日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

横浜市では鯉料理を食べる習慣は実質ないに等しい

2024年02月16日 | 社会

淡水魚の中では鯉は養殖しやすいのですが、鯉料理を食べる食習慣は実質ありません。近くのスーパーで鯉が売られていることは横浜市ではありません。鯉料理を食べることができるレストランを見つけることはむずかしいと思います。神奈川県では、前にご紹介した相模原市の飄禄玉は貴重な存在です。料亭、居酒屋の世界では見つけることができるかもしれませんが、私はそこまでして食べたいとは思いません。

ところがネットでは比較的安価で非常においしい鯉料理を買うことができます。

特定の会社を宣伝することになりますが、たとえば米沢市の「みやさかや」の鯉料理ば素晴らしいと思います。ネットで鯉のあらい、鯉の煮つけ、鯉こくのもとを買うことができます。

鯉料理が米沢市の名産になったのは、江戸時代、有名な上杉鷹山が、貧しい米沢藩の蛋白質食料問題を解決するため、隣藩の相馬から鯉の稚魚を買い、人々に池や沼で鯉の飼育をやらせたのが始りだそうです。

鯉料理は米沢市の逸品料理となり、現在ではネットで全国に販売されています。

現代人は鯉の骨が苦手です。そこで炊き上げるという方法で骨まで柔らかくした煮つけもあります。ちょっと煮しまっている感じがしますが、食感は問題ありません。ぼそぼそ感、畜肉感はありません。

川魚特有の泥臭さはありません。料理する前に清水で一定期間飼い、臭味を抜き、新鮮な状態で料理しているからです。鯉のあらいも臭味はありません。反対に鯛にまけないおいしさがあります。好きな人は鯛よりおいしいと言います。

残念ながら全国的に見ても鯉の消費量は減っているようです。畜肉消費が増えている影響が海水魚以上に鯉の消費にも影響を与えています。

栄養学で畜肉以上に魚のよさが見直されています。魚の増産、料理法の開発、消費増は、日本のひとびとにとって重要な課題と思います。

コオロギの食料化は失敗のようです。日本の人々の食習慣に合いません。ウジの食料化も無理でしょう。しかし、餌料化は問題ありません。かつて養蚕が盛んだった時代は、絹糸をとったあとのさなぎが鯉の餌として活用されていました。種々の幼虫・成虫の飼育は容易です。これらは安価な餌料として有望です。


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