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LIFE is PHOTO Masa Takahashi

LIFEisPHOTO https://lifeisphoto.jp/

だれもが傷つく言葉・・・「生産性」に寄せられた投稿

2018年07月26日 | 写真

「鶏とひととの生産性」という記事を昨日載せました。

長年、教師をしてきた友人からメールが届きました。

多くの人の心に深い傷を残す「生産性」という言葉。

彼女の許可をいただいたので、転載します。


--------------------以下転載--------------------------

教育という現場で、1人1人が自分を大切にし、大切にされることを

何よりも重要な使命としてきました。

大切に生きるために学ぶのが学校。

だからいっぱい間違って、やり直して、たくさんの手助けをもらい、

また自分も助けていく。

国語や算数の座学も、運動会や修学旅行の行事も、

食べることも遊ぶことも、すべてが大切に生きることの学びだと。

子どもたちも教師も学校の中で学び合い育ち合ったのです。

そんな中でLGBTの仲間や子どもたちに出会えました。

悩みを抱え乗り越える中で、共に生きることが、お互いを尊重することが、

自分にも誰にとっても幸せで楽チンで豊かなことだと知っていきました。

たいへんなことも乗り越える力になる。

それなのに、国のトップに立つ人の意識は教育や社会づくりに大きな影響を及ぼすのに、

その自覚もなく、たくさんの人を傷つけていることに悲しみや憤りをおぼえます。

しかも傷ついた!と言われても気づかないなんて…。

今回の件、教育者としての立場だけでなく、

個人的に私も傷ついたなーと思うのです。

私は、ある病のためホルモン治療をした影響で、

子どもを作ることができなくなりました。

できることならお母さんになりたかった。

もっと若い時に夫に知り合えていれば、病気になる前に結婚していれば・・・

なんて、たられば言ってもしょうがないのですが・・・。

でも、今すんごい幸せだからすっごく大丈夫なんですけどね!

ただ、「生産性」なんて言葉目にすると、

つい自分の身に置き換えてしまうんですよ。

ましてや名指しされた当事者の方はどれほどの悔しさか。

----------------------以上転載------------------------------

僕たちにできること。

色々な人がいて当たり前で、

他人を認めることが、幸せにつながるということ。

 

色々な人がいるからこそ、複層的で、豊かで、幸せなのだということを

 

噛み締めながら、暮らしていくこと。

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鶏とひとの生産性 加筆・修正しました

2018年07月25日 | 写真

軽トラの荷台にちょこんと乗った鶏さん。

どこに行くのかな?

ちょっとそこまで旅行かな?

カメラを手に近づくと、首をぴこぴこ動かしながら、コッコッコ。

鶏さんたちは、廃鶏と呼ばれる卵を産まなくなったおばあちゃん。

食肉処理場に連れて行かれて、

これからお肉になります。

長い間、美味しい卵をたくさんありがとう。

最後まで美味しいお肉として、みんなに幸せを届けてくれてありがとう。

鶏さんってとても「生産性」が高いね。

人にとっての「生産性」とは、いったいなんだろう。

 

僕たちの歴史は、

「人間をある一定の基準に基づいて、生産性が高いか低いか」という尺度で

測ろうとする人たちとの戦い、だったのではないだろうか?

