今日は雨模様。暑かったり、寒かったり、体調にはよくありません。
私もGW中は仕事があり、その後体調を崩し、風邪で寝込んでしまいました。いつまでも体が続くと思ってもだめですね。体調管理には気をつけたいと思います。
さて、現在は群馬ではなく、東京に住んでいます。
仕事の合間に、江戸の風情が残る名所や旧跡、明治・大正・昭和の雰囲気が残る商店街や町並みなどいろいろ訪ねたいと思っています。(なかなかそんな余裕はありませんが・・・)
そんな中、先日両国駅隣接の江戸東京博物館に行ってきました。私の一番の目的はNHK大河ドラマ「八重の桜」展です。
実はドラマはあまり見ていませんが、幕末にとても興味があり、特に佐幕派の代表で最後まで徳川幕府に従い、義を貫いた会津藩には親しみを持っていたためです。
時代の趨勢としては徳川幕府は、時代にはそぐわない体制であり、変革が必要な時期にあったことは確かですが、当時生きていた人にとって、突然新政府に味方する親藩が続出したのは大きな出来事であったと思います。それでも愚直に体制維持に努めた会津の生き様に共感する方は多いと思いますよ。
八重の桜展では、幕末の藩政資料始め、八重の夫群馬県出身の新島襄の資料など見応えがありました。
また、常設展示で私が一番好きなのはなんと言っても復元した原寸大の「日本橋」ドラマや小説でたびたび取り上げられますが、いつもここに来るたびにそのスケールに圧倒され、一時江戸時代にスリップした感覚にとらわれます。橋下には、江戸期大人気だった歌舞伎小屋(中村座)も復元されています。
ほかにも見所はたくさんありますが、後日ご紹介します。
日本橋の原寸模型。博物館のスケールが大きいため、こんな大きなものも展示できますね。
日本橋橋脚部。精巧に復元されています。
日本橋から見た江戸期の歌舞伎小屋「中村座」、原寸大で当時の建物を忠実に再現しています。
相変わらず寒い日が続いています。
先日幕末が好きで以前から行きたかった日野市にいってきました。
日野市は新選組副長土方歳三や6番隊隊長の井上源三郎の出身地です。
新選組は日野市など、地域の豪農や商人などの出身者からなり、武家中心の徳川幕府が崩壊の危機に遭ったときに、尊皇攘夷を唱える長州藩などの勢力を押さえるために結成された集団です。
近藤勇以下、池田屋事件などで反幕勢力を成敗するなど活躍しました。
時代は新しい体制を求める中、愚直に徳川に従い、その出自からすると異例な出世をしました。
その一途な生き方に多くの人が感動し、今でも絶大な人気があります。
今回は中山道の宿場町として当時の面影を残す日野本陣や剣術や人柄は地味ながら新選組を創生期から支えた井上源三郎の墓を訪ねました。
また、日野市内の随所には写真パネルが貼ってありました。
過去と現在の様子を写真でわかりやすく説明していて、地元住民と一体で地域の歴史を残す取り組みをしているのには感動しました。
今後は都内に残る土方歳三や近藤勇の足跡も訪ねたいと思います。
当時の面影を残す日野本陣跡。休館で外から撮影しました。
6番隊隊長の井上源三郎家の墓。新撰組の旗が掲げられ、多くのファンが訪れるそうです。
街の所々に昔の写真が現在地に貼ってあります。観光客だけでなく、地元の子供たちにとってもふるさとの歴史を理解できる良い取り組みであると思います。