「この背中の開放感たるもの男にはわかるまい」
柴門ふみさんが、文藝春秋 ２００９年8月号、の「「ユニクロ」会社見学」というレポート記事の中での一言です。 彼女は会社見学を終えて銀座のユニクロでキャミトップというブラジャー無しで着れるタンクトップのようなものを購入しました。それを普段着用したら、肩こりがなくなったとか仕事がはかどるとか爽快な感想を述べておりまして最後には「この背中の開放感たるもの男にはわかるまい」とくくっていました。この言葉で何か今までの女性の肩こり治療がオーバーラップしました。
30台後半から肩こりがある人と乳がんを手術した人の首から肩にかけての独特のむくみやコリ、張ったような皮膚に、似たようなものを感じておりました。 そこで僕はブラジャーと肩こりのことをネットで調べていると、「ブラジャーの着用時間と乳がん罹患率 米研究][※１]という記事をみつけました。 ブラジャーがリンパ系を締め付け、発がん性のある毒素が乳房内に滞留し乳ガンを発症させるのではないかという仮説から、乳がんを発症した人とそうでない人へブラジャーの着用時間に関するアンケートを取り集計したということです。 ブラジャーを毎日12時間以上着用すると、乳がんのリスクが21倍に増大というぞっとする研究結果でした。
ブラジャーと「がん」の関係を裏付けるデータも掲載されており、日本女性の乳がん罹患率が1960年代前半から増え始めているということです。これはブラジャーの歴史と相関しており、第二次世界大戦後、アメリカから輸入品が入って来たのが始まりということです。 また、国際仏教大学の研究班が行った実験からは、ブラの着用で自律神経系が損なわれることがわかっているという報告もあります。[※２]巨乳の女性が乳がんになりやすいという話も、大きいから補正ブラを着用する人が多いからだと推測されます。ちなみにワコールのリサーチでは、日本人女性の31％はブラを24時間着用というアンケート調査もあるので、日本人女性にもふ増え続ける乳がんとブラジャーの因果関係は歴然としてますそう考えると、ガードルの着用と、子宮がん・卵巣がんの罹患率も同じような結果がでそうですね。
この研究報告で今まで、肩こり・ブラジャー・乳がん・むくみ、というキーワードが全て繋がったような感じを受けました。こういうタイプの肩こりに、鍼灸治療がよい結果を出していたのは、リンパの循環改善によるものだと思いました。結局ブラジャーも人間の体にとって非自然なものだということです。
乳がんの発症要因は、それだけでなく、ブラほど発症リスクは少ないものの、アルコールや化粧品も要因としてあげられております。別項「がんは生命維持装置？！」で書いておりますが、これも戦後、就業する女性が増えていったことからも推測されます。 携帯電話アンテナ基地局周辺の健康被害で乳癌の発症率の高さも、高いことから、ブラジャーのワイヤーが受信アンテナとして機能しているという指摘もあります。 結局これらも、非自然なものです。
回りで、乳がんを患われた肩がおられたら、補正下着を長時間していて、化粧が濃く長時間している、ほぼ毎日アルコールを飲んでいる、運動不足、のどれかが該当しているはずです。 こういう人は、首から肩にむくみやコリがあったはずです。どうですか？
なぜ、このような大切なことが、日本で発表されないんだろうと思っていたら、２０１０年に、米国のがん学会より公式に発表されました。 しかしそのニュースは日本のニュースサイトで１回みただけで、それっきりとなってしまいました。 [乳がん ブラジャーでニュースサイトを検索してもヒットせず削除されているみたいです。 今はネット内でうわさレベルの話として扱われてます。
胸の形をきれいに保つ、ブラをしないと胸がたれる、などと消費者の気持ちをあおる誇張した広告は、ますますブラの着用を促すことになるんでしょうね。
携帯電話アンテナ基地を避け、化粧している時間とアルコールを減らし、縄跳び、ジョギング、ノルディックウォーキングのように、上半身の血液やリンパの流れをよくするような運動を適当にしていれば、柴門ふみさんは乳がんには絶対かからないはずです。
『参考資料』
[※１]ブラジャーの着用時間と乳がん罹患率
シドニー・ロス・シンガーとソマ・グリスメイジャーらは、1991年5月から1993年11月までの期間、米国の五つの都市 - サンフランシスコ、デンバー、フィーニックス、ダラス、ニューヨーク - を訪問し、乳がんを患っている女性2,056人と乳がんと診断されたことがない女性2,674人の合計4,730人の女性たちからアンケートをとり、ブラジャーの使用状況について調査しました。
[※２]ブラの着用で自律神経系が損なわれる
（『Journal of Physiological Anthropology』＜2002年1月出版、第21巻第1号、67-74ページ＞）。