人種、民族、能力、性差などにより、扱いに差がでることを解消し、

「人間の価値はみな等しい」という原則を、

一人でも多くの人や国家に広めていきましょう、

みんなで「平等」という価値を共有していきましょう、

それが、近代の民主主義の目的の一つなのではないかと思う。

いまの日本も当然、その人類の目的は世界各国と共有しています。

日本国憲法にもそうはっきりと書かれています。

人に対する「生産性」という尺度は、この民主主義の理念から大きくかけ離れています。

 ユダヤ人を虐殺したナチスドイツ、

日本のハンセン病患者の隔離政策や精神病患者の強制不妊、

2年前に起きた相模原市障害者殺傷事件。

これらの根底に流れていた思想を、民主主義の理念を破壊しかねない優生思想として、

私たちは戦い、時に過ちを認め、排除し、修正したきました。

人を「生産性」という尺度で計ろうとする思想は、この優生思想そのものなのです。

相模原の障害者施設での殺傷事件のあと、僕はこう書きました。

「星に願いを・・・あなたへの手紙」神奈川の事件を受けて

あれから2年。

今度は、無名の青年ではなく、

国会議員が、たくさんの人たちを「生産性」という言葉の武器で、

「殺し」ました。

これは、すべての人間に対して、矢を放ったことに等しいのです。

私たちの個性の違いに優劣などありません。

ましてや時代や社会によって大きく変化する「生産性」という尺度では、

測ることの出来ない、一人一人が、かけがえのない価値を持った人間なのです。


私たちは、鶏ではありません。


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蜘蛛の巣アート 夏の田んぼ

2018年07月24日 | 写真

朝霧がまだ晴れ切らない夏の早朝。

家の近所の田んぼまでお散歩すると、

青い稲穂には、蜘蛛の巣アート。

風もなく、稲が揺れなかった朝、

田んぼのあちこちでアーティスト蜘蛛さんが、

作品を生み出していた。

その田んぼには、

まるでひとつひとつが小さな命のように、

無数の水滴が輝いていた。

 

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雨、喜ぶ草木

2018年06月30日 | 写真

一瞬、雨が上がった。

カメラに35ミリレンズをつけ、

サンダルを履いて、表に出る。

草木が喜んでいる。

a small world

蕗。

夏を迎え、大きく育った葉。

家の目の前の小川。

小さな世界が、暮らしのそばにある。

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雲間に満月

2018年06月29日 | 写真

眠れない夜

雨音が止まり、虫の声が聞こえ始めた。

外に出ると、濡れたアスファルトの向こうに、

雲間から満月が顔を出した。

 

 

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光るキノコ 高知県・横倉山

2018年06月27日 | 写真

光るキノコ

大先輩の写真家高橋宣之さんに教わって、

数年前、高知県越知町の横倉山に撮りに行きました。

ジメジメとした梅雨時の夜。

辺りが暗くなり、目が暗さに慣れた頃、山の中の倒木や大木の幹に、

たくさんの光る点が輝き始めます。

無数に輝く小さなキノコは、ギンガダケです。

 

小さく可愛い姿のキノコは有名なシイノトモシビタケです。

この写真は、レタッチなし。

ノイズ除去だけはしましたが、露光や色はまったくつついていません。

横倉山

http://www.ochi-kankou.jp/tourist/yokokurayama/

 

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梅雨の合間の夕焼け雲 四万十川

2018年06月21日 | 写真

昼まで降り続いていた雨も午後には上がりはじめ、

夕方には、梅雨であることを忘れてしまうかのような

爽やかな空が広がっていた。

ここのところ続いている細かい机仕事で、

熱暴走寸前までいっていた頭を少し冷却させるのに、

今日の夕景はちょうどいい。

そう判断して、カメラを持って、四万十川に走った。

夏至。

太陽はまだ高い。

昼間の勢いを放っている。

夏の太陽独特の力強さが、川面をぎらつかせていた。

太陽が西の稜線に消えたあと、

空と川は、徐々に赤く染まり始めた。

夏は夕焼け。

夕焼け空が、最大限に赤くなったころ、

ふと見上げると、そこには上弦の月が笑っていた。

熱暴走しかけていた頭もすっかり冷却されていた。

四万十川。僕にとってのカームダウンエリア。

 

 

 

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カゲと影

2018年05月27日 | 写真

カゲと影

リアルとバーチャル

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緑雨

2018年05月08日 | 写真

誰にも行き交うこともないしとしとと雨の降る遍路道

誰にも見られることもない濡れた羊歯

ただただ夏の勢いを物語っていた

緑雨

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文旦山、いまは桜の園へ

2018年04月16日 | 写真

 

高知を代表する柑橘類「文旦」発祥の地、高知県土佐市。

元文旦山が、いまは桜の園になっている。

夕暮れどき、桜色の小さな花びらが、柔らかく浮かび上がっていた。

写真は、3月下旬に撮影しました。

 

 

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四万十町のトップページが大変身!!

2018年03月21日 | 写真

僕の暮らす四万十町のトップページが大変身です!

