子はADHDではなく
広汎性発達障害の可能性が高い…
という話を見ました。
杉山 登志郎先生という方が仰っているそうです。

なるほど、私の息子も感覚過敏ゆえの
多動が確かにある気がします。
(多動のためにADHDを疑ったこともあり
こちらのブログも読ませて頂いていました。)

長男くんの先生が
「ADHDに多動は絶対ある」「7歳から」など
言っているのは、やはりADHDの多動が出るのは
早くても7歳くらいから…というのが
臨床経験的にあるからではないでしょうか?
(だからって7歳で多動が出始めた子が
4歳の時点ではADHDでなかったわけがなく
4歳でもADHDはADHDだと思うのですが…。)

ハンデは違いますが、
うちも来年から幼稚園なので
本当に園生活が心配でなりません…。
次男くん、がんばって…。
返信する
>読者Zさん (cobcob)
2012-12-20 23:27:15
はじめまして。こんばんわ

大ざっぱにいうと7歳以前は広汎性発達障害、7歳以降はADHDという考えがあるんですね。

>ADHDの多動が出るのは早くても7歳くらいから…というのが臨床経験的にあるからではないでしょうか?

確かに7歳以前は見過ごされることが多いので(長男がそうでした)
相談に来るのは小学校に入ってからの子ども達がほとんどでしょうね。
私は長男のことがあったので次男を注意深く観察していました。
人の話を聞かずに一方的に話しまくることや他の子との違いから疑い、
検査を求めて相談に行きましたが、こういうケースは少ないかもしれません。

先生に「ADD」の概念がないのはどうなんでしょう?
下位分類は不注意優勢型→ADD、多動性・衝動性優勢型、混合型の3つに分けられるようです。
あえて4才だから「ない」と断言されたのか?分類分けにも先生によって独自な見解があるのか?
非常に気になるところです。

それと、少し書き方に語弊がありました。
衝動性と不注意がずば抜けて高いことと、先生に言われたことの受け答えから
次男に「多動がない」ような表現をしてしまいましたが、
数値的には2.1ありグレーゾーンの「要注意」に当たります。

常にソワソワしてたり何かに駆り立てられるように動き回ったりはしませんが、
真面目にするべきところでふざけたりすることも多動症の行動に当たるので
多動症の特性がゼロではないです。次男の「ADD」は違うかもしれません。

Zさんのお子様はすでに広汎性発達障害と診断されたんですね。
うちの地域は自閉症以外は門前払いの状況です。相談にのってはくれますが…。

やはり幼稚園には協力を求めていく必要がありますし、
早いタイミングで知ることができたのは、きっと良い方へむかうため!だと思います。
お互いがんばっていきましょうねp(^^)q
返信する
コメントへの補足 (ふね)
2012-12-21 22:20:42
差し出がましくお邪魔します。
「7歳以前は広汎性発達障害、7歳以降はADHDという考え」についてです。

広汎性発達障害の診断名のつく子っていうのは、感覚面で「過敏性」を抱える子が多いんです。
だから、幼少期より強い多動性や衝動性が見られます。

一方ADHDというのは、そもそも前頭前野の活動が弱いことから起きる「セルフコントロールの弱さ」が引き金と言われています。

「ADHDの診断名がつくのは、7歳以降から」というのは、学校でじっと座り、集中して人の話を聞く、自分の欲求をコントロールできるという部分が、定型発達だと7歳くらいが目安になるんです。
それ以前は、どんな子でもまだまだ未熟なんで判断しようがない・・・っていうのが現状です。


そちらの先生が仰る、「ハイパーレクシア」の概念には疑問を覚えます。
ハイパーレクシアとは、専門家の中でも一部の人が使っている言葉で、たいていは特定不能の広汎性発達障害の中の1グループという見方をされるんです。

先程も申しましたが、広汎性の分類に属する子っていうのは感覚面で「過敏性」を抱えます。
この過敏性っていうのは、必要以上に刺激を受け取ってしまうということなんですが、幼少期はその刺激に耐えられず、周囲から見て必要以上に暴れる、逃げる、騒ぐ、話を聞かない、指示が通らないというADHD特有の特性を強く発します。

先生が言っているのは、広汎性発達障害に属する子たちの特性なんです。
だから、この先生にはADDの概念なんてないんですよ。


5年間も主治医を信頼されてこられたcobcobさんには大変失礼ですが、主治医を変えられることをお勧めします。

返信する
>ふねさん (cobcob)
2012-12-22 00:44:28
なるほど。多動が起こる原因に根本的な違いがあるんですねー。

>どんな子でもまだまだ未熟なんで判断しようがない・・・っていうのが現状です。

だから、市のいくつもの相談で「まだ年少なので」って言われたのかな?
早期発見と周囲の理解を謳われてるのに残念です。

親はこのように疑って接してますし、
幼稚園には今まで通り診断名が付かずとも可能性がある、と
協力を求めて働きかけていくしかないのかもしれませんね。

>ハイパーレクシア

うーん、ちょっと自信なくなってきました。
「ADHDはハイパーレクシアなのだよ。」って言われて、
(あっそうなんだ、ADHDの「H」はハイパーレクシアなんだ!)って受け取ったんですが、

今調べたら「H」って、Hyperactivityなんですねぇー(??)
おそらく学会に出席してるだろうし、そこまで大分類で違うなら私が聞き間違えたのかもー??
自信なくなってきました~(--;) 

ストラテラは最後の切り札なので、今更病院を変えるのは無理ですが、
この薬が不要になった時、長男の病院自体を卒業しようと思ってます。

あっそれとこの病院にはメリットがあるんですよ。
診察は数ヶ月に一度でよく、時間を夜に指定できますし家から近く利便が良い。
それ以外の通院は薬のみの受けとりのため。
その時は本人不在でOKでサブの先生が薬に問題がないかのみのチェックをします。
待ち時間なく、主治医に会わず、薬を受け取ることができるという…
目的が薬のみだったら打ってつけなんですね!
病院に期待するものが薬以外何もないというのが現状です。

それから、次男の市の発達相談で来てくださった某病院の先生は、
長男のコンサータの拒否について納得できる答えを言ってくださって、
次男の幼稚園の選び方についてもアドバイスくださって、会話が柔軟で、
こんなに親の気持ちが分かる先生がいるんだって驚きでした。

今回の診察で今の先生に対する拒否感が強くなってしまいました。
次男がどこかお世話になるときは、市の相談で来てくださった先生がいる
病院に行きたいなぁってぼんやり考えています。
返信する
はじめまして (rucy)
2012-12-22 00:45:49
うちは次男がadhdです。4年生です。
医者とのやり取り頑張りましたね、えらいと思います。

わたしも、がんばらねばー
日々、格闘中へとへとになりますね~
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>rucyさん (cobcob)
2012-12-22 01:52:23
はじめまして。こんばんは

ありがとうございますm(_ _)m
なんとか出してもらえたのでホッとしています。

お子さまがADHDなんですね。
4年生は一番しんどい時期かもしれません!

うちは小3~小5にかけて衝動的な問題行動が強く出て
もう本当に参ってしまって一時期病気になりかけました。
1番大事なことは母親が病気にならないことだと思います。

なかなか難しいとは思いますが時には息抜きして、
しんどい時期をお互い乗り越えましょうね!
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