歴史と旅と少しのグルメ

ぐんまを中心とし、日常の気ままな話題を書き込みます。

ぐんまのハイキング2010・夏8月(不動大滝編)

2010年08月22日 | 旅行記

8月の下旬になっても暑い日が続いていますね。最近は山へのハイキングがご無沙汰です。久しぶりに涼を求めて、前橋市の不動滝に行ってきました。同じ前橋に住みながら初めてのハイキングです。(実は合併する数年前までは、粕川村でした。)国道353号線から赤城神社方面へ入り、滝沢温泉から登り口の駐車場まではすれ違いができないほどの狭い道です。登山口から不動大滝までは、片道40分ほどです。今日は、天気も良く、暑かったですが、登山道は、杉林に囲まれ、日陰でとても涼しかったです。途中、1406年に建立されたという滝沢不動尊や上州の博徒で庶民に親しまれた国定忠治の隠れた岩屋など歴史的にも興味のあるルートでした。

沢づたいに昇ったその先に不動大滝がありました。落差50mで赤城山の小沼から流れており、粕川の上流となっています。滝の真下に行くと、大量の水がしぶきをあげて真っ逆さまに落ちており、マイナスイオンたっぷりのその清涼感は格別でした。秋は紅葉、、冬は、氷結と一年を通じて楽しめるコースです。帰りには、前橋(旧宮城村)にある阿久沢家住宅に寄りました。17世紀末の建物の間取りが残っており、国の重要文化財となっています。囲炉裏など50代以上の地方の方でないと知らない方も多いと思いますが興味があったらお出かけ下さい。

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国定忠治のかくれ岩。江戸幕府の役人に追われ3ヶ月ほどこの岩下に隠れたと伝えられています。

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不動大滝。その光景はまるで絵のようでした。涼しくていやされるスポットです。

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阿久沢家住宅。300年前に、タイムスリップしたような趣でした。


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東京歴史探訪2010・夏(東京国立博物館その1)

2010年08月15日 | ブログ

毎日暑いですね。今日も群馬の前橋は最高気温が37度の予報です。夜の寝苦しさからそろそろ解放されたいです。先日、東京に行ってきました。学生時代の同窓会があり、20年ぶりに会う先輩や同期などと飲み、楽しく自由だった時代を懐かしくふりかえることができました。この飲み会の前に東京国立博物館に行ってきました。ここはいつ行っても多くの文物があり、驚かせたり、感動させてくれたりするところです。今回は、「誕生!中国文明」展が開催されていたのでよってみました。この展覧会は、中国の河南省で出土した紀元前2,000年から紀元後1127年までの出土品が展示されていました。近年中国では、最初の王朝は夏(か)王朝で河南省で誕生したとする説が有力です。今回の展示品でも紀元前18世紀頃の夏時代の墓から出土した「動物紋飾板」は青銅製の板にトルコ石の小片をはめ込んでおり、同時代、日本では縄文時代でせいぜい石器や粘土の縄文土器しかなかった時代に中国ではこれだけ高度な技術を持った文明があったことに改めて感銘を受けました。皆さんも是非ご覧ください。

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「動物紋飾板」、動物の姿を真上から見たもの、青銅製の板にトルコ石の小片をはめ込んでおり精巧なつくりにびっくりします。


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