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※症例は患者様の同医済み.

9月の肩の痛み

2011-09-30 00:59:40 | 運動器(手足.腰.肩の関節と筋肉)
今日は肩が痛むという患者さんの治療を午前中だけで3人しました。9月の半ばから徐々に増えてます。
50肩のような肩の周囲の筋肉が堅くなっている人は、針で緩めてからお灸をします。お灸といっても僕が使うお灸は空気灸と名付けていて皮膚と灸の間に空間がありその空間を暖めるものです。どこに空気灸をするかは人それぞれ違いますが、熱を要求しているツボが口をパックリ開けて待っているような感じです。
鍼灸治療をしてから1週間は自宅で、この空気灸を毎日してもらいます。
1週間後に見てみるとだいたいの肩は痛みが減っていますが、糖尿病や他に病気があって薬をたくさん服用されている方の痛みの減り方は鈍いですね。
50方の治療はリハビリも大切ですが、その運動の方法も今と昔は違い昔は積極的に動かすように指導されてましたが、今は無理に動かさないでいいという指導もあります。
今思えば僕も昔は患者さんに積極的に針をしてました。それでよくなる人もおられましたが、その夜にひどくなって疼いて寝られなかったと苦情を言われた人もおられます。今考えればとんでもないことです。
針とお灸を使いこなすというのは、やはり失敗と成功という繰り返される経験のたまものですが、
その失敗が鍼灸恐怖症というトラウマを作ってしまい
古人が何千年も費やして構築してきた鍼灸治療を
駆け出しの鍼灸師が一瞬にして鍼灸治療不信にしてしまいます。
このディレンマは、鍼灸治療だけでなくどんな職種にもあるような気がします。

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