歴史と旅と少しのグルメ

ぐんまを中心とし、日常の気ままな話題を書き込みます。

蒸気機関車(SL)C61の復活運転(群馬)

2011年06月26日 | まち歩き

梅雨に入ってから暑い日が続きますね。24日は熊谷で39以上の6月の最高気温を更新しました。昨年の酷暑に比べ、涼しいとのことですが、電力不足の夏は過ごしやすいことを祈ります。さて、私の住んでいる群馬は今年は群馬デスティネーションキャンペーンがが実施されます。デスティネーションキャンペーンと言われてもピンとこないかもしれませんが、毎年行われているJRの大型宣伝です。今年は地元群馬で7月~9月まで行われ、全国の駅やCMで群馬がPRされます。皆さんはご存じかもしれませが、群馬の華蔵寺公園で30年展示されていた蒸気機関車(SL)C61が群馬で復活運転されるほか、D51などとの同時運転も行われます。先日18日(土)には高崎駅から沼田駅までC61に乗車しました。車両はもちろん満員でしたが、沿線にはカメラを持った方や地元の方でいっぱいでした。多くの方が手を振り、人を引きつける魅力が蒸気機関車にはあることを改めて感じました。週末には群馬県内で運行されます。皆さんも是非群馬にきていろいろな体験をしてください。

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c61の勇姿。30年間展示されていたのを復元しました。

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乗った客車も魅力的


皇女和宮の足跡(板鼻本陣跡)

2011年06月05日 | まち歩き

梅雨に入り、じめじめした日が多いですね。おかげさまで花粉症は治まってきました。先日雨模様の中、群馬県安中市にある板鼻本陣跡(皇女和宮御宿泊所)に行ってきました。皇女和宮は幕末1962年に14代将軍家茂に輿入れした孝明天皇の妹です。当時は尊皇攘夷が盛んで、幕府は1853年のペリーの黒船来航以来、鎖国政策を転換せざるを得ない状況にありました。こうした中、朝廷と幕府の間を取り持つため、公武合体という考えが生まれ、輿入れすることになりました。当時京から江戸へは、中山道をした方が安全ということでした。この板鼻宿では木島家の本陣に宿泊され、当時の書院が残っています。外観などは変わりましたが、内部の柱などは当時のままだそうです。現在は板鼻公民館の敷地にあり、内部も公開しています。輿入れ後わずか5年ほどで家茂は他界し、その後大政奉還後、徳川家の存続のため尽力し、わずか30歳でなくなったそうです。この書院に行って和宮がどんなに不安な気持ちで江戸に下り、その後過ごしたか思いを巡らすと時代に翻弄された人生だったと感慨深いものがありました。安中には周辺に武家長屋なども復元されており、見所もあります。皆さんも是非中山道の旅にお出かけください。

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板鼻本陣跡(皇女和宮御宿泊所)外観、当時とは変わっています。

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板鼻本陣跡(皇女和宮御宿泊所)内部、質素ですが当時の雰囲気が残っています。

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和宮が使用した草履が残っています。