goo blog サービス終了のお知らせ 

歴史と旅と少しのグルメ

ぐんまを中心とし、日常の気ままな話題を書き込みます。

東京にある群馬の逸品(東京国立博物館、桂甲武人埴輪)

2013年05月26日 | 歴史

今回は東京国立博物館にある桂甲武人埴輪をご紹介します。

この埴輪は群馬県太田市飯塚町出土したもので、その均衡のとれた姿は人物埴輪の中でも秀逸なもので、数少ない国宝の1つです。

4年前、群馬県に70年ぶりに里帰りし展示された埴輪展には多くの方が訪れ話題になりました。

古墳時代、東国の雄として栄え、大和朝廷の中でも重要な位置を占めた群馬。重要文化財や国宝の埴輪のうち、半数近くは群馬県で発見されたものです。

群馬県は旧石器時代の幕開けとなった岩宿遺跡を始め、全国に誇れるものはまだまだありますよ。

Dscf3318

人物埴輪の中でも秀逸なもので、数少ない国宝の1つです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江戸探訪(八重の桜展、江戸東京博物館VOL1)

2013年05月11日 | 歴史

今日は雨模様。暑かったり、寒かったり、体調にはよくありません。

私もGW中は仕事があり、その後体調を崩し、風邪で寝込んでしまいました。いつまでも体が続くと思ってもだめですね。体調管理には気をつけたいと思います。

さて、現在は群馬ではなく、東京に住んでいます。

仕事の合間に、江戸の風情が残る名所や旧跡、明治・大正・昭和の雰囲気が残る商店街や町並みなどいろいろ訪ねたいと思っています。(なかなかそんな余裕はありませんが・・・)

そんな中、先日両国駅隣接の江戸東京博物館に行ってきました。私の一番の目的はNHK大河ドラマ「八重の桜」展です。

実はドラマはあまり見ていませんが、幕末にとても興味があり、特に佐幕派の代表で最後まで徳川幕府に従い、義を貫いた会津藩には親しみを持っていたためです。

時代の趨勢としては徳川幕府は、時代にはそぐわない体制であり、変革が必要な時期にあったことは確かですが、当時生きていた人にとって、突然新政府に味方する親藩が続出したのは大きな出来事であったと思います。それでも愚直に体制維持に努めた会津の生き様に共感する方は多いと思いますよ。

八重の桜展では、幕末の藩政資料始め、八重の夫群馬県出身の新島襄の資料など見応えがありました。

また、常設展示で私が一番好きなのはなんと言っても復元した原寸大の「日本橋」ドラマや小説でたびたび取り上げられますが、いつもここに来るたびにそのスケールに圧倒され、一時江戸時代にスリップした感覚にとらわれます。橋下には、江戸期大人気だった歌舞伎小屋(中村座)も復元されています。

ほかにも見所はたくさんありますが、後日ご紹介します。

Dscf3126

日本橋の原寸模型。博物館のスケールが大きいため、こんな大きなものも展示できますね。

Dscf3137

日本橋橋脚部。精巧に復元されています。

Dscf3128

日本橋から見た江戸期の歌舞伎小屋「中村座」、原寸大で当時の建物を忠実に再現しています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江戸探訪 新撰組1(東京都日野市)

2013年01月23日 | 歴史

相変わらず寒い日が続いています。
先日幕末が好きで以前から行きたかった日野市にいってきました。
日野市は新選組副長土方歳三や6番隊隊長の井上源三郎の出身地です。
新選組は日野市など、地域の豪農や商人などの出身者からなり、武家中心の徳川幕府が崩壊の危機に遭ったときに、尊皇攘夷を唱える長州藩などの勢力を押さえるために結成された集団です。
近藤勇以下、池田屋事件などで反幕勢力を成敗するなど活躍しました。
時代は新しい体制を求める中、愚直に徳川に従い、その出自からすると異例な出世をしました。
その一途な生き方に多くの人が感動し、今でも絶大な人気があります。
今回は中山道の宿場町として当時の面影を残す日野本陣や剣術や人柄は地味ながら新選組を創生期から支えた井上源三郎の墓を訪ねました。
また、日野市内の随所には写真パネルが貼ってありました。
過去と現在の様子を写真でわかりやすく説明していて、地元住民と一体で地域の歴史を残す取り組みをしているのには感動しました。
今後は都内に残る土方歳三や近藤勇の足跡も訪ねたいと思います。

Dscf2838

当時の面影を残す日野本陣跡。休館で外から撮影しました。

Dscf2847

6番隊隊長の井上源三郎家の墓。新撰組の旗が掲げられ、多くのファンが訪れるそうです。

Dscf2845

街の所々に昔の写真が現在地に貼ってあります。観光客だけでなく、地元の子供たちにとってもふるさとの歴史を理解できる良い取り組みであると思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする