順天堂大学大学院教授で医学博士の白澤卓二先生によると、
何月生まれかで、なりやすい病気があるというのです。
このデータは、コロンビア大学のメディカルセンターにかかられた患者さんの統計からの結果だそうです。
特に心臓病は、12ヶ月のうち3分の1を占めているので、多くの人が心臓病になりやすいとも言えます。
神経疾患を患いやすいのが11月生まれだそうです。
神経疾患といっても、脳の病気から痛みなど、いろいろありすぎます。
どの種類を指すのかわかりませんが、この梅雨の時期、症状が悪化するのは神経疾患と言われるものが多いと思います。
また11月生まれの人は神経疾患のほかに性病にかかりやすいようです。
いちおう、各月のなりやすい病気がありますが中にはちょっと首をかしげるものもありました。
10月生まれは虫に刺されやすいとなっています。
血液型で言うと「O」の人は虫に刺されやすいというのだから、さらに10月生まれだったら、かなり高井確率で刺されそうです。
12月生まれは打身になりやすいというんです。
これが病気かどうかということは別にして、よく体をぶつけたり、ちょっとしたことでも打身のように腫れる人はいます。
逆に、特定の病気にかかりにくい生まれ月があるというのです。
それはズバリ5月うまれです。
自分は5月生まれなので、うらやましいと思われるでしょうが、
実際は逆で、20代は大小さまざまな病気を体験しています。
これで5月生れがいいとは言えませんが、冷静に考えてみれば当たっているとも言えます。
特定の病気にかかりにくいということは、いろいろな病気にかかりやすいとも言えます。
なので統計をとると突出した病名が揚がらなかったのではないかと思いました。
このデータについて、白澤卓二先生は、母親の体内で生育し、母乳を与える際、母親の食事は胎児や乳幼児に影響を与えるということから、何月に生まれたかで、季節の食べ物の違いにより、栄養学的に違いが出て、体質にも影響し、なりやすい病気が出るのではないかと言われてます。
なんか遺伝病のように、努力しても抜けられないいやな印象を受けましたが、この統計は南米というのだから日本の裏側という全く違った環境なので、そのまま日本人に当てはめることはできないと思います。
患者さんをみてきて、やはり病気の種類にもよりますが、やっかいな病気と関係あるのは環境じゃないかと思います。
特に、精神衛生、食事の影響は大きい印象です。
ただ苦労と雑菌は多少はあったほうがよいですね。
【参考】
1月
高血圧、狭心症になりやすい。
2月
気管支炎、肺腫瘍、つまり肺の病気になりやすい。
3月
心不全、心房細動、僧帽弁疾患、こういう心臓病と、前立腺癌。
4月
狭心症などの虚血性心疾患と、不整脈、つまり心臓病。
5月
特に無し。
6月
心筋梗塞。
7~10月
喘息、自閉症
10月
呼吸器疾患とともに、虫さされ、性病になりやすい。
11月
神経疾患と、生殖器疾患。
12月
打ち身。
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