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梅雨場の関節痛はストレスから

2014-07-19 20:04:09 | 運動器(手足.腰.肩の関節と筋肉)
梅雨場の関節痛はストレスから

関節痛・精神不安・検査

2014-07-19 20:04:09 Enterで入力

今年の梅雨は、膝 股関節 肘…と、関節痛を訴える方が多かった印象です。
東洋医学では「湿邪」を原因の一つとしていて、雨の前とかじめじめした日にとくに悪化します。
関節の痛み方には、浮腫みや腫れもある場合があって、ひつこいというのが特徴です。
これはいわゆる5像六腑の「脾胃(胃腸)」が下半身の関節と関係がありさらに「脾胃」は冷えと湿気によわいとされてますので梅雨場では関節痛がでやすいということになります。

また「脾胃」は現代医学でいう胃腸などの消化器系に似た働きをするので、食欲とか胃の不快感としてあらわれ、胃のあたりを触るとしっとりと冷えていることがわかります。
現代医学的にも腸の温度低下は免疫力を下げるというのがわかってますので慢性的によくでる症状が出現しやすいはずです。
「脾胃」は五臓六腑の中心ということから他にも様々な症状が出ます。
なのでこの時期に関節痛がある方は、胃腸のほかに、皮膚 粘膜 自律神経…と多岐にわたります。

鍼灸治療としてはまず「脾胃」を温めることからはじめますので、灸がメインとなります。(灸は1年を通してもしかしたら梅雨場が一番登場するかも。)
日常の水分補給ももちろん温かい白湯というのが一番です。

また東洋医学では「思いすぎれば脾を破る」と言います。
膝の関節痛で重症な場合は動けないことから精神的に落ち込み鬱症状がでやすいと言われてますが、
東洋医学では逆に不安や悩みのストレスが「脾胃」に悪影響を与え関節痛が起こると考えます。
なのでこの時期の関節痛が起きる方はもともとの不安要素がある方も少なくありません。
そういうことから鍼灸治療としては脳をリラックスさせることも併せて行ないます。

関節痛に対してプラス思考、ポジティブシンキング…と、悩みに対して、どう向き合うかという精神的アプローチをされている施術者もおられます。
しかし自分はそういう専門家でもないので人の考え方をいい方に変えるというテクニックを持ち合わせていません。
そんな中、こういう考え方もありかなと思うマイナス思考がある本にあったので紹介します。
「逃げの何が悪い?この世にあるほとんどの問題は、逃げることで解決するじゃないか。逃げて先送りにしているうちに、問題は問題じゃなくなってしまう――『今このとき』に解決しようと思うから、人は苦労するんだよ」


【蛇足】
昔の話しです。
ある女子職員さんに、「職員旅行の記念写真を霊感の強い友人に見せたところ、膝のところに何か見えたらしいよ」と言い、水子かもと冗談ぽく言いました。
その女子職員さんはいつも陽気で冗談が好きなタイプですが、さすがにちょっと驚いた様子でした。
これはいいぞ!と思いつつ、真顔で、さらに「どうも男の子の顔が見えたらしく、
名前も言っていたよ」と言いました。
そして「名前を教えてあげようか」と言うと、「もういい!」と言い突然泣き出しました。
自分としては「その子の名前は"膝小僧"でした」という落ちで終わる予定でしたがシャレにならなかったようです。
それで過去に何があったかアル程度は予想がつきましたが、あとが祭り、成人女性に言っては鳴らないジョークでした。
それ以来、膝というとちょっとそのことを思い出してしまいます。

【勉強ノート】
梅雨場の膝関節痛の経穴
豊隆 足三里 陽陵泉 梁丘 伏兎 三陰交 地機 陰陵泉 極泉 血海 陰包 気海 水分 中かん 水道 脾兪 胃兪 + 上肢 首肩部の反応点

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