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まちだ ひろがりネット

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町田・生活者ネットワークの活動日記

もしも災害が町田市であったなら

2011年06月09日 | 活動
都市を科学する秋山哲男さんが、東北の被災地を視察して、その報告をしました。
それから、被災地に自分ができる貢献を既に始めているとのことでありました。

 災害から逃れるために、まず自らが逃げる行動をとらなければ助からない。
 動かない人々を動かそうとして多くの消防団員がともに亡くなった。
 常日頃から、ひとりひとりが地震があったら津波を思ってまず逃げ出す、
 という教育が不可欠だった、とお話しでした。

町田市が被災地に何ができるでしょう、という質問にはひと呼吸おいて
「人を出すことでしょう』お金やものはもうあまり必要でありません。

もしも首都直下型の地震が起きたら、町田市は多分被害軽微と思われるので
どんな支援ができるかとの質問には、町田市でできることは無いでしょう、と。

町田では津波は考えられませんが、40万人を上回る人口をかかえる都市です。
首都直下型の地震が起きたら。家が壊れたり、火事が起きるかもしれない。
少なくともそこに張り巡らされるインフラの設備、水も電気も寸断されます。
下水道も破壊される。そうなると考えるのが自然です。

そのとき、市役所に助けを求めることを考えず、自分で1週間はやっていくつもりでいよう、
と秋山さんは語りかけます。市役所のできるのは、市民対応(被害状況を聞く、手続きをする)です。

常日頃、風呂に水を(250リットル)ためておくのは必須です。
飲み水は1週間分あればいいでしょう。食糧はまあ、3日分くらいでいいでしょう。

  秋山さんのように心にもゆとりを備えておけば、すわというときに
  買いだめに走らなくていいなあ、と思います。たとえ津波はなくとも
  災害はまず自分、自分たちで対応する覚悟でいるということです。


秋山ゼミは回を重ねて5回目です。今回は町田市での災害の姿が描けたような気がします。
私が想像をする時、災害の具体像がイメージできず、当然何を具体的に構えておけばいいのか、
はがゆいほどつかみどころがないと思ってきました。でも、はっきりしました。

水は自分でためる。
もし事前に市に対策が頼めるとしたら、歩いて行ける地域の中に給水施設を置いてもらう。
食べ物も自分で用意する。熱源を用意する。

ついでに、万が一の時、町田を逃げ出す用意も心得ることができたら、
生き抜く方策がそろったというものです。(お)

他のメンバーが前回の会の様子を追加でアップすると待っていましたが待ちきれず、
次の記事を書いてしまいました。。。m(_ _)m