この写真は、昨年夏、

四万十川の支流の中でも1、2位を争う美しをほこる

中津川で、鮎のしゃくり漁と呼ばれる漁法の名人

かわちゃんを撮らせていただいたものです。

こんなド派手は行政トップページって、日本広しといえどもそうそうありませんよ。

しかし派手なだけではありません。

四万十川とともに暮らす人々の営みが、この写真にはあります。

ぜひ今年の夏は四万十川にお越しください。


 

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もう高知を南国とは呼ばせない

2018年02月12日 | 写真

四万十川流域は未明のうちから雪が降り積もり、今朝は一面真っ白。
源流域にある早瀬の一本橋も、とても歩くのは厳しいほどの雪が積もっている。

東北の農村部……ではない。
高知県高岡郡津野町。
幕末維新の志士吉村虎太郎邸跡も雪の中。




青い車体だけが鮮明さを残す。


赤い寒椿が寒さに震えているようだった。

ここは雪国高知。
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バイカオウレン 冬の森の妖精

2018年02月08日 | 写真


今月の高知新聞ミリカは、小さな神社の境内にひっそりと咲く、バイカオウレン。




自生地を公にすると花泥棒に会うので、佐川町の牧野公園を紹介しました。そろそろ咲いているころですね。
高知新聞ミリカのPDFはこちらで拝見できますので、ご覧ください。

http://tosasearch.kochinews.co.jp/my_rica/current_number/
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Happy X'mas

2017年12月25日 | 写真

 

 いつもより

ほんの少し高いビオワインで妻と乾杯

無宗教に近い仏教徒なのに

世の中に流されながら

 

いまの幸せを静かに噛み締める

ウディ・アレンの映画をAmazonで鑑賞し、

ジョン・レノンのHappy X'masをYouTubeで聴く

A very Merry Xmas
And a happy New Year

Let’s hope it’s a good one
Without any fear

平和の来ない世界のことを

頭の片隅に置きながら

戦いも、抗いも、贖いも、

なにも為そうともせず、

また1日が過ぎていく

もうほんのそこまで

恐怖に支配される世界が足音を立てて、

やって来ているというのに・・・

 

 


 

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四万十川流域のホンモノマガジン「Shimanto's S」創刊!

2017年12月10日 | 写真



ホンモノ志向の今の時代に・・・
大人のための逸品マガジン

Shimanto’s S創刊!

四万十川には、ホンモノがある。
ホンモノは、人々を魅了する。

四万十川流域の交流人口の増加と、地産外商の拡大、
新しい暮らしのあり方を提案するため、
写真家・高橋正徳と、デザイナー大村和志が、
四万十川流域の隠れた逸品を
ビジュアル重視で紹介するマガジンを創刊致しました。

マガジンを手にした読者の好奇心を刺激し、
「四万十川に足を運びたくなる」ために、
親切すぎるガイド本とは一線を画しました。

全国どこに出しても恥ずかしくないオリジナリティーにあふれた
レアな逸品のみを掲載することで、
限定感を演出し、積極的な購買行動に結びつけます。

さらには、地元で暮らしてきた人々にも、
都会の真似事ではない古くて新しい暮らしのあり方を提案することで、
地元回帰、四万十川回帰に結びつけます。


四万十川196キロを、覆面調査員がくまなく歩き、
地元住民もまだまだ知らない隠されたホンモノを発掘し、
高橋正徳が撮影し、大村和志がデザイン編集を担当しました。

今回、2万部を発行。

高知県内の観光施設などはもとより、全国の旅行業社や大型店などにも配布します。
マガジンを自社で大量に配りたいといったお声には、増刷して対応も検討いたします。
すでに第2号、第3号の発刊を望む声が多く寄せられており、
次号の編集も始まっております。


四万十川を、幡多や仁淀、東部などに置き換えて、
その地域にしかないホンモノにスポットをあてた
各地域限定マガジンの発行や、撮影、デザインのご依頼など、
様々なご要望にお応えいたします。

お気軽にお問い合わせをお待ちしております。

LIFE is PHOTO
高橋正徳
高知県高岡郡四万十町七里甲1337ー2
090-5160-8182
maaphoto.jp@me.com

オオムラデザイン企画室
大村和志
高知県高岡郡四万十町大井川1235
tel&fax 0880-28-5605
omr@shimanto.tv

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