「ほんとうのグルメは何を食べるのかではなく、誰と食べるかである」とあるシェフが言ってました。
味覚障害の原因の一つに精神的なものがあるので、逆に言うと料理がいまいちでも気の置けない仲間との食事はいい食事となるんでしょうね。
同じ酒でも、雰囲気の善し悪しで「今日はいい酒だった」とか「酒がまずくなる」という言い方をしますよね。
しかし自分の場合は楽しくないメンバーと会食する状況になっても、料理がよければ満足とはいいませんが、おいしくなくなるということはありません。たとえ目の前に不愉快な人間がいても食べ物に集中できるんです。もちろん楽しいメンバーとの会食が一番ですよ。
もうすぐクリスマスですが好きな人との食事はファミレスでも最高のディナーになるんでしょうね。
ずいぶん昔というか学生時代の話です。
グラタンの店があって、ちょっと小綺麗な感じですが、男同士でも行けるようなところで、何よりも値段が安いんです。
ライスグラタンを注文して食べていたら、ちょっと目を引く装いの男女が入って来ました。
違和感を感じたのが二人の出で立ちです。
白っぽいスーツとワンピースで、どう見ても場違いで、胸にバラの花がないのが不自然なくらいです。
男性の髪型は映画プリティーウーマンのリチャード ギアを思い出してくれればわかりやすいと思います。
女性は黒のストレートのロングで目鼻立ちのはっきりした顔で美人タイプでした。
記憶はさだかではないのですが靴も白かったと思います。
そして静かにメニューを見ながら注文しようとしていたので、店内も気のせいか静寂に包まれたような雰囲気でした。
自分たちは最後の仕上げとしてグラタンの焦げを食べていたのですがカリカリという音がすることにこっちが気を使いました。
関係ありませんがあの焦げっって炊き込みご飯の釜の底についたのと同じぐらいおいしいんですよね。最近の炊飯器はいい機種でないとお焦げモードがないみたいです。
二人は小さい声で会話をしていて何を話ししているのかよくは聞き取れませんでしたが、、ずっと笑顔で幸せそうでした。
それからすぐに店を出たので二人が何を注文したか確認できませんでしたが、グラタンには間違いありません。
しかしグラタンを食べているのが想像できなくて、どう見てもホテルでのディナーしか似合わないんです。
あの不自然さはどう表現していいかわかりませんが、それが逆にチャップリンのような哀愁を彷彿させます。
もしかして最後の食事だけどお金がないから知人から洋服を借りてとか、 小戸で実はあの服は布団のシーツで彼女が仕立てたとか、 その後の二人にどうすることもできない分かれが待っているのかとか、 想像すればするほど悲劇のほうに考えが向かっていくのです。
いずれにしてもこの二人の食事はおいしく感じたんじゃないかと思います。
このように状況でよくなる味覚はいいのですが、問題は病的味覚障害です。
おいしい食事は舌も心も豊かにしてくれますが、見えるべきものが見えない 聞えるべきことが聞えないのと同様 本来の味が味わえないというのはつらいことだと思います。
味覚障害の原因
亜鉛の不足
薬剤性、
中枢性（脳梗塞 脳出血などのマヒ）
神経性（顔面神経麻痺など）
歯科疾患（歯槽膿漏 歯肉炎 かぶせや詰め物などの金属イオン反応など）
感冒（インフルエンザなど）
心因性...など。
味覚は舌だけの問題ではないので全体を診る東洋医学はその治療法に適しています。
この中で鍼灸治療の効果が発揮されるのが心因性ではなかろうかと思います。
心因性の場合 過度のストレスによって自律神経が失調すると味覚を助けるはずの唾液の分泌不足や嗅覚異常が味覚障害を起こします。
そこで自律神経を整え 頭への血流を促し脳をリラックスさせます。
自律神経が正常に働くと内臓の機能も助け消化吸収を活性化します。
脳梗塞などでは発症後1年以上たってましたが鍼灸治療によりご飯の味がするようになったという方もおられました。
中枢性や神経性の場合は顔面神経を刺激することにより改善されることもありますので、あきらめないでほしいです。
味覚は年とともに変わってきて感覚が鋭敏なのは中学生くらいだと言われてます。生きていくうえで体にとってよい食べ物か悪い食べ物か判別するための感覚という役割もするので中学生時期の食事は大切なんでしょうね。
年をとると味覚が鈍くなるというのだから、食べることが好きな者としては、おいしいものをおいしく食べれる時期は大切にしたいものです。そのためにも原因がわからないからと放置せず鍼灸治療を受けてみればと思います。
ちなみに、グラタンの店のあの二人ですが、しばらくしてその店へ行くとまた来てました、しかも同じ格好で。
【勉強ノート】
基本治療点
中かん 足三里 翳風
脾胃が中心となる
脾胃の湿邪
肝胆湿熱もしくは熱証
少陽病
寒湿困脾
五行
「酸っぱい、苦い、甘い、辛い、塩辛い」
五行の色代表
五味
酸、苦、甘、辛、鹹、
生理的基本味
「酸味、苦味、甘味、塩味、うま味」
この中にない「辛い」はｓ生理学的には科学的刺激の類に包括されている。
