歴史と旅と少しのグルメ

ぐんまを中心とし、日常の気ままな話題を書き込みます。

徳川家重臣・酒井氏の菩提寺(前橋龍海院)

2012年05月27日 | まち歩き

最近は良い天気に恵まれています。いよいよ初夏の始まりという感じですが、気温差が激しいので、体調を崩していて、のどが痛いです。先日地元前橋市の龍海院に行ってきました。地元で40年以上も住んでいますが、中に入ったのは初めてです。酒井氏は徳川将軍家の親戚筋に当たる家柄で、家康が徳川幕府を開く前から数々の戦で戦功を上げる名家でした。厩橋(前橋)初代藩主酒井重忠は本能寺の変で織田信長が討たれた後、京都で信長に接待を受けていた主君家康が領地に戻るまでの道筋を警護したほか、関ガ原の戦いでも戦功をあげました。龍海院は慶長6年(1601)、川越から移封となった重忠が徳川家康の命により建て、前橋酒井氏の菩提所とした曹洞宗の寺で幕府大老職を勤めて“下馬将軍”といわれた四代忠清の建立という本堂のほか、山門・鐘楼・位牌堂・禅堂・開山堂があります。境内には、酒井氏初代重忠から九代忠恭までの広い墓所もあります。皆さんも譜代大名として幕末まで徳川家を支えた名門の大名家を忍ぶ、のんびり旅をしてみてはいかがですか。

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龍海院山門

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4代将軍の大老として権勢を誇った4代忠清の墓。5代将軍となった同じ群馬県の館林城主である綱吉との権力争いに敗れたのは何とも皮肉な歴史ですね。

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龍海院の説明版

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初代重忠の墓。正室と並んだ墓は、徳川家が天下を収めない時代に夫婦で苦楽を共にしたよき時代を反映しているようです。

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初代前橋市長下村善太郎の墓。私財をなげうち、地元の発展に尽くした善太郎の葬儀には多くの市民が参列したそうです。


金環日食と登山(渋川十二ケ岳)

2012年05月21日 | 旅行記

今日は、日本の国中、金環日食の話題で持ちきりでしたね。私の地元群馬にはぐんま天文台という施設で、太陽を観察できる天体望鏡があり朝のテレビ局の生放送などにぎわいましたね。今度の日食は約300年後、子孫の時代となってしまいます。自分が生きた時代のうちに楽しむ。見てみたい。こうした騒ぎも格別です。このあと、小野子山連峰でぐんま百名山の「」十二ケ岳」に登ってきました。この山は1200メートルですが、360度のパノラマが楽しめました。北は、草津白根、谷川岳連峰、西は浅間山、南は榛名山、東は武尊山から赤城、日光白根、皇海山などその眺望は低山の中では秀逸でした。夏に向かい季節。温度も上がり、曇りがちでしたが、今後何度も行ってみたくなる山でした。

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小野子山林道からの登山口、一二ケ岳まで1時間です。

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  新緑が眩しい。

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登山口から40分。十二ケ岳と中ノ岳の分岐地点。

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十二ケ岳山頂登山口から1時間足らずです。1200mですが眺望は抜群。

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南の眺望は榛名山。左から水沢山。真ん中の三つの連山は二ツ岳・相馬山。

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北は雪を被った谷川連峰です。


イオンレイクタウン越谷(北関東道全線1周年・AKG)

2012年05月20日 | インポート

今日もさわやかな1日でした。昨日イオンレイクタウン越谷で行われた「北関東道全線1周年つながる5県ハイウェイドライブ」(平成24年5月19日~20日)に行ってきました。イオンとしては全国最大規模の店舗で土日は、15万人が訪れるそうです。最寄りのレイクタウン駅からイベント会場のあるショッピングセンターmoriまで15分かかるくらい広大な場所です。当日は館内に5県(群馬、栃木、茨城、新潟、福島)の各ブースが設置され、観光PRなどを行ったほか、わが故郷群馬県は、公式マスコットぐんまちゃん始め、ご当地アイドルAKGのチーム「やよいひめ」、出張ぐんまちゃん家(東京銀座)の物産展など盛りだくさんの内容でした。これからはいよいよ観光のトップシーズンを迎えます。私も風の向くまま、気の向くまま、寅さんのようにのんびり旅をしたいです。

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ぐんまちゃんとぐんまコンシェルジュがぐんまの観光をPR

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AKGのチーム「やよいひめ」ダンスが上手でしたよ

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5県の物産展。ぐんまちゃん家からの出張販売です。

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日本三大うどんの水沢うどん。松島屋さんも好評でした。


ぐんまぶらり旅(戸神山)

2012年05月14日 | 悩み

今日はいい天気でした。仕事も休みだったので、前から気になっていた沼田市の戸神山に行ってきました。標高は700mですが、360度のパノラマが楽しめる山です。麓の神社から1時間で登れます。、昭和38年、約50年ほど前までは金が採掘でき賑わっていたそうで、当時の採掘跡が残っています。真田太平記で有名な真田信之が納めた領地であり、この時代から採掘が行われたそうです。戸神山からは、北は谷川岳や武尊山、南は赤城山、西は、子持山、浅間山などすばらしい眺めでした。頂上では、年に240日登り、登山者に安全祈願のお札を配っている地元山本さんに出会いました。こよなく戸神山を愛していらして 、登ってくる方に声をかけ、周りの山の眺望や動植物について教えていただきました。山での出会いは、多くのことを気づかせてくれますね。本当に有意義な時間を過ごさせていただきました。県外からも多くの登山者がいらっしゃるようで、山本さんのようなボランティアの方がぐんまのイメージアップに貢献していただいていることを痛切に感じた1日でした。

