境川ウォーキングでした。
雨模様で始まり雨降りで終了した半日。傘をさしたり畳んだり。
そんなはじまりでしたから、まさかこんなにたくさんの出あいがあるとは、
期待すらしていませんでした。
歩き出してすぐ、アオサギ。飾り羽が雨にぬれて重たそう。
セグロセキレイ、ハクセキレイ。ここで両者の見分け方講座。
セグロセキレイは顔まで黒く、ハクセキレイは顔は白い。
渓流の宝石、カワセミ。もう渓流でなくてもいいやい、という勢いですねえ。
でかい頭は穴を掘るときに力を発揮、短い足は穴の中で必要にして十分の長さ。
ドバト、ムクドリ、イソシギ。え、イソシギ?磯にいるのじゃないの?
磯ではあまり見ないそうです。映画の音楽に無かった?イソシギって。
カルガモ、コガモ。マガモもいました。
そのなかに、マガモのオスとも断定しかねる姿のカモがいて、
講師はマガモとカルガモの交雑ではないかと話しました。
こういう交雑種は子孫が残せないのですよ、という話に。
子孫が残せる場合はその種どうしは近縁という証だそうです。
そのややこしいオスの後ろをメスのマガモがついて泳いでおりました。
二面ばりの川なので、あるかないかの川原にセイバンモロコシがはえて、
そこに雀が小さな群れでおりました。
セイバンモロコシは外来種で、モロコシの名のとおりトウモロコシも仲間。
でもその実は似ても似つかず。講師によると、トウモロコシの実の方が
驚嘆に値するそうです。
セイバンモロコシに混じってこれはススキの穂かなと思っていたら、オギというそうで。
なかなか、中途半端な知識だと自分に気づきます。おなじことはドングリでも。
椎の木系の実も、樫の木系の実も、私にはひとからげにドングリですが、
えぐみが多いもの、少ないもの、形の丸いもの、細いもの、いろいろあります。
共通してカップのなかに実がある、という形ですが、これはどうしてでしょうね。
これは未だにハテナ。
木の実にはエグイ、という味の中にちょっぴり毒気も潜ませて、
野生の鳥といえども一気に食べてしまうと死ぬこともあるそうです。
木の都合としては、大量に食べられて一カ所にどんと排泄されては困る、
ぽつぽつとあちこちに落として欲しいので、いっぺんに食べられないような作戦とか。
エノキは道具の柄によく使われた木だから。
クサギは臭いから。ええっ。。でも濃いピンクの星形のガクの中に青い実が美しい。
ミズキは春先に切ると水がどんどん出て来るから。
クマノミズキというのもあって、葉のつき方がちがう(対生)。
ニンドウは忍冬。スイカズラともいい、実をかじってみると甘い。
講師はNPO法人「境川の斜面緑地を守る会」代表 荘司たか志さん。
http://homepage3.nifty.com/sakaigawa/index.htm
最後に講師はこう締めくくりました。
川原に向かって開ける斜面緑地は、落葉樹が本来の木です。だから、保存するなら落葉樹。
もともと氾濫するたびに川原は荒れ、落葉樹のように開拓の力のある木が住める環境。
ところが、護岸整備がされて環境が落ち着いて来ると、常緑樹が進出してきます。
常緑樹に覆われた林は暗く、季節的な見た目の変化(紅葉、落葉、新緑)が
乏しくなるので人の目が楽しむ林になりません。それに暗いというだけで
人は近寄りたくなくなります。
いま、親水の場になるよう川原の改造工事をしていますが、植生はその場にあったものを、
そして常緑樹ではなく落葉樹をとお願いしています。
本日であった野鳥。16種以上。
説明を受けた草木。34種以上。
クモと猫。
狸はこのごろ見なくなったとのことでした。。。。
(お)
雨模様で始まり雨降りで終了した半日。傘をさしたり畳んだり。
そんなはじまりでしたから、まさかこんなにたくさんの出あいがあるとは、
期待すらしていませんでした。
歩き出してすぐ、アオサギ。飾り羽が雨にぬれて重たそう。
セグロセキレイ、ハクセキレイ。ここで両者の見分け方講座。
セグロセキレイは顔まで黒く、ハクセキレイは顔は白い。
渓流の宝石、カワセミ。もう渓流でなくてもいいやい、という勢いですねえ。
でかい頭は穴を掘るときに力を発揮、短い足は穴の中で必要にして十分の長さ。
ドバト、ムクドリ、イソシギ。え、イソシギ?磯にいるのじゃないの?
磯ではあまり見ないそうです。映画の音楽に無かった?イソシギって。
カルガモ、コガモ。マガモもいました。
そのなかに、マガモのオスとも断定しかねる姿のカモがいて、
講師はマガモとカルガモの交雑ではないかと話しました。
こういう交雑種は子孫が残せないのですよ、という話に。
子孫が残せる場合はその種どうしは近縁という証だそうです。
そのややこしいオスの後ろをメスのマガモがついて泳いでおりました。
二面ばりの川なので、あるかないかの川原にセイバンモロコシがはえて、
そこに雀が小さな群れでおりました。
セイバンモロコシは外来種で、モロコシの名のとおりトウモロコシも仲間。
でもその実は似ても似つかず。講師によると、トウモロコシの実の方が
驚嘆に値するそうです。
セイバンモロコシに混じってこれはススキの穂かなと思っていたら、オギというそうで。
なかなか、中途半端な知識だと自分に気づきます。おなじことはドングリでも。
椎の木系の実も、樫の木系の実も、私にはひとからげにドングリですが、
えぐみが多いもの、少ないもの、形の丸いもの、細いもの、いろいろあります。
共通してカップのなかに実がある、という形ですが、これはどうしてでしょうね。
これは未だにハテナ。
木の実にはエグイ、という味の中にちょっぴり毒気も潜ませて、
野生の鳥といえども一気に食べてしまうと死ぬこともあるそうです。
木の都合としては、大量に食べられて一カ所にどんと排泄されては困る、
ぽつぽつとあちこちに落として欲しいので、いっぺんに食べられないような作戦とか。
エノキは道具の柄によく使われた木だから。
クサギは臭いから。ええっ。。でも濃いピンクの星形のガクの中に青い実が美しい。
ミズキは春先に切ると水がどんどん出て来るから。
クマノミズキというのもあって、葉のつき方がちがう(対生)。
ニンドウは忍冬。スイカズラともいい、実をかじってみると甘い。
講師はNPO法人「境川の斜面緑地を守る会」代表 荘司たか志さん。
http://homepage3.nifty.com/sakaigawa/index.htm
最後に講師はこう締めくくりました。
川原に向かって開ける斜面緑地は、落葉樹が本来の木です。だから、保存するなら落葉樹。
もともと氾濫するたびに川原は荒れ、落葉樹のように開拓の力のある木が住める環境。
ところが、護岸整備がされて環境が落ち着いて来ると、常緑樹が進出してきます。
常緑樹に覆われた林は暗く、季節的な見た目の変化(紅葉、落葉、新緑)が
乏しくなるので人の目が楽しむ林になりません。それに暗いというだけで
人は近寄りたくなくなります。
いま、親水の場になるよう川原の改造工事をしていますが、植生はその場にあったものを、
そして常緑樹ではなく落葉樹をとお願いしています。
本日であった野鳥。16種以上。
説明を受けた草木。34種以上。
クモと猫。
狸はこのごろ見なくなったとのことでした。。。。
(お)