五味は 五臓を 養うこともあり 傷つけることもある
味覚障害の原因の一つに精神的なものがあるので、逆に言うと料理がいまいちでも気の置けない仲間との食事はいい食事となるんでしょうね。
同じ酒でも、雰囲気の善し悪しで「今日はいい酒だった」とか「酒がまずくなる」という言い方をしますよね。
しかし自分の場合は楽しくないメンバーと会食する状況になっても、料理がよければ満足とはいいませんが、おいしくなくなるということはありません。たとえ目の前に不愉快な人間がいても食べ物に集中できるんです。もちろん楽しいメンバーとの会食が一番ですよ。
もうすぐクリスマスですが好きな人との食事はファミレスでも最高のディナーになるんでしょうね。
ずいぶん昔というか学生時代の話です。
グラタンの店があって、ちょっと小綺麗な感じですが、男同士でも行けるようなところで、何よりも値段が安いんです。
ライスグラタンを注文して食べていたら、ちょっと目を引く装いの男女が入って来ました。
違和感を感じたのが二人の出で立ちです。
白っぽいスーツとワンピースで、どう見ても場違いで、胸にバラの花がないのが不自然なくらいです。
男性の髪型は映画プリティーウーマンのリチャード ギアを思い出してくれればわかりやすいと思います。
女性は黒のストレートのロングで目鼻立ちのはっきりした顔で美人タイプでした。
記憶はさだかではないのですが靴も白かったと思います。
そして静かにメニューを見ながら注文しようとしていたので、店内も気のせいか静寂に包まれたような雰囲気でした。
自分たちは最後の仕上げとしてグラタンの焦げを食べていたのですがカリカリという音がすることにこっちが気を使いました。
関係ありませんがあの焦げっって炊き込みご飯の釜の底についたのと同じぐらいおいしいんですよね。最近の炊飯器はいい機種でないとお焦げモードがないみたいです。
二人は小さい声で会話をしていて何を話ししているのかよくは聞き取れませんでしたが、、ずっと笑顔で幸せそうでした。
それからすぐに店を出たので二人が何を注文したか確認できませんでしたが、グラタンには間違いありません。
しかしグラタンを食べているのが想像できなくて、どう見てもホテルでのディナーしか似合わないんです。
あの不自然さはどう表現していいかわかりませんが、それが逆にチャップリンのような哀愁を彷彿させます。
もしかして最後の食事だけどお金がないから知人から洋服を借りてとか、 小戸で実はあの服は布団のシーツで彼女が仕立てたとか、 その後の二人にどうすることもできない分かれが待っているのかとか、 想像すればするほど悲劇のほうに考えが向かっていくのです。
いずれにしてもこの二人の食事はおいしく感じたんじゃないかと思います。
このように状況でよくなる味覚はいいのですが、問題は病的味覚障害です。
おいしい食事は舌も心も豊かにしてくれますが、見えるべきものが見えない 聞えるべきことが聞えないのと同様 本来の味が味わえないというのはつらいことだと思います。
味覚障害の原因
亜鉛の不足
薬剤性、
中枢性（脳梗塞 脳出血などのマヒ）
神経性（顔面神経麻痺など）
歯科疾患（歯槽膿漏 歯肉炎 かぶせや詰め物などの金属イオン反応など）
感冒（インフルエンザなど）
心因性...など。
味覚は舌だけの問題ではないので全体を診る東洋医学はその治療法に適しています。
この中で鍼灸治療の効果が発揮されるのが心因性ではなかろうかと思います。
心因性の場合 過度のストレスによって自律神経が失調すると味覚を助けるはずの唾液の分泌不足や嗅覚異常が味覚障害を起こします。
そこで自律神経を整え 頭への血流を促し脳をリラックスさせます。
自律神経が正常に働くと内臓の機能も助け消化吸収を活性化します。
脳梗塞などでは発症後1年以上たってましたが鍼灸治療によりご飯の味がするようになったという方もおられました。
中枢性や神経性の場合は顔面神経を刺激することにより改善されることもありますので、あきらめないでほしいです。
味覚は年とともに変わってきて感覚が鋭敏なのは中学生くらいだと言われてます。生きていくうえで体にとってよい食べ物か悪い食べ物か判別するための感覚という役割もするので中学生時期の食事は大切なんでしょうね。
年をとると味覚が鈍くなるというのだから、食べることが好きな者としては、おいしいものをおいしく食べれる時期は大切にしたいものです。そのためにも原因がわからないからと放置せず鍼灸治療を受けてみればと思います。
ちなみに、グラタンの店のあの二人ですが、しばらくしてその店へ行くとまた来てました、しかも同じ格好で。
【勉強ノート】
基本治療点
中かん 足三里 翳風
脾胃が中心となる
脾胃の湿邪
肝胆湿熱もしくは熱証
少陽病
寒湿困脾
五行
「酸っぱい、苦い、甘い、辛い、塩辛い」
五行の色代表
五味
酸、苦、甘、辛、鹹、
生理的基本味
「酸味、苦味、甘味、塩味、うま味」
この中にない「辛い」はｓ生理学的には科学的刺激の類に包括されている。
五味は 五臓を 養うこともあり 傷つけることもある