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戸神山の麓、虚空蔵尊の入り口。

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最初は緩やかな舗装路です。

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戸神山頂上の西側。後ろは子持山です。すばらしい眺望です。

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北東には武尊山が見えます。

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山頂で山本さんから自作のお札をいただきました。4年間で1000人に渡し、今後2000人を目指すそうです。年間240日は登っているそうで、その気力には頭が下がる思いです。大事にします。

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山本さんは倒れた木の株に自作の彫刻を彫っているそうです。登山者の心を和ませるすばらしい取り組みだと思います。


群馬グルメ旅(館林市 金正(ラーメン))

2012年05月06日 | 食・レシピ

今日は雷が鳴ったり、晴れたりで忙しい天気が続いています。連休最終日、明日からまた気合いを入れないとだめですね。さて、先日館林市のつつじが岡公園に行った帰りに以前ご紹介したこともあるラーメン「金正」に行ってきました。もう開業して10年くらいですが、今ではぐんまのラーメン屋では有名になっていますね。手打ちの麺は縮れで、佐野ラーメン系です。私は、一番人気の醤油ラーメンと半チャーハンのセットを注文しました。スープも澄んでいて手作りチャーシューもジューシーでいつ来てもおいしいです。チャーハンもパラパラでおいしいですよ。ご主人もいつも元気が良くてお客さんもひっきりなしに来ています。館林はうどんやなまず料理など、城下町だったこともあるせいかおいしいお店がたくさんありますよ。釜揚げうどんと卵のコラボの「釜玉うどん」も名物として売り出しています。また、いろいろなお店に行きたいと思っています。

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醤油ラーメン。手打ちでスープも澄み、いつ食べてもおいしいですよ。

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醤油ラーメンと半チャーハンセット890円。お得です。

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駐車場も15台ほど止められますが、この日もお客さんでいっぱいでした。

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金正

〒374-0031 群馬県館林市東美園町22-16

定休木曜日


群馬ぶらり旅(前橋敷島公園:萩原朔太郎記念館、浄水場つつじ)

2012年05月04日 | まち歩き

連休後半、昨日は雨でしたが、今日は午前中は晴れ間に恵まれました。そんな中、前橋市敷島公園隣接の浄水場を一般開放に行ってきました。毎年ゴールデンウィークの5月3~5日に、敷島浄水場の一般開放をしています。
場内には、樹齢170年を越える久留米ツツジをはじめ、約40種、370本の色とりどりの美しいツツジが鑑賞でき、普段公開していない水道施設も見学もできます。今年は、先日ご紹介した館林市のつつじが岡公園を始め例年より遅れ気味ですが、太陽の日を浴びて咲き誇る木が見学者の心を和ませてくれました。このあと、隣接する前橋バラ園に行きました。バラの時期は5月下旬ですが、前橋が誇る詩人萩原朔太郎の記念館に立ち寄りました。萩原朔太郎は前橋に生まれ、40歳までこの地で過ごしました。北原白秋を師と仰ぎ、室生犀星を生涯の友とし、その自らの心の叫びをありのまま作品に口語体で表したことから日本近代詩の父と言われています。作品は、「月に吠える」「青猫」などをはじめ、地元前橋の利根川、敷島公園などを題材とした詩も多数遺しています。私は前橋出身のため、身近な場所が多く読まれ、同じ風景を見ているのに感情豊かで地元への愛着と反目の入り交じった感情を詩歌にぶつけられるその感性には驚嘆させられます。バラ園には、月に吠えるを出筆した書斎を始め、離れ、倉などが移築されています。

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前橋市民においしい水を供給している敷島浄水場。5日まで一般解放しています。

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少し早めですが、浄水場ができた80年以上前に植樹されたつつじが咲き誇っていました。

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前橋バラ園内の萩原朔太郎記念館。前橋の町中にあった生家から移築しました。

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近代詩の金字塔「月に吠える」を出筆した書斎も保存されています。


群馬ぶらり旅(館林つつじが岡公園)

2012年05月01日 | 旅行記

昨日に引き続きぶらり旅をご紹介します。今日は雨がぱらつくなか館林市にある県立つつじが岡公園に行ってきました。この公園は慶長10年(1605年)、城主で徳川四天王の1人榊原康政が愛妾「お辻の方」の霊をなぐさめるために1株のツツジを植えたのが始まるとされています。園内にはヤマツツジを始め、キリシマ、レンゲツツジ、さつきなど50余種、1万株が植えられています。樹齢800年といわれ、高さ5mにも及ぶ古木が見事な花を咲かせます。今年は、冬が例年より寒く、今日もまだピークではありませんでした。地元の人に聞くと4月29日の昭和天皇の誕生日頃が例年なら見頃だそうです。今日も平日にもかかわらず多くの観光客でにぎわっており、観光バスも70台来ているそうです。また、公園に隣接する鶴生田川など5カ所では「世界一こいのぼりの里まつり」が開催されており、6340匹の鯉のぼりが飾られ、壮観な眺めです。これは、館林も通じる東武線のスカイツリーの高さ634mにちなんだもので例年より数を増やしているそうです。見所満載の館林市は明日からのGW後半も多くの人でにぎわいそうですね。

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巨木がいくつも連なり、その大きさに圧巻されますね。

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「勾当の内侍遺愛(ないしいあい)のツツジ」新田義貞が、妻(勾当内侍)(こうとうないし)のために植えていたツツジを移植したものだそうです。樹齢は700年ほどになりますね。

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鶴生田川に泳ぐ6340匹の鯉のぼり。菜の花ともコントラストも見所です。