歴史と旅と少しのグルメ

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川越探訪(喜多院)

2012年01月21日 | 旅行記

私が住んでいる群馬の前橋も昨日13日に今年初めて雪が降りました。今日も寒い日ですね

先日、川越に行ってきましたが、今回は喜多院をご紹介します。喜多院は20数年ぶりでした。

皆さんもご存じかもしれませんが、ここ喜多院は平安時代に創建され、徳川家康に絶大な信頼を受けた天海が慶長4年(1599)に住職となってから急速に寺域が拡大し栄えたお寺です。そして、3代将軍家光は、家康から寵愛を受け、将軍となったため、家康に関する日光東照宮を始め、ここ喜多院も手厚く保護しました。寛永15年(1638)に家光の乳母である春日の局や家光誕生の間を江戸城から喜多院に移築したのも一例です。昨年の大河ドラマでも家光と春日の局の親密さを実母のお江が苦悩する場面もありましたね。この寺の境内や敷地など何となく江戸時代の武蔵野の面影が残っている感じがします。茶屋やうっそうとした雑木林など時代劇のセットのような場所があります。前に紹介した蔵造りの町並み本丸御殿、川越城趾など情緒ある風景をいつまでも残していってほしいものです。

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本堂(慈恵堂)。初詣やだるま市(1/3)には多くの人がお参りします。

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書院には、家光誕生の間が移築されています。

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境内にある仙波東照宮。国重要文化財です。