柴門ふみさんが、文藝春秋 ２００９年8月号、の「「ユニクロ」会社見学」というレポート記事の中での一言です。 彼女は会社見学を終えて銀座のユニクロでキャミトップというブラジャー無しで着れるタンクトップのようなものを購入しました。それを普段着用したら、肩こりがなくなったとか仕事がはかどるとか爽快な感想を述べておりまして最後には「この背中の開放感たるもの男にはわかるまい」とくくっていました。この言葉で何か今までの女性の肩こり治療がオーバーラップしました。
30台後半から肩こりがある人と乳がんを手術した人の首から肩にかけての独特のむくみやコリ、張ったような皮膚に、似たようなものを感じておりました。 そこで僕はブラジャーと肩こりのことをネットで調べていると、「ブラジャーの着用時間と乳がん罹患率 米研究][※１]という記事をみつけました。 ブラジャーがリンパ系を締め付け、発がん性のある毒素が乳房内に滞留し乳ガンを発症させるのではないかという仮説から、乳がんを発症した人とそうでない人へブラジャーの着用時間に関するアンケートを取り集計したということです。 ブラジャーを毎日12時間以上着用すると、乳がんのリスクが21倍に増大というぞっとする研究結果でした。
ブラジャーと「がん」の関係を裏付けるデータも掲載されており、日本女性の乳がん罹患率が1960年代前半から増え始めているということです。これはブラジャーの歴史と相関しており、第二次世界大戦後、アメリカから輸入品が入って来たのが始まりということです。 また、国際仏教大学の研究班が行った実験からは、ブラの着用で自律神経系が損なわれることがわかっているという報告もあります。[※２]巨乳の女性が乳がんになりやすいという話も、大きいから補正ブラを着用する人が多いからだと推測されます。ちなみにワコールのリサーチでは、日本人女性の31％はブラを24時間着用というアンケート調査もあるので、日本人女性にもふ増え続ける乳がんとブラジャーの因果関係は歴然としてますそう考えると、ガードルの着用と、子宮がん・卵巣がんの罹患率も同じような結果がでそうですね。
この研究報告で今まで、肩こり・ブラジャー・乳がん・むくみ、というキーワードが全て繋がったような感じを受けました。こういうタイプの肩こりに、鍼灸治療がよい結果を出していたのは、リンパの循環改善によるものだと思いました。結局ブラジャーも人間の体にとって非自然なものだということです。
乳がんの発症要因は、それだけでなく、ブラほど発症リスクは少ないものの、アルコールや化粧品も要因としてあげられております。別項「がんは生命維持装置？！」で書いておりますが、これも戦後、就業する女性が増えていったことからも推測されます。 携帯電話アンテナ基地局周辺の健康被害で乳癌の発症率の高さも、高いことから、ブラジャーのワイヤーが受信アンテナとして機能しているという指摘もあります。 結局これらも、非自然なものです。
回りで、乳がんを患われた肩がおられたら、補正下着を長時間していて、化粧が濃く長時間している、ほぼ毎日アルコールを飲んでいる、運動不足、のどれかが該当しているはずです。 こういう人は、首から肩にむくみやコリがあったはずです。どうですか？
なぜ、このような大切なことが、日本で発表されないんだろうと思っていたら、２０１０年に、米国のがん学会より公式に発表されました。 しかしそのニュースは日本のニュースサイトで１回みただけで、それっきりとなってしまいました。 [乳がん ブラジャーでニュースサイトを検索してもヒットせず削除されているみたいです。 今はネット内でうわさレベルの話として扱われてます。
胸の形をきれいに保つ、ブラをしないと胸がたれる、などと消費者の気持ちをあおる誇張した広告は、ますますブラの着用を促すことになるんでしょうね。
携帯電話アンテナ基地を避け、化粧している時間とアルコールを減らし、縄跳び、ジョギング、ノルディックウォーキングのように、上半身の血液やリンパの流れをよくするような運動を適当にしていれば、柴門ふみさんは乳がんには絶対かからないはずです。
『参考資料』
[※１]ブラジャーの着用時間と乳がん罹患率
シドニー・ロス・シンガーとソマ・グリスメイジャーらは、1991年5月から1993年11月までの期間、米国の五つの都市 - サンフランシスコ、デンバー、フィーニックス、ダラス、ニューヨーク - を訪問し、乳がんを患っている女性2,056人と乳がんと診断されたことがない女性2,674人の合計4,730人の女性たちからアンケートをとり、ブラジャーの使用状況について調査しました。
[※２]ブラの着用で自律神経系が損なわれる
（『Journal of Physiological Anthropology』＜2002年1月出版、第21巻第1号、67-74ページ＞）。
